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令和3年(2021年)11月11日更新

報道発表資料

井の頭自然文化園

1.ツシマヤマネコの「メイ」を移動します

井の頭自然文化園(園長 永井清)では、環境省のツシマヤマネコの保護増殖事業に協力し、2006年度からツシマヤマネコの飼育を開始しています。
この冬から春にかけての繁殖期に向け、環境省が策定した「令和3年-4年 ツシマヤマネコ飼育下繁殖計画」に基づき、「メイ」をよこはま動物園ズーラシア(神奈川県横浜市)へ移動しますので、お知らせします。

ツシマヤマネコの画像
ツシマヤマネコ「メイ」
(撮影日:2021年9月20日)

(1)移動するツシマヤマネコ

  • 名前
    メイ
  • 性別
    メス
  • 年齢
    7歳
  • 生年月日
    2014年4月11日 福岡市動物園生まれ

(2)移動予定日

2021年11月18日(木曜日)

(3)経緯

環境省では、絶滅危惧種のツシマヤマネコの保護を図るため、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」(通称「種の保存法」)に基づいて保護増殖事業を実施しています。その事業の一環として、環境省は公益社団法人日本動物園水族館協会に依頼し、国内8ヶ所の動物園が飼育下繁殖事業に取り組んでいます。
この冬から春にかけての繁殖期に向けた「令和3年-4年 ツシマヤマネコ飼育下繁殖計画」が策定され、全国で計9頭の移動を実施することとなりました。メイは、2017年12月5日に当園へ来園し、非公開施設にて飼育していましたが、今回の計画に基づき、よこはま動物園ズーラシアへ移動することとなりました。

(4)当園での飼育状況(2021年11月11日現在)

3頭(オス1、メス2) ※メイを含みます。

(5)日本国内の飼育状況(2021年11月1日現在)

10施設 31頭(オス16、メス15)
資料:令和3年-4年 ツシマヤマネコ飼育下繁殖計画【環境省】

(6)ツシマヤマネコ保護増殖事業全般について

問い合わせ先 環境省対馬自然保護官事務所 電話 0920-84-5577

参考

ツシマヤマネコ(食肉目 ネコ科)
(環境省レッドリスト2020:絶滅危惧1A類(CR)、天然記念物、東京都第2次ズーストック種)
※「1A類」の数字の正しい表記はローマ数字です。

  • 学名
    Prionailurus bengalensis euptilurus
  • 英名
    Tsushima Leopard Cat
  • 生態等
    日本では長崎県対馬だけに生息する野生ネコ科動物で、1971年には国の天然記念物に、1994年には国内希少野生生物種に指定されました。約10万年前に大陸から渡ってきたと考えられ、東アジア~南アジアに広く分布するベンガルヤマネコの亜種とされます。体重3~5キログラム、体長50~60センチメートルで、耳裏に白斑(虎耳状斑)があるのがイエネコと違います。
    1960年代の調査では250~300頭が生息していると思われましたが、生息環境の悪化や餌生物の減少、交通事故死などで個体数が減少し、2019年の調査では、約100頭しかいないと推定されています。

ご案内

井の頭自然文化園

  • 開園時間
    9時30分~17時00分(入園は16時00分まで)
  • 休園日
    毎週月曜日(祝日のときは、翌日)
    12月29日(水曜日)〜1月1日(土曜日・祝日)は休園
  • 入園料
    一般:400円、65歳以上:200円、中学生:150円
    ※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料

※開園日については井の頭自然文化園公式ホームページ(外部サイトへリンク)でご覧いただけます。

※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料です。
※整理券予約システムを導入して1日の入園者数を制限しています。
※2021年11月13日(土曜日)以降は、「土曜日・日曜日・祝日のみ入園整理券の予約が必要」です。平日は制限を一部緩和し、整理券制による入場制限を行いません。ただし、園内が著しく混雑した場合は、一時的に入園をお待ちいただいたり、入園をお断りしたりする可能性があります。

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