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報道発表資料  2022年09月01日  総務局

令和3年度 東京都市町村普通会計決算の概要

1 総括

  • 令和3年度の東京都市町村(26市5町8村)の決算規模は、前年度に比べて歳入は9.6%の減、歳出は11.3%の減となり(表1)、歳入、歳出ともに平成24年度以来9年ぶりの減となった。
  • 決算収支では、実質収支が45.6%増の937億56百万円となり(表1)、昭和53年度以降44年連続して、全団体黒字となった。
  • 財政構造の弾力性を示す経常収支比率は、地方交付税の増加などにより、2.9ポイント減の87.6%となった(表2)。
  • 将来にわたる財政負担は、地方債現在高の減少や積立金現在高の増加により、前年度に比べ5.3%減少し、8,727億31百万円となった(表3)。
  • 今後、歳出面においては新型コロナウイルス感染症対策のほか、ポスト・コロナを見据えた対策や超高齢社会への対応、公共施設の老朽化対策など多岐に渡る課題に対する財政需要の増大が想定される。
  • 令和3年度決算における各財政指標は見かけ上改善しているようにみえるが、国の補正予算(第1号)に基づく地方交付税の追加交付などが影響している。地方税収は前年度に引き続き減少となり、各市町村は先行きの見通しが難しい中、財政基盤の強化や行財政改革に取り組むとともに、計画的かつ効率的な財政運営を行うことが求められている。

(表1)決算規模及び収支

(単位:百万円、%)
区分 令和3年度 令和2年度 増減額 増減率
歳入総額 2,023,621 2,238,729 -215,108 -9.6
歳出総額 1,919,418 2,163,738 -244,320 -11.3
実質収支 93,756 64,375 29,381 45.6

(表2)財政指標の状況

(単位:%)
区分 令和3年度 令和2年度 対前年度比較
実質収支比率 10.3 7.3 3.0
経常収支比率 87.6 90.5 -2.9

※各比率は、全市町村の加重平均である。

(表3)将来にわたる財政負担の状況

(単位:百万円、%)
区分 令和3年度 令和2年度 増減額 増減率
地方債現在高 A 860,415 861,026 -611 -0.1
債務負担行為翌年度以降支出予定額 B 467,350 467,221 129 0.0
積立金現在高 C 455,034 407,052 47,982 11.8
将来にわたる財政負担 A+B-C 872,731 921,195 -48,463 -5.3
対標準財政規模比 96.3 103.9 - -

※本内容は、総務省の「地方財政状況調査」による調査結果を基に都が作成したものである。
※各表の計数は、原則として表示単位未満を四捨五入し、端数整理をしていないため、合計額等と一致しない場合がある。
※各表の「増減額」「増減率」「構成比」の数値は、千円単位の決算数値を基に算出したものである。

※別添 「令和3年度 東京都市町村普通会計決算の概要」(PDF:529KB)

問い合わせ先
総務局行政部市町村課
電話 03-5388-2432

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