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報道発表資料  2022年09月22日  福祉保健局

食中毒の発生について
江戸川区内の高齢者施設で提供された食事で発生した食中毒

探知

令和4年9月13日(火曜日)午前10時頃、江戸川区内の高齢者施設「●●●●」から江戸川区江戸川保健所に「9月12日(月曜日)午後11時頃から、入所者約40名が下痢等の食中毒様症状を呈し、職員も数名同様の症状を呈している。また、同じ食事を提供している系列施設でも数名発症している。」旨、連絡があった。

調査結果

江戸川区江戸川保健所は、直ちに食中毒と感染症の両面から調査を実施した。

  • 「●●●●」の入所者41名及び職員2名、「●●●●」の入所者5名並びに「●●●●」の入所者1名の計49名が、9月12日(月曜日)午後6時から同月13日(火曜日)正午にかけて、下痢等の症状を呈していた。
  • 「●●●●」で調理された給食を、「●●●●」及び「●●●●」に運び、提供していた。炊飯やみそ汁の調理は各施設で行っていた。
  • 患者全員に共通する食事は、「●●●●」が調理した給食のみであった。
  • 患者22名のふん便からウエルシュ菌を検出し、患者の症状及び潜伏期間がウエルシュ菌によるものと一致していた。
  • 9月12日(月曜日)昼食に入所者と同じ給食を食べた、非発症の調理従事者2名のふん便からウエルシュ菌を検出した。
  • 施設内で感染症を疑う情報がないことを確認した。

決定

本日、江戸川区江戸川保健所は、以下の理由により、本件を当該給食施設が調理し、9月12日(月曜日)昼に提供した給食を原因とする、ウエルシュ菌による食中毒と断定した。

  • 患者の共通食は、「●●●●」が調理した給食以外にはなかった。
  • 患者22名のふん便からウエルシュ菌を検出し、患者の症状及び潜伏期間がウエルシュ菌によるものと一致していた。
  • 9月12日(月曜日)昼食に入所者と同じ給食を食べた調理従事者2名のふん便から、ウエルシュ菌を検出した。
  • 施設内で感染症を疑う情報がないことを確認した。
  • 患者を診察した医師から食中毒の届出があった。

措置

当該給食施設は、9月21日(水曜日)から食事の提供を自粛しており、江戸川区は本日から6日間の給食の供給停止の処分を行った。

発症関係
(9月22日午前9時00分現在)
発症日時 9月12日(月曜日)午後6時00分から
9月13日(火曜日)午後0時00分まで
症状 下痢、腹痛
発症場所 当該施設及び系列施設内
患者数 患者数49名
男:15名(59~97歳)、女:34名(44~99歳)
入院患者数 0名
診療医療機関数・受診者数 2か所41名(男13名、女28名)
原因食品 当該給食施設が調理し、9月12日(月曜日)昼に提供した給食
病因物質 ウエルシュ菌
原因施設 施設名 ●●●●
業種 集団給食施設(届出)
届出者 ●●●●
代表取締役 ●●●●
施設所在地 東京都江戸川区●●●●
届出者住所 東京都足立区●●●●
法人番号 ●●●●
連絡先電話番号 ●●●●

備考

主なメニュー 9月12日(月曜日)昼食
牛皿、海鮮シューマイ、チンゲン菜のツナ和え、ごはん、みそ汁
検査関係
(9月22日午前9時00分現在)
検査実施機関:東京都健康安全研究センター
患者等ふん便:細菌31検体
(23検体ウエルシュ菌検出、7検体陰性、1検体検査中)
ノロウイルス27検体(27検体陰性)
従事者ふん便:細菌11検体
(2検体ウエルシュ菌検出、8検体陰性、1検体検査中)
ノロウイルス11検体(10検体陰性、1検体検査中)
拭き取り検体:細菌8検体(2検体黄色ブドウ球菌検出、6検体陰性)
ノロウイルス2検体(2検体陰性)
食品(検食):細菌11検体(2検体黄色ブドウ球菌検出、9検体陰性)

(参考)東京都における食中毒発生状況(ただし本日公表の事件は含まない。)

  発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日~9月21日まで 82件 264名 0名
(昨年同期) (49件) (386名) (0名)
本年9月中(21日まで) 0件 0名 0名
(昨年同期) (1件) (1名) (0名)

※別紙 ウエルシュ菌とは(PDF:162KB)

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部食品監視課
電話 03-5320-4405

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