2022年12月27日　 建設局, （公財）東京動物園協会

多摩動物公園情報
ゴールデンターキンの「オーキ」が死亡しました

多摩動物公園（園長　渡部浩文）において、このたびゴールデンターキンの「オーキ」（メス）が死亡しましたのでお知らせします。

1.死亡したゴールデンターキン

名前

オーキ

性別

メス

年齢

17歳

生年月日

2005年3月20日　多摩動物公園生まれ

死亡日

2022年12月23日

死因

誤嚥による呼吸器不全

ゴールデンターキン「オーキ」
（撮影日：2019年11月21日）

2.経緯

ターキンには、普段から健康管理の一環として麻酔下での削蹄を行っていました。12月20日、オーキに麻酔下で削蹄を行ったところ、覚醒後に呼吸が浅い・速くなる、食欲不振などの症状が見られました。速やかに診察を行い、投薬治療を行ってきましたが、23日の朝に死亡を確認しました。

3.当園での飼育状況（2022年12月27日現在）

8頭（オス4、メス4）　※今回死亡した「オーキ」は含みません。

4.日本国内の飼育状況（2022年12月23日現在）

3園館　21頭（オス11、メス10）　※当園調べ

参考

ゴールデンターキン（偶蹄目　ウシ科）
（ワシントン条約附属書2表、IUCNレッドリスト：VU（絶滅危惧2類）、東京都ズーストック種）
※「附属書2表」「2類」の数字の正しい表記はローマ数字です。

• 学名
  Budorcas taxicolor bedfordi
• 英名
  Golden takin
• 分類
  ターキンはアッサムターキン、ブータンターキン、スーチョワンターキン、ゴールデンターキンの4亜種に分けられ、当園ではゴールデンターキンを飼育しています。成獣のオスが金色の体毛を持つため、ゴールデンの名を持つと言われています。
• 分布
  中国陝西省秦嶺山脈・甘粛省東南部
• 生態等
  オスの体重が250キログラムを超えることもある大型のカモシカで、雌雄ともにユニークな形をした角を有しています。標高2,400～4,200メートルの岩がある竹林やシャクナゲなどの茂みに生息していますが、開発により数が減り、中国ではジャイアントパンダやトキなどとともに、国の第一級保護動物に指定されています。

問い合わせ先 （公財）東京動物園協会 多摩動物公園 電話　042-591-1611（代表）17時00分まで 多摩動物公園教育普及課 電話　042-591-1616（17時00分以降直通） 建設局公園緑地部計画課 電話　03-5320-5374