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報道発表資料  2023年04月26日  福祉保健局

食中毒の発生について 立川市内の飲食店で発生した食中毒

探知

令和5年4月17日(月曜日)午後4時30分、立川市内の医療機関の看護師から多摩立川保健所に、「職員18名が、下痢、腹痛を呈した。発症した職員は、4月15日(土曜日)昼に当院内飲食店で提供された弁当又は食事を喫食している。」旨、連絡があった。

調査結果

多摩立川保健所は、直ちに食中毒と感染症の両面から調査を実施した。

  • 患者は、当該医療機関の職員計55名で、4月15日(土曜日)午後6時00分から同月16日(日曜日)午前9時00分にかけて、下痢、腹痛等の症状を呈していた。
  • 患者全員に共通する食事は、医療機関に隣接する飲食店が4月15日(土曜日)に調理し、提供した昼食(弁当又は食事)のみであった。
  • 患者11名のふん便、検食1検体からウエルシュ菌を検出し、患者の症状がウエルシュ菌によるものと一致していた。
  • 患者の発症時間に一峰性が見られた。
  • 医療機関内で感染症を疑う情報がないことを確認した。

決定

本日、多摩立川保健所は、以下の理由により、本件を当該施設が令和5年4月15日(土曜日)に調理し、提供した昼食(弁当及び食事)を原因とする、ウエルシュ菌による食中毒と断定した。

  • 患者の共通食は、当該施設が令和5年4月15日(土曜日)に調理し、提供した昼食(弁当又は食事)以外になかった。
  • 患者11名のふん便、検食1検体からウエルシュ菌を検出し、患者の症状はウエルシュ菌によるものと一致していた。
  • 患者の発症時間に一峰性が見られた。
  • 感染症を疑う情報はなかった。
  • 患者を診察した医師から食中毒の届出があった。

措置

当該施設は4月18日(火曜日)から営業を自粛しており、都は、本日から3日間の営業停止の処分を行った。

発症関係
(4月26日午前9時00分現在)

発症日時

4月15日(土曜日)午後6時00分から
4月16日(日曜日)午前9時00分まで

症状

下痢、腹痛等

発症場所

自宅、職場等

患者数

患者数55名
男:9名(27~51歳)、女:46名(22~58歳)

入院患者数

0名

診療医療機関数・受診者数

1か所1名(男0名、女1名)

原因食品

当該施設が令和5年4月15日(土曜日)に調理し、提供した昼食(弁当及び食事)

病因物質

ウエルシュ菌

原因施設 屋号 ●●●●
業種 飲食店営業
営業者 ●●●●
代表取締役 ●●●●
営業所所在地 東京都立川市●●●●
営業者住所 東京都立川市●●●●
法人番号 ●●●●
連絡先電話番号 ●●●●

備考

主なメニュー 4月15日(土曜日)の昼食
【弁当】ポーク南蛮タルタル、スパゲティ、カブのナムル、ジャガ芋のそぼろ煮、白飯、漬物、即席みそ汁
【日替わり定食】ポーク南蛮タルタル、スパゲティ、カブのナムル、ジャガ芋のそぼろ煮、白飯、漬物、みそ汁
検査関係
(4月26日午前9時00分現在)
検査実施機関:東京都健康安全研究センター 
患者ふん便:細菌31検体(11検体ウエルシュ菌検出、20検体検査中)
ノロウイルス31検体(31検体陰性)
従事者ふん便:細菌9検体(4検体陰性、5検体検査中)
ノロウイルス9検体(9検体陰性)
拭き取り検体:細菌20検体(2検体黄色ブドウ球菌検出、18検体陰性)
食品(検食):細菌8検体(1検体ウエルシュ菌検出、1検体黄色ブドウ球菌検出、6検体陰性)

(参考)東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない。)

 

発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日~4月25日まで 32件 244名 0名
(昨年同期) (39件) (140名) (0名)
本年4月中(25日まで) 2件 2名 0名
(昨年同期) (11件) (66名) (0名)

※別紙 ウエルシュ菌について(PDF:162KB)

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部食品監視課
電話 03-5320-4405

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