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報道発表資料  2023年05月25日  環境局

6月から9月は「夏季のVOC対策」重点実施期間です!
九都県市で連携して光化学スモッグ等の改善に取り組みます

光化学オキシダントとPM2.5の主要な原因物質のひとつである揮発性有機化合物(VOC)は、工場・事業場や屋外塗装などによるものが都内の排出総量の約7割を占めており、一般家庭においても、自動車やスプレー缶などから排出されています。このため、都は、対策ガイドの配布やVOC対策アドバイザーの派遣などVOC排出削減の取組を進めています。
しかし、夏季は、気温が高く日射量が多いことから、光化学オキシダントが高濃度になりやすく、近年も光化学スモッグ注意報が発令されています。こうした状況を改善するため、都は、九都県市【注】で連携して、夏季のVOC削減に取り組んでいます。今年度は下記の対策に取り組んでまいりますので、お知らせします。
【注】本取組は、九都県市(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市・相模原市)における夏季のVOC対策の取組として位置づけています。

1 「夏季のVOC対策」の内容

(1)重点対策期間

令和5年6月から同年9月まで
(光化学スモッグ注意報が発令されやすい期間)

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夏季のVOC対策特設ホームページ

(2)VOC排出抑制に向けた取組

1)事業者の皆様に向けて

工場、事業場の皆様
  • 有機溶剤取扱工場・事業場等に対し、夏季のVOC排出削減への協力を依頼するほか、広報東京都への掲載やホームページによる周知等によってVOCの排出削減対策を呼びかけます。
  • 石油系原材料の削減等に寄与できるVOC排出削減設備等の導入経費の補助を行い支援していきます。
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省エネ型VOC排出削減設備導入促進事業(外部サイトへリンク)

建築塗装、構造物塗装などの発注・施工者の皆様
  • 業界団体等にリーフレットを送付するほか、ホームページ等によって、低VOC塗装の採用や塗装工程の時期の変更等の取組を呼び掛けます。
  • 区市町村が発注する橋梁や歩道橋及び公園や公共施設等の鉄鋼部分を含む塗装工事について、水性塗料への転換・有害物質の含有確認分析・剥離等作業に係る経費に補助を行い支援していきます。
給油所(ガソリンスタンド)の皆様

燃料蒸発ガス回収機能の付いた計量機の普及促進を目的とした、導入経費の補助を行い支援していきます。

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環境配慮型ガソリン計量機導入促進事業(固定式計量器補助)(外部サイトへリンク)

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環境配慮型VOC対策機器導入促進事業(懸垂式計量器補助)

2)都民の皆様に向けて

ホームページや広報東京都、環境局SNS(twitter、facebook)、リーフレット「身近な低VOC製品の選び方ガイドブック」等を通じて、VOC削減に関する情報をお知らせしています。

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3)皆様の取組の発信等

東京都では「Clear Sky実現に向けた大気環境改善促進事業」により、都民・事業者の皆様のVOC削減等の取組を後押ししています。
事業者の皆様に向けては、大気環境対策に取り組む事業者を「Clear Skyサポーター」として登録し、取組を広く紹介しています。
また、都民の皆様に向けて、「Clear Sky個人応援サポーター」を募集するとともに、Instagramアカウントにおいてイベントのお知らせや身近にできる取組等を紹介しています。

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CLEARSKY_TOKYO(外部サイトへリンク)

2 光化学スモッグ注意報等の発令やPM2.5に関する情報提供

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東京都光化学スモッグ情報

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光化学スモッグ注意報等のEメール送信

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PM2.5に関する情報

(参考情報)光化学スモッグ注意報の発令状況(下図)

グラフの画像

  • 都内では、近年も光化学スモッグ注意報が発令されています。2022年度の注意報発令日数は、都内全域で7日でした。
    (発令基準:オキシダント濃度0.12ppm以上)
  • 過去10年間の平均発令日数は8.3日です。

※別添 九都県市同日発表報道資料(PDF:497KB)

本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略14 ゼロエミッション東京戦略「気候変動適応推進プロジェクト」

問い合わせ先
環境局環境改善部計画課
電話 03-5388-3481

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