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報道発表資料  2023年06月02日  福祉保健局

個人情報の不正閲覧・取得及び漏えいについて

東京都陽性者登録センターの受託事業者の再委託先に派遣された派遣職員が、個人情報を不正に閲覧・取得するとともに、その一部を当該職員の知人に漏えいする事故が発生しましたので、お知らせします。
このような事態を招き、関係者の皆様に多大な御迷惑をおかけしたことに、深くお詫び申し上げます。
今後、再発防止に向け、より一層の情報管理を徹底してまいります。

1 概要

令和5年4月18日及び4月25日、東京都陽性者登録センターを受託している近畿日本ツーリスト(株)の再委託先に派遣された派遣職員が、新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)を不適切に使用、37人分の個人情報を不正に閲覧し、メモにとり自宅に持ち出した。また、4月18日、その一部を当該職員の知人にLINEで送信した。

2 個人情報の内容

(1)不正に閲覧・取得された個人情報
都民37名分の氏名、住所、電話番号

(2)漏えいした個人情報
(1)のうち4名分の氏名、住所、電話番号

3 経緯

  • 4月25日 当該職員が個人情報をメモしていることを他の職員が目撃。所属長が事情聴取したが、当該職員は容疑を否定、メモの存在も確認できなかった。
  • 4月26日 当該職員が出勤したが無断早退したため、派遣会社が当該職員の自宅を訪問し、事情聴取を行ったところ、HER-SYSの情報を不正に閲覧し、持ち出した事実を認める。自宅内で破かれた状態のメモ1枚(4月25日作成、3名分)を発見し回収する。
  • 4月27日 派遣会社が当該職員を再度聴取し、他にもメモがあることが判明、破かれた状態のメモ3枚(4月18日作成、34名分)を回収する。
  • 4月28日 受託事業者から都に本事案について報告
  • 5月1日 派遣会社が当該職員を再度聴取し、4月18日に知人に対して4名分の個人情報をLINEで送信していたことを確認

4 都の対応

  • 4月28日~5月10日 受託事業者、再委託事業者に事実関係を確認
  • 5月11日~6月1日 事実関係の確認を継続しながら、個人情報を不正に閲覧・取得された方々に対して謝罪、説明
    現時点では、本事案による個人情報の不正取得・漏えい以外の被害はないことを確認

※本事案は、個人情報保護法施行規則第43条第3号に当たるため、個人情報保護法に基づき、5月2日、国の個人情報保護委員会に対して報告

5 再発防止について

東京都陽性者登録センターは本年5月8日をもって終了しているが、本事業以外においても、委託先における、個人情報の閲覧・使用に当たっての権限の設定や、不適切な閲覧・使用・持ち出しを防止するための体制についてあらためて確認し、適切な運用を徹底した。

問い合わせ先
福祉保健局感染症対策部防疫・情報管理課
電話 03-5320-5958

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