平成27年2月13日更新
小笠原村視察
平成27（2015）年2月9日（月曜）、小笠原諸島・伊豆諸島周辺海域での外国漁船による領海侵犯及び違法操業問題を踏まえ、小笠原村を視察しました。
父島へ到着した知事は、東京都の漁業調査指導船「興洋」を視察した後、小笠原支庁舎で現地懇談会に出席し、漁業・観光関係者や住民から意見や要望などを聴きました。
懇談会終了後知事は、「今日は、調査指導船の活動の説明を受け、また、漁業関係者や観光関係者等いろいろな方に集まっていただき声を聴かせていただきました。中国漁船による密漁の結果として網が投棄され漁場が荒らされていることや、観光に対しての風評被害もあり、これでは仕事にならない、深刻な不安と将来への展望が立てられないという話がありました。これまでも政府に協力を依頼し、中国政府に抗議をしていますが、二度とこういったことのないよう監視していきたい。もうすぐ、伊豆を調査している調査指導船の更新時期が来るので、この機会に、この小笠原までカバーできる大きな船を建造するため、来年度予算に計上しました。早速設計に着手して、都としても海上保安庁と連携しながら、監視活動に取り組みたい。この素晴らしい自然と海の幸、島民の生活を守るため、今後とも努力していきたいと思います」と話しました。
