舛添前知事「知事の部屋」

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平成27年3月12日更新

第25回東京都平和の日記念式典

 東京大空襲から70年となる平成27(2015)年3月10日(火曜)、「第25回東京都平和の日記念式典」に出席しました。式典には、東京空襲の被災者やその遺族等約600名が参列し、東京空襲をはじめ戦災で亡くなった方々を追悼するとともに、世界の恒久平和を願って全員で黙とうし、国歌を斉唱しました。
 主催者として挨拶した知事は、「戦後70年の月日が流れ、日本は高度経済成長を成し遂げ、東京は世界有数の大都市となりました。戦後生まれが社会の大半を占める中で、戦争の悲惨な記憶も風化しつつあります。しかし、時代がいかに変わろうとも、私たちは、都民が被った苦難の歴史と、今日の平和と繁栄が、尊い犠牲とご遺族や被災された方々のご苦労の上に築かれていることを決して忘れてはなりません。世界では、いまだに地域紛争が繰り返され、戦禍に巻き込まれた多くの人々が尊い命を失い、飢餓や貧困に苦しんでいる人々も大勢いらっしゃいます。こうした状況の中、私たちは、世界の恒久平和を実現するため、世界の諸都市と手を携え、世界の人々との相互理解を深めていかなければなりません。それが、先の大戦で犠牲となられた方々の切なる願いであり、現代に生きる私たちに託された使命であります。私は、過去の戦争から学んだ多くの教訓を改めて心に深く刻み、今後とも世界平和の実現に積極的に取り組むとともに、東京が持つ力と叡智を結集し、震災への備えやテロ対策などの危機管理体制を万全なものとして『世界一安心・安全な都市・東京』をつくり上げてまいります。また、2020年には、世界中から訪れる方々の心に残る史上最高の平和の祭典となる『世界一のオリンピック・パラリンピック』を実現し、東京を世界一の都市とするよう全力を尽くすことを誓います」と述べました。
 東京都は、戦争の惨禍を再び繰り返さないことを誓い、「東京都平和の日条例」を平成2年に制定し、3月10日を「東京都平和の日」と定めています。

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