2019年02月27日　 生活文化局

公園・墓地・河川

川に流れるごみ対策の提案

私は、隅田川沿いの会社に勤務しています。川沿いの公園は、人々の憩いの場になっており、素晴らしい環境です。
その中で、気になるのが、川に流れるごみです。
アメリカのボルチモア港で実施している「trash wheel project」^【注1】を都で運用するのはいかがでしょうか。東京がモデルとなれば、日本中にも影響を与えると思います。
予算上の問題があれば、クラウドファンディング^【注2】で企業や個人からの献金により実現できると思います。

【注1】「trash wheel project」とは、川の水の流れを利用して、川のごみを取り除くプロジェクト。
フェンスで堰き止められたゴミを、河川内に留めた船のベルトコンベアで持ち上げ、船後部に設置された巨大なごみ箱へと送る仕組み。ベルトコンベアは川の流れによって（十分な水力がない場合は、ソーラーパネルにより蓄えられた電力により）水車を回すことで稼働する。
【注2】クラウドファンディングとは、創業希望者等が、取り組もうとする事業内容をインターネット上に掲載し、その内容に共感した不特定多数の人々から、資金を調達することができる仕組み。

説明

このたびは、河川におけるごみ対策に対する御意見をいただき、ありがとうございます。
隅田川は、河の勾配が緩く、また、潮の干満の影響を受ける河川であり水流が弱いことから、「trash wheel project」のように水車を回して、広い範囲に点在しているごみを回収するための安定した水力の利用が困難です。
現在建設局では、機械式のベルトコンベアを設置した清掃船等（8隻）を用い、隅田川を含む23区内の30河川において日曜日と年末年始を除いて毎日、点在する河川水面のごみの回収を行っています。
そのほか、区や市民団体等と共に清掃活動を行ったり、川へごみを捨てないよう看板を設置し意識啓発をするなど、良好な環境の維持に努めております。
今後も、更なる河川の美化に向けて取り組んで参ります。
（建設局）