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令和元年(2019年)12月24日更新

報道発表資料

子供・子育て

体罰はバツのポスター

数日前から、子供の通っている保育園に東京都作成の体罰は駄目という旨のポスターが掲示されています。
なぜあのポスターに描かれているのは母親だけなのですか。母親が一人で子育てすべきなのですか。
「靴を履きたくないんだね、でも危ないよ」と言っても、靴を履かないことのほうが多いのです。
体罰をしつけと勘違いしている人に、それは体罰だと気付かせたいなら、どういう行為が体罰かの具体例を挙げればいいのではないでしょうか。
私自身は、何とか叩かない自分になろうと育児書を読んだりして情報を集め努力をし、「でも危ないよ」と言う方法があるのは知っていますし、実践してきました。
それでも、どうしようもなくなってしまうときがあるのです。あのポスターには、周りからの支援はありません。模範解答以外の逃げ道もありません。
こう感じる人もいるのです。それを知っていただきたいです。

説明

このたびは、「体罰などによらない子育て」普及啓発用のポスターに関する御意見をいただき、ありがとうございます。
子育ては楽しいことだけではなく、大変なこともあり、子供にイライラをぶつけそうになることもあると思います。しかし、子供を叩いたり、どなったりすることは、子供の脳の発達に深刻な影響を及ぼし、健全な成長を阻害する可能性があるという研究結果が報告されています。そのため、今回、東京都では、ポスターのほか動画やハンドブックを作成し、普及啓発を行うこととしました。
このたび、保育園で御覧になられたポスターには、母親しか描かれていないとの御意見をいただきましたが、東京都では、性別にかかわらず、体罰が子供に与える影響や子供への接し方のテクニックなど、体罰等によらない子育ての方法をお伝えしたいと考えています。そのため、動画やハンドブックには、男性、女性ともに子育てをしているイラストを掲載しています。
また、ポスターやハンドブックに掲載している事例は、子育てに悩む方が、自分なりの子供への対応方法の引き出しを増やすために御活用いただきたいと考え作成したもので、その対応方法は御指摘のとおりひとつではないと考えております。
それでも、どのようにしたらよいか分からなくなってしまったときは、是非、LINE相談(子ゴコロ・親ゴコロ相談@東京)、4152(よいこに)電話相談【注1】、お近くの子供家庭支援センター【注2】、児童相談所等へ御相談ください。ポスターには、これらの相談先も掲載しております。
なお、ポスター、ハンドブック及び動画は、ホームページに掲載しています。
今回いただいた貴重な御意見については、今後の普及啓発推進の参考にして参ります。引き続き御理解、御協力のほど、よろしくお願いいたします。
【注1】4152電話相談(よいこに) 東京都児童相談センター 電話 03-3366-4152
相談時間:月曜日から金曜日 午前9時00分から午後9時00分 土曜日・日曜日・祝日 午前9時00分から午後5時00分(12月29日から1月3日を除く)
【注2】子供家庭支援センター一覧
(福祉保健局)

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