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報道発表資料  2020年01月24日  戦略政策情報推進本部

東京金融賞 受賞事業者が決定しました!

東京都は、「国際金融都市・東京」構想の取組の1つとして、前年度に引き続き、都民のニーズや課題の解決に資する画期的な金融商品・サービスの開発・提供を行う金融事業者に加え、ESG投資【注1】の普及を実践する金融事業者を表彰する「東京金融賞」を実施しています。
このたび、受賞事業者が決定しましたので、お知らせします。
【注1】E(環境、Environment)、S(社会、Social)、G(企業統治・ガバナンス、Governance)をそれぞれ意味し、地球温暖化対策や女性の活躍、社外取締役の選任などに積極的に取り組む企業の姿勢を投資判断に活用する投資

1 受賞事業者

金融イノベーション部門

1位

  • 企業名
    Frich株式会社
  • 応募テーマ
    【保険】
    保険のシェアリングが実現できるようなサービスがほしい
  • 提案の概要
    • 市場規模が小さく、保険ニーズがありながらも、これまで保険サービスが成立しなかった(または保険サービスの価格が高くて加入しづらい)保険分野で、共通の保険ニーズがあるグループ向けに、P2P(個人同士)の仕組みで保険サービスを提供するプラットフォームを開発
    • まず、対象の犬種を限定したペットの保険サービスを、SNSのコミュニティ・グループを活用する形で提供予定
    • 今後の展開として、同様に潜在的な保険ニーズがありながらも困っている方々が多い各種の保険分野(シングルマザー向け等)で、P2Pの仕組みを活用した保険サービスを拡大

2位

  • 企業名
    Fly Money Technologies LTD
  • 応募テーマ
    【決済】
    電子マネーの種類が多すぎて使いづらい
  • 提案の概要
    • 海外旅行を行う際に、予約時点で、現地通貨への両替、自宅や空港での現金受取、現地の決済サービス(モバイルウォレット、プリペイドカード等)へのより安価な手数料での入金を可能とするサービスを提供(既に開発済で、ドイツ等で提供)
    • 外国人旅行者等が年々増加する日本で、入国後に日本の通貨をスムーズに利用できるよう、まずインバウンドでのサービスの提供を図る予定
    • 今後の展開として、アウトバウンドで、都民等の海外旅行にサービスを拡大

3位

  • 企業名
    株式会社400F
  • 応募テーマ
    【資産運用】
    資産運用について中立的で、自分に合った商品のアドバイスがほしい
  • 提案の概要
    • 自らの収支・資産等の状況に関する「お金の健康診断」を踏まえて、資産運用のアドバイスを、より分かりやすく、適切で、効率的な形で行う、個人向けサービスを提供
    • 相談者が、まず簡単な質問に回答することにより、客観的な状況の把握、適切なアドバイザーとのマッチング、チャットでの相談を実施。アドバイザーは、金融相談内容に係るデータベースを基にAIによる機械学習を行ったチャットボットを活用し、相談者に中立・適切な情報を提供予定
    • また、オンライン(SNS)、オフライン(セミナー等)を組み合わせた形で、相談者の金融知識を効果的に高める「金融コミュニティ・プラットフォーム」も併せて提供

ESG投資部門

企業名:三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社

  • 主なESG投資の普及活動
    国内マーケットにおけるESG債普及への貢献
    • グリーンボンドマーケットにおいて、国内1位の4分の1超のシェアを獲得。グリーンボンド・ストラクチャリング・エージェント【注2】の就任件数についても国内1位
    • 国内ESG債マーケットの創成期からのパイオニアとして、マーケットの発展に貢献
  • 【注2】グリーンボンドのフレームワークの策定等を通じて、グリーンボンドの発行支援を行う

企業名:新生企業投資株式会社        

    • 主なESG投資の普及活動
      子育て・介護支援ファンド組成を通じたインパクト投資の実践
      • 社会課題解決に対する取組として、邦銀系初のインパクト投資【注3】ファンドを組成
      • 都民にとって身近で分かり易い課題を選定するとともに、ファンドの社会的なリターンと経済的なリターンも両立
    • 【注3】経済的リターンと社会的リターンの両立を目的とする投資スタイル

企業名:S&P Dow Jones Indices LLC.

  • 主なESG投資の普及活動
    「温室効果ガス削減を目的とした指数」の開発
    • 温室効果ガス削減を目的とした日本株式及び外国株式の指数をGPIFが環境株式指数として採用し、約1.2兆円規模で運用を開始
    • 指数構成企業に対して炭素効率性の改善を奨励するとともに、エンゲージメント等を通じて企業の環境問題に対する意識向上・改善を図る

2 審査委員

金融イノベーション部門

審査委員長

細溝清史
日本取引所自主規制法人 理事長

審査委員

大江加代
株式会社オフィス・リベルタス 取締役、ファイナンシャルプランナー

内山朋規
首都大学東京 教授

仮屋薗聡一
一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会 名誉会長

増島雅和
森・濱田松本法律事務所パートナー弁護士

ESG投資部門

審査委員長

細溝清史
日本取引所自主規制法人 理事長

審査委員

大江加代
株式会社オフィス・リベルタス 取締役、ファイナンシャルプランナー

荒井勝
特定非営利活動法人 日本サステナブル投資フォーラム 会長

加藤康之
お金のデザイン研究所 所長、首都大学東京 特任教授、京都大学 客員教授

Fiona Reynolds
PRI【注4】(責任投資原則) CEO

【注4】2006年に国際連合のコフィー・アナン事務総長が提唱した持続可能な社会の実現を目的とし、機関投資家等が環境、社会、ガバナンスの課題を投資の意思決定に組み込むことを提唱する原則であり、またその原則を普及する組織。

3 表彰式の開催概要

詳細は別紙チラシ(PDF:995KB)のとおり

日時

令和2年2月12日(水曜日)14時00分から16時25分まで(予定) ※開場は13時30分

会場

六本木ヒルズ森タワー 49階タワーホール 東京都港区六本木6-10-1

次第(予定)

日英同時通訳あり

セッション及び登壇者(予定)

  • 14時00分
    開会
  • 14時00分~
    プレゼンテーション「東京金融賞の概要」
    戦略政策情報推進本部戦略事業担当部長
  • 14時10分~
    審査講評
    審査委員長
  • 14時20分~
    金融イノベーションに関する講演
    金融イノベーション部門審査委員
  • 14時32分~
    【金融イノベーション部門】受賞企業プレゼンテーション 3社
  • 14時58分~
    休憩
  • 15時08分~
    ESG投資に関する講演
    ESG投資部門審査委員
  • 15時20分~
    【ESG投資部門】受賞企業プレゼンテーション 3社
  • 15時46分~
    知事挨拶
    東京都知事 小池百合子
  • 15時51分~
    【金融イノベーション部門】表彰・記念撮影
    プレゼンター:小池都知事
  • 16時06分~
    【ESG投資部門】表彰・記念撮影
    プレゼンター:小池都知事
  • 16時22分
    閉会

4 参加申込方法

表彰式申込ホームページ(外部サイトへリンク)からご登録下さい。

5 東京金融賞専用ホームページ

金融賞の詳細は、専用ホームページをご覧下さい。

「2020年に向けた実行プラン」事業
本件は、「2020年に向けた実行プラン」に係る事業です。
「スマート シティ 政策の柱4 国際金融・経済都市」

問い合わせ先
戦略政策情報推進本部特区・戦略事業推進課
電話 03-5388-2144

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