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報道発表資料  2020年10月23日  産業労働局

東京都中小企業の景況
令和2年10月調査

都内中小企業の景況調査の結果がまとまりましたのでお知らせいたします。

9月の景況

業況:一進一退で推移
見通し:先行き期待高まる

  • 9月の都内中小企業の業況DI(業況が「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-60(前月-57)と持ち直し基調が続くなか一進一退で推移した。今後3か月間(10~12月)の業況見通しDI(当月(9月)に比べて「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-38(前月-45)と先行き期待が高まった。
  • 業種別の業況DIをみると、卸売業(-59→-66)は7ポイント減少、サービス業(-48→-54)は6ポイント減少しともに悪化した。小売業(-57→-61)は4ポイント減少しやや悪化した。一方、製造業(-65→-59)は6ポイント増加し改善した。
  • 前年同月比売上高DI(-67→-67)は横ばいで推移した。業種別にみると、製造業(-72→-66)は6ポイント増加し改善した。小売業(-68→-67)はほぼ横ばいで推移した。卸売業(-69→-72)とサービス業(-59→-62)はともに3ポイント減少しわずかに悪化した。
  • 業種別の業況見通しDIをみると、製造業(-47→-37)は10ポイント増加し大幅に改善、小売業(-53→-45)とサービス業(-40→-32)はともに8ポイント増加し改善した。卸売業(-44→-39)は5ポイント増加しやや改善した。

業況DI・業況見通しDI(全体)

(季節調整済DI)
グラフの画像

付帯調査

都内中小企業の設備投資、資金繰り等の状況

四半期調査:令和2年第3四半期(7~9月)

※「第3四半期」の数字の正しい表記はローマ数字です。

設備投資

全業種で減少

採算状況

3期ぶりに改善

資金繰り

厳しさが緩和

雇用人員

不足から過剰に転じる

新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう事業活動等への影響(令和2年10月調査)

経営や事業活動への影響

新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう2020年9月の経営や事業活動への影響を全体でみると、「影響あり」が80.0%(前回調査81.7%)と最も高い。

売上高への影響

経営や事業活動への影響で「影響あり」と回答した企業の2019年9月と比較した2020年9月の売上高を全体でみると、『減少』が93.5%(前回調査92.4%)を占めた。『減少』の内訳は、「減少(10~30%未満)」が37.7%(同37.0%)と最も高く、次いで「減少(30~50%未満)」が19.8%(同21.4%)であった。

調査の概要

1 調査目的

毎月の景気動向(業況、生産、売上、在庫等の実績推移及び予測)の結果を中小企業者並びに関係機関等に提供し、経営の指針として、また企業支援のための資料として活用し、都内中小企業の振興を図る。

2 調査方法

郵送による配布、郵送による回収(毎月)

3 調査機関

産業労働局 商工部 調整課

4 回収期間

令和2年10月1日~令和2年10月9日

5 調査規模

対象企業 3,875企業

(内訳)
製造業 1,125企業
卸売業 875企業
小売業 875企業
サービス業 1,000企業

6 回答状況

回答企業数(回答率) 1,463企業(37.8%)

(業種別)
製造業 417企業(37.1%)
卸売業 388企業(44.3%)
小売業 286企業(32.7%)
サービス業 372企業(37.2%)

(規模別)
小規模 657企業(40.3%)
中小規模 291企業(39.6%)
中規模 308企業(42.6%)
大規模 200企業(39.7%)
規模不明 7企業(2.5%)

全文掲載ホームページ(産業労働局ホームページ)

問い合わせ先
産業労働局商工部調整課
電話 03-5320-4639

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