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報道発表資料  2020年11月11日  環境局

連光寺・若葉台里山保全地域の区域の拡張について

都は、平成26年11月に指定した連光寺・若葉台里山保全地域について、このたび、隣接する農地等(16,371平方メートル)を保全地域として追加指定しましたのでお知らせします。
拡張区域は、既指定区域内の野生動植物保護地区に指定されている湿地の集水域に当たり、水源涵養機能を担っています。湿地に生息・生育する希少な動植物の保全に欠かすことのできない区域であるため、保全地域に指定し、将来にわたり保全することとしました。
都は今後とも、保全地域制度を活用し、都内の貴重な自然環境の保全を進めてまいります。

連光寺・若葉台里山保全地域の概要

1 場所

多摩市の東部に位置する連光寺地区及び稲城市の西部に位置する若葉台地区にまたがる地域

2 拡張区域

既指定地である谷戸の集水域に含まれる農地及び竹林

3 面積

49,294平方メートル(既指定区域32,923平方メートル、拡張した区域16,371平方メートル)

4 現況

樹林地や耕作地、湿地など多様な環境が組み合わさった里山景観で野生動植物保護地区に指定している湿地には、キバサナギガイ、ミズコハクガイ等の希少貝類(絶滅危惧1類)やヘイケボタル、ホトケドジョウ等が生息し、都内において稀有な湿地環境を有する。

5 保全・活用

地元市、専門家、都民ボランティア等の多様な主体との協働を通じ、希少な貝類等の生息環境と、残された多摩丘陵の農地を含めた里山環境を保全していく。

6 経緯

  • 平成26年11月14日 連光寺・若葉台里山保全地域を新規指定
  • 令和2年2月26日 東京都自然環境保全審議会へ拡張及び保全計画変更案諮問
  • 令和2年9月8日 東京都自然環境保全審議会から拡張及び保全計画変更案答申
  • 令和2年10月9日~令和2年10月22日 拡張及び保全計画変更案の公告・縦覧

連光寺・若葉台里山保全地域の位置

保全地域制度とは、「東京における自然の保護と回復に関する条例」に基づき、良好な自然地や歴史的遺産と一体になった樹林などを東京都が指定し、その保護と回復を図る制度です。

保全地域の指定状況(令和2年11月11日現在)

50地域(7,598,178平方メートル)

拡張区域の地図1

出典:国土地理院発行2.5万分の1地形図

連光寺・若葉台里山保全地域の拡張区域

拡張区域の地図2

この地図は、国土地理院長の承認(平19関公第377号)を得て作成した東京都地形図(S=1:2,500)を使用(2都市基交第472号)して作成したものである。無断複製を禁ずる。

野生動植物保護地区(湿地内)に生息する希少な動物種(例)

キバサナギガイの写真

キバサナギガイ(殻径1ミリメートル)
(東京都レッドリスト1類)

ミズコハクガイの写真

ミズコハクガイ(殻径4ミリメートル)
(東京都レッドリスト1類)

※「1類」の数字の正しい表記はローマ数字です。

本件は、「『未来の東京』戦略ビジョン」を推進する先導的事業です。
戦略13 水と緑溢れる東京戦略「緑溢れる東京プロジェクト」

問い合わせ先
環境局自然環境部緑環境課
電話 03-5388-3555

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