2020年11月18日　 建設局

東京ガス（株）占用工事における路盤材の不適正な使用について

東京ガス株式会社（以下「東京ガス（株）」）より、都道の占用許可を得て実施したガス管敷設工事等の一部において、路盤材を不適正な形で使用したとの報告を受けました。工事の最後に道路を埋め戻す際、上層路盤の施工において本来使用するべき材料を用いずに施工したことが判明したというものです。
東京都は、東京ガス（株）に対して早急に原因究明及び再発防止策を講じるよう求めるとともに、不適正な施工箇所の是正工事及び工事完了までの定期的な安全点検についても求めてまいります。なお、都としても占用工事の舗装完了検査の強化に取り組んでまいります。

1　内容

ガス管敷設工事等で道路を埋め戻すにあたり、上層路盤の施工に際して、本来使用するべき再生粒度調整砕石（以下「RM」）を用いずに再生クラッシャーラン（以下「RC」）で施工したもの。
路盤材の相違により直ちに安全性が損なわれるものではないが、道路を適切に維持管理していくため、是正していくことが必要である。

舗装断面図（イメージ）

• 占用者
  東京ガス（株）
• 施工者
  日鉄パイプライン&エンジニアリング（株）（以下「日鉄P&E（株）」）

2　経緯

令和2年10月9日、日鉄P&E（株）から東京ガス（株）に不適正な施工が行われていたことについて報告された。その後、同社より10月22日に第一報、11月6日に不適正案件についての報告があった。

3　工事件数

45件（別紙一覧（PDF：235KB）のとおり）

4　東京ガス（株）の対応

東京ガス（株）では、今回の事態を受け、次の対応を行っている。

1. 該当工事箇所の目視点検
2. 道路管理者への報告

5　東京都の対応

今回の事態を受け、東京ガス（株）に対し、次の対応を求めていく。

1. 原因究明及び再発防止策の策定
2. 是正工事の実施
3. 工事完了までの定期的な安全点検
4. 同様の事態が確認された区市町村道への適切な対応

また、道路管理者としても、再発防止に向けて占用工事の舗装完了検査の強化に取り組んでいく。

問い合わせ先 建設局道路管理部監察指導課 電話　03-5320-5286