2020年11月24日　 産業労働局

東京都中小企業の景況
^{令和2年11月調査}

都内中小企業の景況調査の結果がまとまりましたのでお知らせいたします。

《10月の景況》

業況：持ち直しの動き強まる
見通し：3か月連続上昇

• 10月の都内中小企業の業況DI（業況が「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合）は、当月-51（前月-60）と持ち直しの動きが強まった。今後3か月間（11～1月）の業況見通しDI（当月（10月）に比べて「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合）は、当月-32（前月-38）と3か月連続上昇した。
• 業種別の業況DIをみると、小売業（-61→-48）は13ポイント増加、サービス業（-54→-43）は11ポイント増加、卸売業（-66→-56）は10ポイント増加しそれぞれ大幅に改善した。製造業（-59→-55）は4ポイント増加しやや改善した。
• 前年同月比売上高DI（-67→-56）は11ポイント増加し大幅に改善した。業種別にみると、卸売業（-72→-57）は15ポイント増加、サービス業（-62→-51）は11ポイント増加しともに大幅に改善した。小売業（-67→-58）は9ポイント増加、製造業（-66→-59）は7ポイント増加しともに改善した。
• 業種別の業況見通しDIをみると、卸売業（-39→-30）は9ポイント増加、サービス業（-32→-25）は7ポイント増加しともに改善した。製造業（-37→-33）は4ポイント増加しやや改善、小売業（-45→-43）は2ポイント増加しわずかに改善した

業況DI・業況見通しDI（全体）

（季節調整済DI）

付帯調査

都内中小企業の事業資金に関する調査

今後3か月間の資金需要

今後3か月間の資金需要をDI値（「増加する」-「減少する」）でみると、全体では23.2（前回調査47.0）と前回調査と比べて23.8ポイント低下

資金使途

増加する資金需要（今後3か月間）の資金使途をみると、「運転」が70.3％（前回調査85.3％）

調達手段

増加する資金需要（今後3か月間）の調達手段をみると、「自己資金」が46.6％（前回調査27.2％）と最も高く、次いで「借入（融資）」が46.0％（前回調査65.4％）

新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう事業活動等への影響

経営や事業活動への影響

新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう2020年10月の経営や事業活動への影響を全体でみると、「影響あり」が75.7％（前回調査80.0％）

売上高への影響

経営や事業活動への影響で「影響あり」と回答した企業の2019年10月と比較した2020年10月の売上高を全体でみると、『減少』が92.1％（前回調査93.5％）

調査の概要

1　調査目的

毎月の景気動向（業況、生産、売上、在庫等の実績推移及び予測）の結果を中小企業者並びに関係機関等に提供し、経営の指針として、また企業支援のための資料として活用し、都内中小企業の振興を図る。

2　調査方法

郵送による配布、郵送による回収（毎月）

3　調査機関

産業労働局　商工部　調整課

4　回収期間

令和2年11月1日～令和2年11月10日

5　調査規模

対象企業　3,875企業

（内訳）
製造業　1,125企業
卸売業　875企業
小売業　875企業
サービス業　1,000企業

6　回答状況

回答企業数（回答率）　1,428企業（36.9％）

（業種別）
製造業　389企業（34.6％）
卸売業　376企業（43.0％）
小売業　306企業（35.0％）
サービス業　357企業（35.7％）

（規模別）
小規模　618企業（38.1％）
中小規模　303企業（41.3％）
中規模　296企業（41.1％）
大規模　203企業（40.4％）
規模不明　8企業（2.7％）

※全文掲載ホームページ（産業労働局ホームページ）

問い合わせ先 産業労働局商工部調整課 電話　03-5320-4639