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報道発表資料  2021年04月01日  建設局, (公財)東京動物園協会

多摩動物公園情報 コアラの「ニシチ」が死亡しました

多摩動物公園(園長 渡部浩文)では、飼育しているコアラの「ニシチ」が死亡しましたのでお知らせします。
なお、多摩動物公園は、現在、臨時休園中です。

1.死亡したコアラ

  • 名前
    ニシチ
  • 性別
    オス
  • 年齢
    2歳
  • 生年月日
    2019年2月7日 多摩動物公園生まれ
  • 死亡日
    2021年3月31日(水曜日)
  • 死因
    リンパ腫

コアラの写真
コアラ「ニシチ」
(撮影日:令和3年3月19日)

2.死亡までの経緯

ニシチは平成31年2月7日、当園では8年ぶりに生まれたコアラです。
令和3年3月14日に右下顎の腫れを確認したため、動物病院の獣医師が同日に検査をしたところリンパ腫を発症したことがわかり、翌日からリンパ節の腫れの治療を行いました。
採食量が減ってきたため、ユーカリの葉をペースト状にしたものなどを与えてきましたが、3月26日からユーカリの葉をほとんど食べなくなりました。また、28日からは木に登ることもほとんどなくなりました。
腹腔内のリンパ節にも腫れが生じ、採食量も減ってきたため、今まで行ってきた治療を継続しつつ、補液や保温をするなどニシチのQOLの維持に努めてきましたが、3月31日18時40分に死亡しました。
解剖の結果、腹腔と胸腔に体液が溜まり、全身のリンパ節が腫れており、死因はリンパ腫と判明しました。

3.当園での飼育状況(令和3年4月1日現在)

4頭(オス2メス2) ※今回死亡した「ニシチ」は含みません。

4.日本国内の飼育状況(令和元年12月31日現在)

7施設 54頭(オス17、メス34、不明3)
資料:コアラ国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】

参考

コアラ(双前歯目 コアラ科)
(IUCNレッドリスト:VU(絶滅危惧2類)、東京都ズーストック種)
※「2類」の数字の正しい表記はローマ数字です。

  • 学名
    Phascolarctos cinereus
  • 英名
    Koala
  • 分布
    オーストラリアのクイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、ヴィクトリア州
  • 生態等
    ユーカリの森や林に生息しており、夜明けまたは日没前後に単独で活発に活動し、ほとんど樹上で生活します。食べ物はユーカリの葉で、約600種類あるユーカリのうち30種ほどを採食することが知られています。寿命は12~13年。
問い合わせ先
(公財)東京動物園協会
多摩動物公園教育普及課
電話 042-591-1689
建設局公園緑地部管理課
電話 03-5320-5365

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