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報道発表資料  2021年04月28日  福祉保健局

令和3年冬期 路上生活者概数調査の結果

東京都は、都内における路上生活者数を把握するために、道路・公園・河川敷・駅舎等の路上生活者の概数調査を行いました。
今回、その調査結果を取りまとめましたのでお知らせします。

1 調査結果(概要)

今回の調査で確認した令和3年1月時点での東京都の路上生活者数は、862人でした。このうち、都・区市町村等の調査による人数は564人(区549人、市町村15人)、国土交通省の調査による国管理河川の人数は298人でした。令和2年8月の調査結果と比べると、合計で15人の減となりました。

(単位:人)
  区市町村 国管理河川 合 計
(a)+(d)
3年1月
(a)
2年8月
(b)
増 減
(c)=(a)-(b)
3年1月
(d)
2年8月
(e)
増 減
(f)=(d)-(e)
3年1月
(g)
2年8月
(h)
増 減
(i)=(g)-(h)
23区 549 550 -1 251 259 -8 800 809 -9
市町村 15 18 -3 47 50 -3 62 68 -6
都合計 564 568 -4 298 309 -11 862 877 -15

※国管理河川分(国土交通省):多摩川、浅川、荒川、綾瀬川、江戸川など。

区市別では、千代田区の11人減をはじめ、台東区等で減少し、施設別では、主に都管理公園、国管理河川、都管理道路等で減少しました。《資料1(PDF:112KB)資料2(PDF:107KB)参照》※国管理河川分(国土交通省):多摩川、浅川、荒川、綾瀬川、江戸川など。

これには、都と23区が共同で取り組んできた、自立支援センター【注】の運営をはじめとする、路上生活者対策事業等の効果が、寄与しているものと考えられます。

【注】自立支援センターは、ホームレス及びホームレスとなるおそれのある方を一時的に保護し、就労による自立と早期の社会復帰に向けた支援を行う施設です。

2 最近の都内路上生活者数の推移

(単位:人)
  令和2年度 令和元年度 平成30年度
3年1月 2年8月 2年1月 元年8月 31年1月
冬期 夏期 冬期 夏期 冬期
23区  549 550  557 570  594
市町村 15 18 18 15 18
国管理河川 298 309 314 452 514
合計 862 877 889 1,037 1,126

3 調査方法等

(1)調査実施日

原則として、令和3年1月12日(火曜日)から同月18日(月曜日)までの間の平日のうち1日(調査時間は昼間)

(2)目的及び対象者

都内における路上生活者数の実態を把握するため、道路、公園、河川敷、駅舎等の各施設別及び各区市町村別の人数調査を実施

(3)調査方法

各施設管理者の目視による確認調査とし、直接テントやダンボール等の中を確認したり、路上生活者に対する聴き取りを行ったりはしていない。

(参考)

現在の方式(国管理河川もあわせて調査する方式)での調査を開始した平成14年8月以降で、都内の路上生活者数が最も多かったのは、平成16年8月の6,731人でした。(うち国管理河川の人数1,080人は調査時期が異なるため参考数値)

問い合わせ先
福祉保健局生活福祉部保護課
電話 03-5320-4098

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