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報道発表資料  2021年07月28日  福祉保健局

9月は自殺対策強化月間です!
第29回 自殺防止!東京キャンペーン

自殺に追い込まれるという危機は「誰にでも起こり得る危機」であり、誰もが当事者となり得る重大な問題です。
東京都の自殺者数は、平成23年をピークに減少傾向でしたが、令和2年は、前年と比較し増加しました。また、新型コロナウイルス感染症による影響は、健康問題にとどまらず、失業や休業等による就労環境の変化や、生活の不安定化等による心身面の不調など、都民生活のあらゆる面に拡大しており、今後も自殺リスクの高まりが懸念されています。
東京都では、毎年9月と3月を自殺対策強化月間に位置付け、「自殺防止!東京キャンペーン」を実施しています。本年9月も、九都県市(埼玉県、千葉県、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市)や区市町村、関係団体と連携し、重点的に普及啓発等の取組を行います。

1 ポスター・リーフレット等による広域的な普及啓発

自殺対策とは「生きるための支援」であり、関係機関が連携して包括的に取り組む課題であることについて、広く理解を促すため、以下のとおり普及啓発活動を行います。

  1. 区市町村・関係機関を通じて、本キャンペーンチラシ(別紙1(PDF:1,109KB))及び相談窓口一覧リーフレットを配布
  2. 鉄道会社等と連携し、都内各駅等でポスターや画像を掲出
  3. 「しにたい」などと検索した方に相談窓口を案内する検索連動型広告等、インターネットを通じた広報を実施

2 区市町村と連携した取組

各区市町村において啓発活動に取り組みます。また、街頭等において以下のとおり啓発物の配布を行います。
※新型コロナウイルス感染症の流行状況を鑑み、内容の変更または中止をする場合があります。

  日時(予定) 場所
港区 9月1日から、配架物がなくなり次第終了 みなと保健所、区役所、港区立各図書館、5か所の各地区総合支所保健福祉係窓口
新宿区 9月1日から、配架物がなくなり次第終了 新宿区区役所、4か所の保健センター
文京区 9月16日(木曜日)8時30分~9時30分 後楽園駅周辺
品川区 9月17日(金曜日)16時00分~18時00分 JR大井町駅
世田谷区 9月1日から、配架物がなくなり次第終了 総合支所健康づくり課(5支所)、区保健センター
中野区 8月30日から、配架物がなくなり次第終了 中野区役所、中野区立南台図書館
北区 8月31日(火曜日)17時00分~17時30分 JR赤羽駅、十条駅、王子駅
板橋区 9月17日(金曜日)16時00分~17時00分 東武東上線成増駅
江戸川区 9月1日から、配架物がなくなり次第終了 江戸川保健所、区民課窓口、健康サポートセンター、図書館、なごみの家
小金井市 9月17日(金曜日)16時00分~17時00分 JR武蔵小金井駅
日野市 9月21日(火曜日)15時00分~16時00分 京王線高幡不動駅、JR豊田駅
福生市 9月13日(月曜日)9時00分~11時00分 JR福生駅
武蔵村山市 9月1日から、配架物がなくなり次第終了 市民課窓口、緑が丘出張所、市内図書館、保健相談センター
多摩市 9月24日(金曜日)16時00分~17時00分 京王線「聖蹟桜ヶ丘駅」・京王線・小田急線「多摩センター駅」

※調整中の区市町村については、ホームページ「第29回自殺防止!東京キャンペーン(令和3年9月)」で随時更新します。
※区市町村や東京都保健所・精神保健福祉センターにおいても、自殺やメンタルヘルス対策に関する取組を行います。詳細は、ホームページ「第29回自殺防止!東京キャンペーン(令和3年9月)」から御覧ください。

3 自殺予防週間ライトアップキャンペーン

自殺対策基本法が定める自殺予防週間に合わせて、都庁第一本庁舎や都有施設等のライトアップを行います。

  • 都庁舎ライトアップ期間|9月10日(金曜日)から16日(木曜日)まで
  • その他ライトアップ施設|駒沢オリンピック公園総合運動場、東京芸術劇場

※新型コロナウイルス感染症の流行状況を鑑み、内容の変更または中止をする場合があります。

国が定めた「いのち支えるロゴマーク」は、自殺対策の相談対応で重要な「気づき、傾聴、つなぎ、見守る」の流れを一体的に行うことで、いのちを支えるという決意が込められています。ライトアップでは、本ロゴマークに使用されている4色を点灯します。

ロゴ画像1

4 特別相談

相談受付時間の延長等を行います。いずれの窓口も、相談料は無料です。
※フリーダイヤル以外の相談先は、通話料・通信料がかかります。
※0570で始まるナビダイヤルは、携帯電話の無料通話、かけ放題プラン等の対象外です。

(1)こころの悩み等についての電話相談

窓口名称【実施機関】 番号 特別相談期間 (参考)通常相談
(全国)フリーダイヤル特別相談
(東京)
【NPO国際ビフレンダーズ 東京自殺防止センター】
全国 0120-58-9090
東京 03-5286-9090
8月25日[水曜日]~29日[日曜日]20時00分~
30日[月曜日]22時30分~
31日[火曜日]17時00分~
いずれも翌2時30分まで
電話 03-5286-9090
毎日20時00分~翌2時30分
ただし[月曜日]22時30分~、[火曜日]17時00分~
有終支援いのちの山彦電話 傾聴電話
【NPO有終支援いのちの山彦電話】
03-3842-5311 9月の火曜日・水曜日・金曜日・土曜日・日曜日・祝日
各日12時00分~20時00分
電話 03-3842-5311
毎週火曜日・水曜日・金曜日・土曜日
各日12時00分~20時00分
自殺予防いのちの電話
【(一社)日本いのちの電話連盟】
0120-783-556 9月10日[金曜日]8時00分~翌8時00分
9月10日以外16時00分~21時00分
電話 03-3264-4343
毎週日曜日、月曜日、火曜日 
各日8時00分~22時00分
毎週水曜日・木曜日・金曜日・土曜日 
各日8時00分~翌8時00分
(社福)いのちの電話 東京いのちの電話
東京都自殺相談ダイヤル こころといのちのほっとライン
【東京都(NPOメンタルケア協議会)】
0570-087478 9月16日[木曜日]~20日[月曜日]
各日24時間
電話 0570-087478
毎日12時00分~翌5時30分

(2)LINE相談

福祉保健局公式LINEアカウント 相談ほっとLINE@東京
「生きるのがつらいと感じたら…」メニューから相談を受け付けています。
毎日15時00分から23時00分まで(受付は22時30分まで)
利用方法等はホームページを御覧ください。

ロゴ画像2

(3)自死遺族のための電話相談

窓口名称【実施機関】 番号 特別相談期間 (参考)通常相談
自死遺族相談ダイヤル
【NPO全国自死遺族総合支援センター】
03-3261-4350 9月23日[木曜日]~25日[土曜日]
各日10時00分~20時00分
電話 03-3261-4350
毎週木曜日 10時00分~20時00分
毎週日曜日 10時00分~18時00分
自死遺族傾聴電話
【NPOグリーフケア・サポートプラザ】
03-3796-5453 9月7日[火曜日]~10日[金曜日]
各日12時00分~16時00分
電話 03-3796-5453
毎週木曜日・土曜日
各日12時00分~16時00分
  • この他、東京都消費生活総合センターにて「多重債務110番(電話 03-3235-1155)」を9月に実施予定です。
  • 特別相談以外にも、様々な機関が相談窓口を設けています。詳細はホームページから御覧ください。

5 学生向けこころといのちの講演会(オンライン開催予定) 『10代の「死にたい」気持ちに向き合う』

東京都では、若年層の自殺対策を重点施策と位置付け、毎年、若者が抱えている悩みや、その悩みにどのように対応していくかを若者自らが考えていくことを目的とした講演会を開催しています。
「死にたい」という10代に向き合う姿勢と留意すべき点などについて考察するほか、グループワークを実施します。特に、医療・保健・福祉・法律・教育等の仕事を志す学生にとって有意義な内容ですので、ふるって受講ください。

  • (講師メッセージ)山登敬之氏 精神科医
    明治大学子どものこころクリニック院長|明治大学文学部心理社会学科特任教授
    もしも、あなたが10代の若者を支援する職に就いているとして、ある日、子どもから「死にたい」と打ち明けられたらどうしますか。どんなふうに話を聴けばよいでしょう? 子どもに何が起きているのか、どのように向き合っていけばよいのか、子どものこころの見方・捉え方を一緒に考えていきましょう。
日時 9月29日(水曜日)15時30分~18時00分
主な対象 都内に在住または在学する学生
講師 山登敬之氏(明治大学子どものこころクリニック院長|明治大学文学部心理社会学科特任教授)
申込方法 9月10日(金曜日)17時00分までにEメールでお申し込みください。詳細は、別紙2チラシ(PDF:814KB)又はホームページを御覧ください。

自殺対策の推進のための情報発信の注意事項 特にメディア関係者に知ってもらいたい基礎知識

自殺関連の情報発信にあたっては、WHOが定めた以下のガイドラインをご参照の上、不適切な情報発信により自殺を誘引しないよう、一層の配慮をお願いいたします。
【ガイドライン】自殺対策を推進するためにメディア関係者に知ってもらいたい基礎知識(2017年最新版)(外部サイトへリンク)(厚生労働省ホームページ)

すぐわかる手引(クイック・レファレンス・ガイド)

やるべきこと

  • どこに支援を求めるかについて正しい情報を提供すること
  • 自殺と自殺対策についての正しい情報を、自殺についての迷信を拡散しないようにしながら、人々への啓発を行うこと
  • 日常生活のストレス要因または自殺念慮への対処法や支援を受ける方法について報道すること
  • 有名人の自殺を報道する際には、特に注意すること
  • 自殺により遺された家族や友人にインタビューをする時は、慎重を期すること
  • メディア関係者自身が、自殺による影響を受ける可能性があることを認識すること

やってはいけないこと

  • 自殺の報道記事を目立つように配置しないこと。また報道を過度に繰り返さないこと
  • 自殺をセンセーショナルに表現する言葉、よくある普通のこととみなす言葉を使わないこと、自殺を前向きな問題解決策の一つであるかのように紹介しないこと
  • 自殺に用いた手段について明確に表現しないこと
  • 自殺が発生した現場や場所の詳細を伝えないこと
  • センセーショナルな見出しを使わないこと
  • 写真、ビデオ映像、デジタルメディアへのリンクなどは用いないこと
問い合わせ先
福祉保健局保健政策部健康推進課
電話 03-5320-4310

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