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報道発表資料  2021年11月19日  福祉保健局

(公財)東京都医学総合研究所
「ワクチン接種後7ケ月で抗体価は大きく減衰している」の公表に伴う東京iCDC専門家ボード座長コメントについて

本日、公益財団法人東京都医学総合研究所から「ワクチン接種後7ケ月で抗体価は大きく減衰している」が公表されました。詳細は、東京都医学総合研究所のホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。
これを受けて、東京iCDC専門家ボード座長のコメントを下記のとおりお知らせします。

東京iCDC専門家ボード座長 賀来満夫

東京iCDC専門家ボードのメンバーでもある東京都医学総合研究所の小原道法先生から、都立病院関係者の検体(血清)を用いた、新型コロナウイルスワクチン接種後7ケ月程度経過した方の抗体の測定結果が発表されました。
感染防御に働く抗体である中和抗体は、ワクチンを接種することで抗体価が高くなりますが、7ケ月程度経過するとすべての年代で低下し、年齢が高くなるに伴って低い値となるとのことです。
この結果に対して、東京iCDCの各分野の専門家の先生方からご意見をいただきました。
抗体価の減少が見られることから、新型コロナウイルスの感染を防ぐためには、今後追加接種(3回目接種)を進めていくことが重要であり、特に高齢者の追加接種の必要性は高いと考えます。
なお、中和抗体が下がっても、それだけで感染防御能力がなくなるわけではありません。中和抗体以外の抗体や細胞性免疫も働いており、感染や重症化を防いでいるということに留意することも大切です。

問い合わせ先
福祉保健局感染症対策部計画課
電話 03-5320-4254

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