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報道発表資料  2022年03月09日  建設局, (公財)東京動物園協会

恩賜上野動物園情報
ニホンライチョウの移動を実施します

恩賜上野動物園(園長 福田豊)では、絶滅危惧種であり国の特別天然記念物であるニホンライチョウの保全活動に取り組んでいます。このたび、当園に2羽を搬入し、3羽を各地の飼育園へ搬出することになりましたので、お知らせします。

1.搬入するライチョウ

1)

  • 性別
    オス
  • 搬出元
    富山市ファミリーパーク
  • 生年月日
    2015年7月2日

2)

  • 性別
    オス
  • 搬出元
    いしかわ動物園
  • 生年月日
    2015年6月27日

2.搬出するライチョウ

1)

  • 性別
    メス
  • 搬出先
    横浜市繁殖センター
  • 生年月日
    2021年7月17日 上野動物園生まれ

2)

  • 性別
    オス
  • 搬出先
    富山市ファミリーパーク
  • 生年月日
    2016年6月26日

写真
富山市ファミリーパークへ搬出するニホンライチョウのオス
(撮影日:2022年1月20日)

3)

  • 性別
    メス
  • 搬出先
    いしかわ動物園
  • 生年月日
    2021年8月1日 上野動物園生まれ

3.移動予定日

2022年3月12日(土曜日)から順次移動を開始します。
※新型コロナウイルス感染症や鳥インフルエンザの発生状況によっては、移動を延期または中止する場合があります。

(1) 搬入するライチョウ

  1. 富山市ファミリーパークからの搬入 2022年3月12日(土曜日)
  2. いしかわ動物園からの搬入 2022年3月12日(土曜日)

(2) 搬出するライチョウ

  1. 横浜市繁殖センターへの搬出 2022年3月19日(土曜日)
  2. 富山市ファミリーパークへの搬出 2022年3月25日(金曜日)
  3. いしかわ動物園への搬出 2022年3月25日(金曜日)

4.経緯

当園は公益社団法人日本動物園水族館協会の加盟園館として、環境省が取り組むライチョウ生息域外保全事業に2015年度から参加し、国内の動物園や研究機関などと協力して飼育と繁殖に取り組んでいます。
今回の移動は、各園館で飼育している個体間の遺伝的多様性を考慮し、遺伝的に有益な組み合わせでの繁殖を目指し、また人工授精などの繁殖技術を開発するためのものです。

5.公開について

繁殖に供する個体のため、展示の予定はありません。

6.当園での飼育状況(2022年3月9日現在)

7羽(オス3、メス4) ※3月12日に搬入するオス2羽は含みません。

7.当園以外の飼育園館

富山市ファミリーパーク(富山県富山市)
大町山岳博物館(長野県大町市)
那須どうぶつ王国(栃木県那須郡那須町)
いしかわ動物園(石川県能美市)
長野市茶臼山動物園(長野県長野市)
横浜市繁殖センター(神奈川県横浜市) ※動物は非展示

参考

ライチョウ(キジ目キジ科)
(環境省レッドリスト:絶滅危惧1B類(EN)、特別天然記念物)

※「1B類」の数字の正しい表記はローマ数字です。

  • 学名
    Lagopus muta japonica
  • 英名
    Rock Ptarmigan
  • 分布
    北アルプスおよび南アルプス等の高山地帯
  • 生態等
    全長35センチメートル、体重400~600グラムで、本州中部の標高2,400メートル以上の高山帯にのみ生息します。主にガンコウランやコケモモ、ダケカンバなどの高山植物を食べます。雌雄とも冬羽は黒い尾羽を除いて全身白色になりますが、夏羽は、雄では翼と腹は白色で上面が黒褐色と黒の斑模様、雌では上面が黄褐色と黒、白の斑模様と雌雄で異なります。秋にも換羽しますが、この時は上面が黒褐色と白の斑模様となり、雌雄はほぼ同羽色となります。
問い合わせ先
(公財)東京動物園協会
恩賜上野動物園
電話 03-3828-5171(代表)17時00分まで
恩賜上野動物園教育普及課
電話 03-3822-5811
建設局公園緑地部計画課
電話 03-5320-5374

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