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報道発表資料  2022年03月23日  福祉保健局

インターネット福祉保健モニターアンケート結果
「自殺対策に関する意識調査」について

自殺に追い込まれるという危機は「誰にでも起こり得る危機」であり、誰もが当事者となり得る重大な問題です。
東京都の自殺者数は、平成23年をピークに減少傾向でしたが、令和2年は、前年と比較し増加しました。また、新型コロナウイルス感染症による影響は、健康問題にとどまらず、失業や休業等による就労環境の変化や、生活の不安定化等による心身面の不調など、都民生活のあらゆる面に拡大しており、今後も自殺リスクの高まりが懸念されています。自殺の背景には様々な原因や背景が複合的に絡み合っているとされており、自殺予防の取組に当たっては、個人的な問題としてだけでなく、社会的な問題としての取組が必要です。
今後の自殺対策の取組を進めていく際の参考とするため、福祉保健モニターに登録している方を対象に、自殺対策に関する意識等についてアンケート調査を実施したので、お知らせいたします。

アンケート結果のポイント

(N=回答者数)

自殺対策を「自分自身に関わることである」と答えた人は、約6割

  • 自殺対策は自分自身に関わることだと思うか聞いたところ、「思う」(「そう思う」(23.7%)と「どちらかといえばそう思う」(34.9%)の合計)と答えた人は、58.6%であった(Q1 N=358)。

ゲートキーパー【注】について「聞いたことがある」と答えた人は、約4割

  • ゲートキーパーについて、「聞いたことがある」(「言葉は聞いたことがある」(29.3%)と「聞いたことがあり、どのような役割かも知っている」(15.4%)の合計)と答えた人は、44.7%であった(Q12 N=358)。
    【注】ゲートキーパーとは、自殺のリスクにつながるような悩みに気づき、声をかけ、話を聴き、必要な支援につなげ、見守る人のことである。

自殺防止対策を最も推進した方がよいと思う地域の機関は、「小学校・中学校」

  • 自殺防止対策をした方がよいと思う、地域の機関はどこか複数回答で聞いたところ、「小学校・中学校」が64.0%と最も多く、次いで、「医療・福祉、法律、その他相談窓口等の専門機関」が61.5%、「高等学校・高等専門学校」が59.2%の順であった(Q14 N=358)。

自殺防止対策の取組として最も効果的だと思うものは、「自殺のサインに気づき、適切な対応を取れる人(ゲートキーパー)の養成」

  • 自殺防止対策の取組として効果的だと思うものは何か複数回答で聞いたところ、「自殺のサインに気づき、適切な対応を取れる人(ゲートキーパー)の養成」が57.0%と最も多く、次いで、「自殺相談ダイヤルによる電話相談」が52.8%、「生活困窮窓口での東京都自殺相談ダイヤルの啓発」が43.0%の順であった(Q16 N=358)。

東京都の自殺防止対策の取組で最も知られているものは、「電話相談窓口(東京都自殺相談ダイヤル こころといのちのほっとライン)」

  • 東京都の自殺防止対策の取組を知っているか複数回答で聞いたところ、「電話相談窓口(東京都自殺相談ダイヤル こころといのちのほっとライン)」が67.9%と最も多く、次いで、「SNS相談窓口の窓口(LINE相談「相談ほっとLINE@東京」)」及び「自殺防止!東京キャンペーン」が30.4%であった(Q19 N=358)。

設問と結果の詳細は別紙(PDF:621KB)参照

今回のアンケート概要

テーマ

「自殺対策に関する意識調査」について

期間

令和4年2月10日(木曜日)正午から、同月22日(火曜日)正午まで

方法

インターネット(モニターがアンケート専用ホームページから回答を入力する)

対象モニター数

497名

有効回答数

358名

回答率

72.0%

今回のアンケート回答者属性

※有効回答数358人を100%としたときの割合

性別 男性 180人 50.3%
女性 178人 49.7%

 

年代別 20代以下 7人 2.0%
30代 17人 4.7%
40代 61人 17.0%
50代 109人 30.4%
60代 80人 22.3%
70代以上 84人 23.5%

 

職業別 会社員 102人 28.5%
団体職員(NPO含む) 16人 4.5%
自営業 26人 7.3%
福祉サービス提供事業経営者 4人 1.1%
福祉サービス提供事業従事者 50人 14.0%
教職員 2人 0.6%
学生 2人 0.6%
主婦 54人 15.1%
無職 59人 16.5%
その他 43人 12.0%

※別紙の集計結果は百分率(%)で示し、小数点以下第2位を四捨五入して算出した。そのため、合計が100.0%にならないものがある。

ゲートキーパーとは…

自殺対策におけるゲートキーパーとは、「自殺のリスクにつながるような悩みに気づき、声をかけ、話を聴き、必要な支援につなげ、見守る人」のことです。

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問い合わせ先
福祉保健局総務部総務課
電話 03-5320-4032

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