トップページ > 都政情報 > 報道発表 > これまでの報道発表 > 報道発表/令和4年(2022年) > 5月 > オミクロン株の亜系統の確認について(3238報)

ここから本文です。

報道発表資料  2022年05月24日  東京都新型コロナウイルス感染症対策本部

オミクロン株の亜系統「BA.5系統」と「BA2.12.1系統」の確認について(第3238報)

東京iCDCでは、都内での変異株の発生状況を把握するため、「新型コロナウイルスのゲノム解析に関する検討チーム」を立ち上げ、東京都健康安全研究センター(以下、「健安研」という。)等において、都内における遺伝子変異の有無のスクリーニングを実施するとともに、ゲノム解析を行っています。
この度、健安研等においてゲノム解析を行った結果、都内で初めて、オミクロン株の亜系統である「BA.5系統」1例、「BA.2.12.1系統」1例が確認されたため、下記のとおり、お知らせいたします。

発生状況

系統 発症日 症状 海外
リンク※
備考
BA.5系統 5月上旬 軽症 なし これまでのところ、周囲の方からのBA.5系統の検出は確認されていない。
BA.2.12.1系統 4月下旬 軽症 なし これまでのところ、周囲の方からのBA.2.12.1系統の検出は確認されていない。

※海外への渡航歴がある者およびその濃厚接触者

【参考】当該変異株と既存のオミクロン株との比較

  • 感染者の増加の点で優位性がある可能性。
  • 重症度の増大については明らかになっていない。

健安研において「BA.5系統」と「BA.2.12.1系統」に対応した新たな変異株PCR検査を開始

【「BA.5系統」「BA.2.12.1系統」に対応した検査方法】

  • これまで、「BA.5系統」や「BA.2.12.1系統」は、ゲノム解析を実施しないと発生状況が確認できませんでした。
  • 健安研における変異株PCR検査では、現在の感染の主体である「BA.2系統」にはない変異である「L452R」の有無を確認するとともに、膜タンパク質の「D3N」の変異を確認します。
    「L452R」の変異がある場合は、「BA.4系統」または「BA.5系統」の疑いがあります。その場合、「D3N」の変異の有無を確認し、「D3N」の変異があれば、「BA.5系統」疑いであり、変異がなければ「BA.4系統」疑いとなります。
  • また、「L452R」ではないが、「L452」の変異がある場合は、「L452Q」である可能性があります。その場合、「BA.2.12.1系統」の疑いがあります。
  • 「L452R」の検査と合わせ、「D3N」の検査をすることで、都内におけるオミクロン株(「BA.5系統」や「BA.2.12.1系統」を含む)の発生状況をいち早く把握します。

【健安研における変異株PCR検査の流れ】

press0525-33-01.png

関連情報

東京都防災ホームページ 東京都新型コロナウイルス感染症対策本部報

問い合わせ先
(東京iCDCに関すること)
福祉保健局感染症対策部計画課
電話 03-5320-4316
(患者発生に関すること)
福祉保健局感染症対策部防疫・情報管理課
電話 03-5320-4088
(変異株スクリーニング検査の技術的部分に関すること)
東京都健康安全研究センター微生物部
電話 03-3363-3231

ページの先頭へ戻る

東京都庁〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1交通案内 電話:03-5321-1111(代表)法人番号:8000020130001

Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.