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報道発表資料  2022年07月11日  環境局, 建設局

隅田川における魚のへい死について

本日、隅田川の「瑞光橋」~「永代橋」を中心に魚のへい死が確認されましたので、お知らせします。

1 発生状況

7月11日(月曜日)午前9時頃、墨田区役所近くの隅田川で魚がへい死しているとの通報がありました。
環境局及び建設局は、現地に職員を派遣し、水質及び浮上魚の状況等の確認を行った結果、「瑞光橋」~「永代橋」の区間を中心に(※一部、北十間川を含む)、コノシロなど約1000匹の魚のへい死を確認しました。

2 調査結果

環境局が本日14時頃に永代橋で実施した水質テストでは、シアン等毒物の検出はありませんでした。また、下記の溶存酸素量(DO)が高い理由は、赤潮の発生が原因と推測されます。
なお、魚のへい死の原因はわかっていません。

水質の分析結果(簡易分析)

  • 水温:28.4℃
  • pH:8.6
  • 溶存酸素量(DO):18ミリグラム/リットル
  • シアン及び六価クロム:不検出

参考

周辺地点における平常の水中の溶存酸素量(令和3年度水質測定結果年度平均値)

隅田川(両国橋) 4.0ミリグラム/リットル
※隅田川における溶存酸素量(DO)の環境基準値 5ミリグラム/リットル以上
※隅田川におけるpHの環境基準値 6.5~8.5

3 対応

環境局が水質テストを実施し、建設局がへい死した魚の回収を行いました。

周辺図

地図

参考

測定項目について

pH

水の酸性、アルカリ性を示す指標です。0から14の間の数値で表現されています。pH7が中性、小さくなるほど酸性、大きくなるほどアルカリ性であることを表しています。通常日本の河川のpH値は7.0前後です。

溶存酸素量(DO)

水中に溶解している酸素のことです。一般に、魚介類が生存するためには、3ミリグラム/リットル以上が必要であり、良好な状態を保つためには5ミリグラム/リットル以上であることが望ましいとされています。【注】

【注】国土交通省 河川水質調査要領(第6章 豊かな生態系を確保するための水質調査)より
※「第6章」の数字の正しい表記はローマ数字です。

問い合わせ先
(水質及び事故原因について)
環境局自然環境部水環境課
電話 03-5388-3569
(へい死魚の回収について)
建設局河川部防災課
電話 03-5320-5433

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