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報道発表資料  2023年02月22日  福祉保健局

食中毒の発生について
品川区内の施設が調理し提供した弁当で発生した食中毒

探知

令和5年2月15日(水曜日)午後5時10分、千葉県から東京都に「千葉県在住のグループ37名が2月13日(月曜日)に都内で仕出し弁当を喫食したところ、18名がおう吐等の症状を呈した。」旨、連絡があった。調査の結果、当該弁当は品川区内の施設で調理されたことが判明した。

調査結果

品川区保健所は、探知後直ちに食中毒の疑いで調査を開始した。

  • 患者は、2月13日(月曜日)に当該施設が調理し提供した弁当を喫食した2グループの計31名で、2月14日(火曜日)午後3時00分から同月15日(水曜日)午後10時30分にかけて、下痢、おう吐、発熱等の症状を呈していた。
  • 患者全員に共通する食事は、当該施設が2月13日(月曜日)に調理し提供した弁当のみであった。
  • 患者のふん便からノロウイルスを検出した。
  • 患者の症状及び潜伏期間がノロウイルスによるものと一致していた。

決定

本日、品川区保健所は、以下の理由により、本件を当該施設が調理し提供した弁当を原因とする食中毒と断定した。

  • 2グループの患者のふん便からノロウイルスを検出した。
  • 患者31名の症状及び当該施設で調理した弁当の喫食を起点とした潜伏期間は、ノロウイルスによるものと一致した。
  • 患者31名の共通食は当該施設が調理した弁当のみであった。
  • 患者周囲に感染症を疑う情報がなかった。
  • 患者を診察した医師から食中毒の届出があった。

措置

当該施設は2月17日(金曜日)から営業を自粛しており、品川区は、本日から3日間の営業停止の処分を行った。

発症関係
(2月22日午前9時00分現在)
発症日時 2月14日(火曜日)午後3時00分から
2月15日(水曜日)午後10時30分まで
症状 下痢、おう吐、発熱等
発症場所 自宅等
患者数 患者数31名
男:20名、女:9名、性別調査中: 2名
※患者の年齢は調査中
入院患者数 0名
診療医療機関数・受診者数 5か所9名(男5名、女3名、性別調査中1名)
原因食品 当該施設が令和5年2月13日に調理し提供した弁当
病因物質 ノロウイルス
原因施設 屋号 ●●●●
業種 そうざい製造業
営業者 ●●●●
代表取締役 ●●●●
営業所所在地 東京都品川区●●●●
営業者住所 東京都品川区●●●●
法人番号 ●●●●
連絡先電話番号 ●●●●

備考

主なメニュー 弁当1(白飯、中華春雨サラダ、ハンバーグ、プチトマト、ブロッコリー等)
弁当2(茶飯、煮物、玉ねぎマリネ、唐揚げ、ポテトサラダ、ボイル海老等)
検査関係
(2月22日午前9時00分現在)
検査実施機関:東京都健康安全研究センター等
患者等ふん便:細菌27検体(24検体陰性、2検体黄色ブドウ球菌検出、1検体下痢原性大腸菌O1(VT陰性)検出)
ノロウイルス 27検体
(21検体ノロウイルスG2検出、6検体陰性)
従事者ふん便:細菌21検体(13検体陰性、8検体検査中)
ノロウイルス 21検体
(2検体ノロウイルスG2検出、19検体陰性)
拭き取り検体:細菌7検体(7検体陰性)
ノロウイルス 5検体
(1検体ノロウイルスG2検出、4検体陰性)
食品(検食):細菌5検体(5検体陰性)
ノロウイルス8検体(8検体陰性)
食品(参考品):細菌27検体(27検体陰性)
ノロウイルス27検体(27検体陰性)

参考 東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない。)

  発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日~2月21日まで 8件 74名 0名
(昨年同期) (14件) (35名) (0名)
本年2月中(21日まで) 0件 0名 0名
(昨年同期) (6件) (21名) (0名)

※別紙 ノロウイルスについて(PDF:149KB)

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部食品監視課
電話 03-5320-4405

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