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報道発表資料  2023年03月30日  生活文化スポーツ局, (公社)東京都障害者スポーツ協会

ちょっとした工夫で障害のある人のスポーツ施設利用を進めます!
大規模な工事を必要としないソフト面の工夫・配慮の好事例集
「障害者のスポーツ施設利用促進マニュアル」改訂

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東京都及び(公社)東京都障害者スポーツ協会は、障害のある人の施設利用に際して施設管理者等が配慮すべき点をまとめた「障害者のスポーツ施設利用促進マニュアル」(平成28年作成)について、7年ぶりに改訂しました。

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障害者のスポーツ施設利用促進マニュアル 改訂ポイント

都内スポーツ施設等に対するアンケート・ヒアリング調査の結果等を踏まえ、パラアスリートや施設関係者など全16名からなる検討委員会にて内容を審議し、改訂しました。
※アンケート調査対象:都内公立スポーツ施設、スポーツ施設を併設した都内社会福祉施設・健康増進施設等、都内民間スポーツ施設、全国障害者スポーツ施設センター連絡協議会加盟
アンケート回収数:794件(回収率59.6%)

  1. 東京2020大会や障害者差別解消法の改正等を契機に進められた新たな事例を収集して改訂。
  2. 「視覚障害のある人を誘導する際のポイント」や「車いすを使用する人が段差を越える際のポイント」など、わかりやすく伝えるための動画を順次公開。

1.マニュアル構成と掲載事例 全69ページ

  • 第1章 東京2020大会のレガシー【新規】

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アクセシビリティワークショップの取組、公認パラスポーツ指導員、大会をきっかけに施設で始めたパラスポーツ普及の取組を紹介。

  • 第2章 障害の理解とコミュニケーション
  • 第3章 施設利用の前に
  • 第4章 共用施設の利用
  • 第5章 スポーツ施設の利用

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「床を傷つけない工夫」として、これまでのスポーツ用車いすの正しい理解のための項目に加え、適切な維持管理方法を追加。

  • 第6章 誰でも一緒に楽しめるスポーツ パラスポーツの魅力【新規】
  • 第7章 障害者差別解消法【新規】
  • 第8章 地域における取組事例

ICTの活用、Q&A 等

2.公開先

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検討委員会委員からのコメント

澁谷茂樹氏(検討委員会 委員長)

(公財)笹川スポーツ財団スポーツ政策研究所 シニア政策ディレクター

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改訂に当たっては、大規模な工事等を必要としないソフト面からの工夫や、障害のある人への配慮など、区市町村に加えて民間スポーツ施設も比較的取り組みやすい事例などを新たに追加しています。
本マニュアルが公立・民間スポーツ施設における障害のある人の受入れ体制の向上や、誰もがスポーツを楽しむための環境整備の一助となれば幸いです。

二條実穂氏(パラリンピアン)

2016リオデジャネイロ大会出場(車いすテニス)

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今回、ホームページ等によるバリアフリー情報発信の事例や、デジタル技術を活用したコミュニケーションツールの紹介など、新たな項目を取り上げています。
また、障害のある人への対応時のポイントも掲載しており、非常にわかりやすい内容となっています。スポーツ施設の方が本マニュアルを見て実践し、障害のある人の受入れが進むと嬉しいです。

水原由明氏(スポーツ施設関係者)

(公財)日本スポーツ施設協会 常務理事兼事務局長

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障害のある人が体育館でスポーツをする際には、スポーツ用車いすに限らず、義足や杖などを使用する場合があります。
床は適切な管理を行えば、用具を使用したスポーツを行っても安全に維持管理できます。本マニュアルでは、体育館の床の維持・管理の方法も新たに紹介しています。スポーツ用車いす等の正しい理解と認識を深めていただき、スポーツ施設への積極的な受入れをお願いします。

本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略16 スポーツフィールド東京戦略「パラスポーツ・シティ」プロジェクト

問い合わせ先
生活文化スポーツ局スポーツ総合推進部パラスポーツ課
電話 03-5320-7845
公益社団法人東京都障害者スポーツ協会
電話 03-6265-6001

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