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報道発表資料  2023年04月05日  生活文化スポーツ局

火災の危険も! 電子レンジの事故に注意!!

令和4年に都内で発生した電子レンジの火災は過去最多の84件※にのぼり、年間件数は10年前と比べて約4倍に増加しています。そこで東京都は、事故を防止するため、アンケートにより消費者の使用実態を調査し、実態を踏まえた安全性に関する試験を実施しました。※東京消防庁「令和4年中の火災の概要について」より

アンケート調査結果(抜粋)

使用時に電子レンジから発煙・発火を経験した人 8.0%

そのうち発煙・発火の主な原因は・・・

  • 電子レンジで温めていけないもの(食器や容器含む)を温めた 58.2%
  • 温める時間を長く設定してしまった 35.8%
  • レンジ機能とオーブン機能を間違えて使用してしまった 12.7%
  • 自動運転の設定を間違えてしまった 9.1%

「やったことがある」危険な使用方法(全回答者における回答率)

  • 少量のものを過剰に加熱した 29.7%
  • 高温になりやすいものを過剰に加熱した 26.1%
  • 水分の少ないものを過剰に加熱した 25.0%

※都内在住・20歳以上の男女2,000人を対象に調査

発火等の実験事例

●少量のもの、高温になりやすいもの(中華まん等)、水分の少ないもの(サツマイモ等根菜類)の過剰加熱、電子レンジで温めていけないもの(アルミホイル、レンジ非対応皿等)の加熱により、発煙又は発火が見られました。

少量のもの

写真1

冷凍チャーハン(1分50秒加熱+追加30秒1回)

高温になりやすいもの

写真2

冷凍中華まん(1分加熱+追加30秒3回)

水分の少ないもの

写真3

サツマイモ(11分13秒加熱)

電子レンジで温めていけないもの

写真4

アルミホイル(2分加熱)

消費者へのアドバイス

1 取扱説明書や本体の注意表示を必ず確認しましょう

電子レンジによる事故は、経年劣化による故障よりも、危害・危険に対する認識不足や誤操作等によって起こるケースが多く見られます。また今回、若い人ほど「取扱説明書や本体の注意表示について見たことがない」人で、かつ「何かしらの危害を経験している」割合が高い傾向が見られました。
使用前に必ず、取扱説明書や本体の注意表示を確認しましょう。
また、子供だけで使用させず、大人が正しい使用方法を教えるよう心がけましょう。

2 発火等の危険性を正しく理解しましょう

少量での過剰過熱、高温になりやすいもの・水分の少ないもの・油がついたものの過剰加熱は、発煙や発火等の危険があります。特に中華まん(高温になりやすい)やサツマイモ(水分が少ない)を温めている際の出火の事故報告が多く寄せられており、注意が必要です。
またアンケートでは、インターネットで「ソフトクッキーが温める事でよりおいしくなる」と紹介され袋ごと加熱したところ発火を経験したとの回答がありました。個人がインターネットやSNSで自由に紹介している内容は、危害・危険が発生する可能性があります。内容をよく確認するとともに、注意が必要です。

3 調理器具を正しく使い、調理中はその場を離れないようにしましょう

特にレンジ非対応皿やアルミホイルは、発火の危険があるため、使用しないようにしましょう。
また過剰に加熱した場合には、煙と焦げた臭いが立ち上るため、近くにいれば対処できます。電子レンジ使用中はその場を離れないことも大切です。

報告書はホームページ(外部サイトへリンク)からダウンロードできます。

誤った使用方法により発火する様子を東京動画(外部サイトへリンク)(約2分)でご覧ください!

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都では、安全な製品開発の検討・普及等の取組、消費者に分かりやすい注意表示等の記載及び事故防止に向けた安全対策を推進するため、製造事業者団体、国等に対し、情報提供を行っています。
詳しくは「東京くらしWEB」をご覧ください。

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問い合わせ先
東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課
電話 03-5388-3082

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