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令和5年(2023年)5月29日更新

報道発表資料

多摩動物公園

ニホンコウノトリを移動します

多摩動物公園(園長 渡部浩文)では、このたびニホンコウノトリ2羽を埼玉県こども動物自然公園(埼玉県東松山市)へ移動しますので、お知らせします。

1.移動するニホンコウノトリ

1)

性別

オス

生年月日

2008年5月27日
兵庫県立コウノトリの郷公園生まれ
国際血統登録番号974

2)

性別

メス

生年月日

2010年4月9日
多摩動物公園生まれ
国際血統登録番号1039

写真1 写真2

移動するニホンコウノトリ 左:オス、右:メス
(撮影日:2019年7月16日)

2.移動予定日

2023年6月7日(水曜日)

3.経緯等

多摩動物公園は、コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(IPPM-OWS:Inter-institutional Panel on Population Management of the Oriental White Stork)の一員として、他施設と協力しながら、遺伝的に健全な野外個体群及び飼育下個体群の維持をめざし、ニホンコウノトリの保全に取り組んでいます。
今回、IPPM-OWSの取組みの一環として、公益社団法人日本動物園水族館協会生物多様性委員会ニホンコウノトリ管理計画に従い、埼玉県こども動物自然公園に移動することとなりました。

4.当園での飼育状況(2023年5月29日現在)

53羽(オス26、メス27)※今回移動する2羽を含みます。

5.国内の飼育状況(2022年12月31日現在)

21施設 185羽(オス94、メス91)
資料 ニホンコウノトリ国内血統登録台帳(公社)日本動物園水族館協会

参考

ニホンコウノトリ(コウノトリ目 コウノトリ科)
(ワシントン条約附属書1)、IUCN レッドリスト:EN(絶滅危惧 IB 類)、特別天然記念物、東京都ズーストック種)
※「1)」の数字の正しい表記はローマ数字です。

学名

Ciconia boyciana

英名

Oriental white stork

分布

東アジアの草原や湿地

生態等

全長約1.2メートル、体重約4キログラム。魚・カエル・ザリガニ・バッタなどを食べます。コウノトリは1回の産卵で2~5個の卵を産み、孵化日数は約30日とされ、孵化してから巣立ちまで約60日かかります。明治時代以前には日本でも普通に見られた鳥ですが、乱獲や農薬の影響などにより、野生のものは日本から姿を消してしまいました。その後、飼育下での繁殖が進み、2005年から兵庫県が放鳥を開始。2007年には野外で43年ぶりにヒナが巣立ち、以後毎年、野外で繁殖しています。

「ムササビ講演会」を開催します!

多摩動物公園(園長 渡部浩文)では、野生のムササビの生活環境などについて学ぶ自然観察会をこれまで開催してきましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、2019年度以降は中止しています。現在、再開に向けて準備を進めているところですが、それに先立ち、ムササビの生態や棲んでいる環境をテーマとした講演会を開催します。野生のムササビを観察に行く際に役立つ情報も満載です。ぜひご参加ください。

写真3
ムササビ(飼育個体)

日時

2023年7月2日(日曜日)13時30分~15時00分

場所

多摩動物公園ウォッチングセンター動物ホール

対象

小学4年生以上 ※小学生は保護者同伴

定員

80名(事前申込制)

参加費

無料(入園料も無料となります)

内容

講演「高尾山のムササビは薬王院だけに棲息しているの? ムササビ観察のメッカ高尾山をムササビ視点で見る」

講師

岡崎弘幸氏(中央大学附属中学校・高等学校教諭)

写真4
岡崎弘幸氏

要旨

都心に近い高尾山は、登山客、観光客が年間250万人も訪れると言われているが、ムササビ観察者の多さも日本一である。大半の人は薬王院で観察するが、ムササビは薬王院にしか棲んでいないのだろうか? ムササビにとって高尾山はどのような環境なのだろうか? 高尾山の中でも棲みやすい場所はあるのだろうか? ムササビの視点から高尾山を眺め直し、ムササビにとっての環境を考えていきたい。

講師プロフィール

1958年東京生まれ。都立高校、私立高校での教師生活43年。この間すべての学校で生物部の生徒たちと高尾山を中心に、多摩の山地、丘陵地でムササビや野生動物の調査を行ってきた。高尾山での調査回数は1600回を超える。スーパーアウトドア系生物部の生徒たちから「ムササビ先生」と呼ばれ、現在は高尾山と多摩丘陵を中心にムササビの分布前線の変化と環境要因の関係を調べている。日本哺乳類学会所属。日本生物教育学会所属。現在は中央大学附属中学校・高等学校勤務。

応募方法

多摩動物公園公式サイト(東京ズーネット(外部サイトへリンク))の受付フォームからお申し込みください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.net及び@form.kintoneapp.comからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。
なお、お申し込み後に自動返信メールが届かない場合は、多摩動物公園教育普及係までご連絡ください。

受付フォーム

受付フォーム(外部サイトへリンク)

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受付フォーム

問い合わせ先

多摩動物公園教育普及係 042-591-1611(代表)9時30分〜17時00分

締切

2023年6月18日(日曜日)送信分まで有効
※応募はひとり1回に限ります。また、1回につき4名分まで応募できます。同じ応募者による複数の応募はすべて無効となりますのでご注意ください。
※小学生は保護者の同伴が必要です。
※応募者多数の場合は抽選とし、当落に関わらずメールでお知らせします。
※お申し込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用します。
また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。

注意事項

  1. イベント実施日前1週間以内に、発熱、咳、鼻水など風邪症状のあった方はご参加をお控えください。
  2. イベント実施後にアンケートを実施しますのでご協力をお願いいたします。
  3. イベントの様子は写真で記録し、個人が特定できない形で報告書等に使用する場合がございます。

ご案内

多摩動物公園

開園時間

9時30分~17時00分(入園は16時00分まで)

休園日

毎週水曜日(祝日のときは、翌日)
5月31日(水曜日)は開園

入園料

一般:600円、65歳以上:300円、中学生:200円
※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
※開園日については多摩動物公園公式ホームページ(外部サイトへリンク)でご覧いただけます。

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多摩動物公園

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