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報道発表資料  2023年09月04日  総務局

令和4年度 東京都市町村普通会計決算の概要

1 総括

  • 令和4年度の東京都市町村(26市5町8村)の決算規模は、歳入が1.7%の減、歳出が1.1%の減となり(表1)、歳入、歳出ともに前年度に引き続き減となった。
  • 決算収支では、実質収支が16.6%減の782億18百万円となったものの(表1)、昭和53年度以降45年連続して、全団体黒字となった。
  • 財政構造の弾力性を示す経常収支比率は、物件費の増加などにより、1.5ポイント増の89.1%となった(表2)。
  • 令和4年度決算では、地方債現在高が減少し、積立金現在高が増加したものの(表3)、今後は、待ったなしとなっている少子化対策、公共施設の老朽化対策、脱炭素化への対応など多岐に渡る課題に対する市町村の財政需要の増大が想定される。
  • コロナ禍からの社会経済活動の正常化が進みつつある一方で、原油・原材料価格等の物価高騰の影響などにより、今後も財政状況の見通しが難しい状況が続くことから、市町村は財政基盤の強化や行財政改革に取り組むとともに、将来を見据えた持続可能な財政運営を行うことが求められている。

(表1)決算規模及び収支

(単位:百万円、%)

区分 令和4年度 令和3年度 増減額 増減率
歳入総額 1,989,212 2,023,621 -34,409 -1.7
歳出総額 1,898,078 1,919,418 -21,340 -1.1
実質収支 78,218 93,756 -15,538 -16.6

(表2)財政指標の状況

(単位:%)

区分 令和4年度 令和3年度 対前年度比較
実質収支比率 8.6 10.3 -1.7
経常収支比率 89.1 87.6 1.5

※各比率は、全市町村の加重平均である。

(表3)将来にわたる財政負担の状況

(単位:百万円、%)

区分 令和4年度 令和3年度 増減額 増減率
地方債現在高 A 835,754 860,415 -24,661 -2.9
債務負担行為翌年度
以降支出予定額 B
500,830 467,350 33,479 7.2
積立金現在高 C 503,038 455,034 48,004 10.5
将来にわたる財政負担
A+B-C
833,546 872,731 -39,185 -4.5
対標準財政規模比 91.1 96.3 - -

※本内容は、総務省の「地方財政状況調査」による調査結果を基に都が作成したものである。
※増減については、特段の記載がない限り、前年度数値と比較している。
※各表の計数は、原則として表示単位未満を四捨五入し、端数整理をしていないため、合計額等と一致しない場合がある。
※各表の「増減額」「増減率」「構成比」の数値は、千円単位の決算数値を基に算出したものである。

※別添「令和4年度 東京都市町村普通会計決算の概要(PDF:537KB)

問い合わせ先
総務局行政部市町村課
電話 03-5388-2432

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