ここから本文です。

令和4年(2022年)9月6日更新

報道発表資料

都立霊園又は墓地全般に関する意見(自由意見)

Q22 都立霊園又は墓地全般について、あなたの意見をご自由にお書きください。

(n=468)

  1. 都立霊園の運営、利用等に関すること…251件
  2. お墓、埋葬に関すること…117件
  3. 費用、承継に関すること…51件
  4. 都立霊園の情報発信、アクセスに関すること…30件
  5. 墓地の有期限化に関すること…14件
  6. その他…5件

主なご意見

(1)都立霊園の運営、利用等に関すること 251件

  • お墓に対しての価値観は様々であり、こだわりが強い人々も多いので、多様な選択肢があるといいと思う。(女性 20代 新宿区)
  • 私は20代で、まだお墓や死後のことが漠然としているところもあり、イメージをつかみかねている部分はあります。もっとも、近年はお墓の印象も変わってきていて、旧来の先祖代々の墓があり、それを親族で管理していくというスタイルから、故人の希望に合わせて、様々なスタイルがあることはメディアを通じて理解しているつもりです。
    都立霊園では、様々なタイプの埋葬方法が準備されているということで、選択肢を広げていくのはいいことだと思います。近年は、給与が上がらないことにより、生活で手一杯で死後の費用まで準備しておくという方が多くないことが予想され、それに合わせて、墓地に墓石を置くのではなく、施設等で遺骨を管理していくシステムが拡充していくのがいいと考えます。
    超高齢化社会になっていくと、それだけ亡くなる方が増えていきますので、使用できる墓地も少なくなっていくと思われます。それに合わせて、土地を有効活用でき、墓地を所有するより安価なシステムがあるといいと思います。(男性 20代 新宿区)
  • 子供や親族の負担になるのであれば、お墓に入る必要はないと思っています。ただ、仮にとても経済的なお墓があれば、入ることを検討したいので、ぜひそういったお墓を作っていただけるとうれしいです。(女性 20代 品川区)
  • 様々なニーズが求められる中、価格や立地場所、管理体制などを含め、それぞれの選択肢のある環境を構築していってほしい。(男性 30代 港区)
  • 多くても年に数度しか行かない墓地にどれだけの手間暇やコストを掛けるのかは、個人や家庭ごとに考え方が違いますが、だからこそ公設や公営の墓地の使い勝手の良さもあると思います。使用期間や使用方法などが明確に決まっていることやしっかりした管理者が指定されているのは安心です。どのように管理されていくかが明確になっているものが選ばれていくと思います。(男性 30代 大田区)
  • 霊園や墓地は、故人を弔ったり歴史を知る場所と考えているため、今後もなくてはならない場所だと思います。しかし、そのためだけに有限な土地を削るわけにはいかないとも思います。管理することができない墓石は合葬したり、霊園の緑化を推進して他の用途でも利用できるようにするなど、合理的な決断も必要だと思います。(女性 30代 世田谷区)
  • 管理費などが安く、手入れがしやすく、利便性が良いといい。都内の墓地は人気があり、なかなか入れないイメージがある。(女性 40代 江東区)
  • これから霊園を都会に増やすことは難しいと思いますが、青山霊園のように都会の墓地に入れる様に、これからは永代供養を減らして、共同墓地を増やしていただきたいです。また、維持管理も必要ですが、負担額は少ない方がありがたいです。今、生活している人々がお墓にお金を掛けるのは中々厳しいのが現実だと感じます。祖先を大事にしたい思いと、現実は維持管理できない生活環境が悩みどころです。だれでも、好きな場所の都立霊園を利用できるようになればありがたいです。(女性 40代 品川区)
  • お墓があることによって、手間や費用が掛かると捉えているので、私自身のお墓は不要だと考えています。ただ、残された者は骨壺の処分に困ると思うので、管理費不要の適切な処分先を行政等が準備してもらえるとありがたいです。子供に墓参りのために時間を使ってほしくないし、お金も掛けてほしくないというのが現時点の思いです(これから変わるのかもしれませんが)。(男性 40代 世田谷区)
  • 個人的には従来型のお墓は不要であると考えており、樹林型合葬の形が理想です。ただそれは、自分たちには子供がおらず、親戚同士のつながりもそれほど深くはないという状況だからたどり着く考えです。実際には様々な条件の人たちがいるので、選択肢が多様であることが都立霊園には求められると思います(形状、費用の面など)。
    今回のアンケートで、すでに都立霊園には様々な埋葬の形があることを知れてよかったです。自身の身寄りでなくても、故人を偲べるようなモニュメントを置くなど、アートとの融合も一つの案として有りではないでしょうか。(女性 40代 江戸川区)
  • 霊園の維持管理には手間やコストが掛かるでしょうが、今後お世話になるかもしれないので、都立霊園は在り続けてほしいです。(女性 50代 港区)
  • 近くに青山霊園があるが、桜がきれいで、管理もしっかりとできており、お墓の暗いイメージが少ないので、霊園としてのモデルになると思う。また、有名な功労者のお墓もあり、歴史に興味を持つきっかけとなっている。(男性 50代 新宿区)
  • 亡くなった父と存命の母のお墓の候補として、都立霊園の樹林葬を考えています。理由は3つあります。まずは、価格が安いということ(私が負担しなければならないため)。次に、都が管理しているので、信用して預けられるというところ。最後は、選択肢として樹木葬や樹林葬が選べるところです。父母ともガーデニングが大好きでしたので、樹木・樹林葬は魅力的です。資料を見ますと、抽選の倍率が高い墓地もありますので、なるべく多くの人が利用できるように、墓地の拡張や選択肢を増やしてくれること(生前にも樹木葬を選択できるなど)を望みます。(女性 50代 北区)
  • 今は生前葬などもあり、お墓のこともオープンにはなってきていると思いますが、実際に決めるとなると本人はもとより、管理維持していく人のことも考えなくてはならないと思います。都立霊園は公平と安心さが一番と感じますが、価格や形式に幅広い選択肢があるのが理想です。(女性 50代 稲城市)
  • 墓に入るとは、残された家族が費用負担して葬儀を行い、死者を弔うことになると思います。しかし、現在のような核家族化が進んでいる状態や婚姻形態の多様化により子供の数が減少している状況を考えると、確実に独り身の世帯が増加し、家族のいない死者の弔い方が課題になってくると考えます。家族がいることを前提に霊園の整備を行うことと、さらに家族に弔ってもらえない独り身の者でも、生前に将来のことを考え事前に霊園と契約し、その方が亡くなった際には弔ってもらえるような都立霊園を考えていただけるとありがたいと思います。(男性 60代 新宿区)
  • 個人的には、墓所を持たずに散骨を希望しているので、あまり思うところはないのですが、とにかく経費が高額だと感じています。地方に比べると驚くほどです。都立霊園を希望している方々はどれくらいいるのでしょうか。土地の価格が非常に高い東京では、墓所よりも保育園や障害者施設、介護施設の方がより必要とされているのではないでしょうか。どうしても墓所を増やす、整備するというのであれば、より合理的な運営ができるようにするとよいと思います。(女性 60代 世田谷区)
  • 多摩霊園を利用したいと思ったが、お骨がまだないので申し込めなかった。自分が亡くなる前にお墓を購入しておきたい。子供に維持費の心配をさせたくないので、維持費は安いことを望む。一緒の墓でなくていいので、同じ敷地内に愛犬も納骨したい。(女性 60代 武蔵野市)
  • 都立霊園に実家のお墓があります。宗派を問わず、明るく広々とした霊園なので、お盆やお彼岸にはお参りに行っています。夫の家のお墓は菩提寺にありますが、檀家の務めなど大変なので、義理の父母は、公立の霊園を申し込もうかと検討しています。宗派に捉われず、低額の管理費で、誰でも入ることのできる公立の霊園は必要だと思います。(女性 60代 三鷹市)
  • 現在、散骨や樹木葬など様々な葬式の形態があります。でも私は、お墓にこだわりたいと考えています。故人を偲ぶには、やはり石の墓が一番心が静まると思います。都立霊園には、後継者が不明になった墓所が随分あると思います。ある期限を設け、整理することが必要な時期に来ていると思います。(男性 70歳以上 目黒区)

(2)お墓、埋葬に関すること 117件

  • 墓地についての考え方が多様化している今、家族とあらかじめお墓についての意見を共有しておくことは重要だと思う。墓地の造成などハードの整備も大切だが、家族とのお墓についての話し合いのきっかけ作りや問題提起など、ソフト的な面のフォローも今後より必要になると思う。(男性 20代 大田区)
  • 自分が亡くなった後に、維持費や手間を周りに掛けたくないので、共同埋葬や期間限定の墓の使用はとてもいいと思った。(女性 30代 練馬区)
  • 墓を持つということは手入れなどで住む拠点が限定されるので、あまり持ちたいとは思わない。(男性 30代 江東区)
  • 我が家は夫婦ともに地方出身で、今のところ地元に戻る予定はありません。地方においては、お墓は家族が代々守っていくものという考え方が根強く残っているようですが、もはや破綻してきており、持続不可能なことのように感じます。家族の在り方や、社会の構造が急激に変化している昨今、墓地もそれに伴い変化していくのが当然だと考えます。伝統を壊すことになる、家族のつながりが希薄になる、といったことが懸念されますが、旧来の価値観に固執してしまうと、誰もが生きにくい世の中になってしまうのではないでしょうか。どんな形であれ、ご先祖様に手を合わせて感謝することはできます。お墓というのは、亡くなった人のものであると同時に、残された人のためのものでもあるので、利便性、合理性、持続可能性をより重視していくべきではないでしょうか。(女性 30代 稲城市)
  • ご先祖様の眠る墓地に入りたいと思っていますが、後世の維持管理のことを考えると共同墓地も気楽でいいのかなと悩みます。まだお墓について考える実感がないのが本当のところです。(女性 40代 中央区)
  • 個別の墓を残すよりも、樹木葬等、自然にかえすタイプの墓地を充実させる方が、現代人のニーズに合っていると思う。(男性 40代 中野区)
  • 多様な考えを持つ方が増えてきたように思いますが、昔から連綿と引き継がれている墓に対する考え方についても、尊重していただきたく思います。(男性 40代 豊島区)
  • とても難しい問題だと思います。私は、できれば散骨を望んでいますが、自分が亡くなった後のことは自分ではできないので、自分の望む形の埋葬を確約できる仕組みがあるといいと思います。お墓を守っていくということは大変なので、自分の子供にはさせたくないと思い、散骨を望んでいます。(女性 50代 台東区)
  • 家族の形態や考え方が時代と共に変化している。その時代のニーズに合ったお墓を提供していければよいと思う。私は、個人的には遠方でも先祖代々のお墓に入りたいと思う。(女性 60代 杉並区)
  • 先祖代々の墓はあるが、家族形態やライフスタイルの変化もあり、今後のことを考えると墓じまいしたいと思っている。自分自身は合同墓の利用を何となく考えていたが、今回のアンケートがしっかり考えるきっかけとなった。情報収集したい。(女性 50代 杉並区)
  • 今回のアンケートを読むまで、都内の墓地はどこも一杯かつ高価だと勝手に思い込んでいました。様々な検討がなされていることが分かり、好意的にとらえています。時代の変化と共に、人々(特に若い人)の意識は変わっていきており、昔ながらのしきたりに捉われることなく、様々な形で先祖を敬うことができることが望ましいと考えます。ただ、神仏の教えに反することは行いたくないので、その辺りも検討していただき、問題ないことを広く知らしめるとよいかと思います。個人的なことですが、現在、都外にお墓を持っており、気軽に墓参りができないため、近所に移せる方法があるのなら利用することも検討したいと思っています。(男性 60代 東村山市)
  • 自分は独り身なので、近所のお寺の納骨堂に入れてもらうよう手配するつもりです。墓参りする人はせいぜい甥や姪くらいでしょう。その場所なら、気軽に来られます。
    また、他県にある両親の墓じまいをしている最中です。お墓は建てるにしてもしまうにしても、本当にお金が掛かり、面倒です。都立霊園も遊びに行けるくらいの感覚でお参りする雰囲気とアクセスにしていただけたらと思います。(女性 70歳以上 品川区)

(3)費用、承継に関すること 51件

  • 現在、墓地そのものが本当に必要なのか議論されている光景を見ます。墓地がある理由は先祖へ思いをはせる先が必要であるからと考えております。しかし、例え墓地が無くとも、先祖への思いがあるならばそれだけでも十分なのではないかと思っています。個人としましては、私自身のお墓は作りたくないという気持ちがあり、自分の子供・孫に管理のために来る手間を掛けさせたくはなく、時折でもいいので、自分のことを思い出してくれればそれだけで十分です。(女性 20代 世田谷区)
  • 今後、子供がいない人たちや単身者など、承継する人がいないまま亡くなる方々も増えていきそうなので、そうした人たちも安心して管理されたお墓に入ることができればいいのにと思いました。また、そうした場所の確保は大丈夫なのだろうかと心配です。自分たちも承継者がいないので、死んだ後にどうなるのだろうという不安があります。お金が大分掛かるのだろうかというのも気になります。(女性 40代 青梅市)
  • 墓地という物理的な形で残すことによって、子孫に負担が掛かるわけであって、あまりその部分に負担を掛けさせたくはない、という気持ちが強い。(男性 60代 江東区)
  • 少子化に伴い、後継者への引継ぎなど若い人の負担が大きいとは思うが、親から引き継いだ墓地を自分の代で終わりにしてしまう決断ができない。(女性 60代 大田区)
  • 若い方が墓地管理をどのようにお考えになっているかを知りたいです。少子化が進み、墓地を継承する跡取りがいなくなっている現実があります。継承者がいなくなることを前提とした墓地作りは賛成です。(女性 60代 足立区)

(4)都立霊園の情報発信、アクセスに関すること 30件

  • 私は霊園、または墓地を選ぶ上で、アクセスの良さを一番に考えます。
    ただ、それぞれの家庭で望むことは違ってくると思うので、多種多様なニーズに応えることができる霊園が増えればと思います。(女性 20代 板橋区)
  • 都立霊園は都立とはいえ、青山霊園などは非常に高額で都立という認識がなかった。墓地を維持するのは大変であり、核家族化する中で、多様な埋葬、霊園の形が出てくるのは良いと思います。ホームページの案内が分かりにくいので、都民にどのような利用が可能なのか、料金含め分かりやすく周知するのがいいように思います。(女性 50代 港区)
  • 都立霊園は抽選倍率が高く、入手困難だと聞いている。当然アクセスがいい墓地の方が、皆が頻繁に行きやすいと思うが、墓地も墓参りも個人的な考えによるところが多いため、まだまだ簡単に話題に挙げること(特に若い世代には興味がそこまでいたらない)は難しいかもしれない。折に触れ、マスコミ媒体を利用して、都立霊園の状況や昨今の墓地情報等を周知する必要があると思う。(女性 60代 杉並区)

(5)墓地の有期限化に関すること 14件

  • 故人を知る世代までは、家族や友人が訪れるためにお墓を維持したいと思います。しかし、墓地が足りなくなるという問題や、後世の代に負担を掛けないために、期限を決めて共同埋葬にすることは、良い案のように思います。お墓を共同にしてもお参りのしやすい、人が集まりやすい場所ができればいいと思います。(女性 50代 豊島区)
  • 墓地は保有しているが、永代使用で価格も高い。期限付は良いアイディアだと思う。(男性 60代 港区)

ページの先頭へ戻る

東京都庁〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1交通案内 電話:03-5321-1111(代表)法人番号:8000020130001

Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.