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舛添前知事「知事の部屋」

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記者会見

平成26年11月25日更新

舛添知事定例記者会見
平成26年11月25日(火曜)
14時00分~14時14分

知事冒頭発言

1 都営地下鉄における新たな訪日外国人対応について

【知事】最初は「都営地下鉄における新たな訪日外国人対応」についてお話いたします。ディスプレーを見てください。
 交通局では、これまで英語対応ができるコンシェルジュによる案内、それから東京メトロと連携して、案内サインの改良や駅ナンバリングの導入など、訪日外国人に対する案内の充実を図ってまいりました。さらに今回、都営地下鉄35駅、東京メトロ108駅、東京の地下鉄合計143駅の構内におきまして、12月1日より無料のWi-Fiサービスを開始いたします。これによりまして、東京を訪ねる多くの外国人の方々が、地下鉄を利用するにあたり、乗換え案内などの情報を入手しやすくなります。これまでもWi-Fiが無料で使えないことが最大の不満に上がっていましたので、そういう点に対応するということです。
 また、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社が提供しますアプリに一遍、登録すると、地下鉄、それから都営バスをはじめ、空港やJRの一部駅など、エリアごとに1回1回登録しないで済むということで、一度登録すればずっとシームレスに、バスもできる、地下鉄もできる、空港もできる、こういうふうなことになります。こういうことで、今後とも2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を見据えて、誰もが安心して快適に利用できる地下鉄を目指してまいりたいと思っております。詳細につきましては、交通局にお尋ねいただければと思います。
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

2 「舛添知事と語ろう!in荒川」の開催について

【知事】それから、第2点目は、都政の重要課題などについて、私が直接都民の皆様と議論する場として、都内各地で実施いたします「舛添知事と語ろう!」の開催についてお知らせいたします。先般、第1弾として10月20日に小金井市で、「2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた地域をあげてのおもてなし」ということをテーマとして行いました。英語の寸劇をやったりしましたし、ご視察になった皆さんはおわかりのように、外国人を英語で案内できますかと、最初、自信がないと言ったら、寸劇が終わった後は、これならやれますと皆が手を挙げてくださったという、そういういい経験でした。
 そこで、2回目は、「2020年に向けた子供の健全育成 地域の力・スポーツの力」ということをテーマとして、来年の2月5日に、今度は荒川区で実施いたします。東京都では、これまでも大人や親に働きかけることで正義感や倫理観などを子供に伝えていくための取組として、「こころの東京革命」を展開してまいりました。これから2020年に向けまして、オリンピック・パラリンピックを成功させるためには、この取組を発展させて、次の世代を担う子供たちが「おもてなしのこころ」や「思いやりのこころ」を持って、世界中から訪れるアスリートや旅行者を歓迎することが重要であります。この2月の会は、特別区長会会長でもあります西川太一郎荒川区長をはじめ、コーディネーターとしてフリーアナウンサーの政井マヤさん、コメンテーターとして、こころの東京革命協会会長の川淵三郎さん、バルセロナオリンピック金メダリストの岩崎恭子さん、パラリンピアンの佐藤真海さんなどをお迎えし、参加者の皆様と直接コミュニケーションを図りながら、子供の健全育成について考えたいと思っております。詳細につきましては、関係局に聞いていただきたいと思います。
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】幹事社から1つ質問させていただきます。時事通信の中平と申します。よろしくお願いします。
 Wi-Fi敷設についてお伺いしたいんですが、これまで都営バスに入っていて、今回、地下鉄と設置できましたが、今後はどういう施設、どういう場所にWi-Fi施設を広げていきたいとお考えでしょうか。

【知事】駅というのは、一番皆が使う場所であるし、それから空港、やはり交通機関のターミナル、これが一番重要だろうと思います。それから、繁華街に出て銀座でも新宿でも、買い物をしている時に、言葉がわからないような時に、Wi-Fiでつなぐということがあるので、将来的には、できるだけ多くの所で、東京都内のどこを歩いてもつながるという形に持っていきたいと思っています。これは少しずつしかできませんので、鋭意2020年に向けてやっていきたいという思いであります。

【記者】東京新聞の松村です。休みのうちに、長野県で地震がありましたけども、かなりひどい地震でしたけども、死亡者がいなかったと。これをどういうふうに見ておられますかということとですね、東京都として、何か支援を考えてられますか。

【知事】私がすぐ思ったのは、やはり地域の助け合いがすごいと。それで、思い出したのは、東久留米の総合高校で、夜間の訓練、泊まりがけの訓練を高校生の皆さんがやっていました。あの時に、瓦礫、建物が倒壊した時にどうすれば皆さんが助けることができるかという時に、車のジャッキを持ってきて、あれで持ち上げて助かりますという訓練をやっていました。今回、報道を見ていたのですけれども、同じことを地元の皆さんがやってくれたので助かったということですから、やはり地元のつながり、それと、相当訓練して、トランクに積んでいたギアジャッキ、白馬は、私もしょっちゅうスキーに行ったので良く知っているのですけれども、スノータイヤにはきかえたりしないといけないので、そういう準備をしていた時に、そのタイミングだったということもあるけれど、やはりどこの地区にどういう方が住んでおられて、あそこの区長さんがしっかりお話をなさっていたけれども、状況を把握しているということ。そして、住民が一丸となって、東久留米の高等学校で訓練したような内容を実際にやってもらったということで、やはり備えあれば憂いなしということで、それがなければ、あれだけの倒壊ですから、死者、行方不明者というのは出てきたと思うので、我々が防災訓練をし、こういう緊急事態の準備をする過程で非常に役に立ったと思っております。
 ちなみに、東京消防庁、それから警視庁にも支援のお願いがありましたけれども、直ちに出動させました。しかし、その日のうちに帰ってくるというぐらいに、地元の人たちがしっかり頑張ってくれたということなので、今後さらに情報収集をしながら反省点、学ぶべき点、そういうことを考えていきたいと思っています。

【記者】はい。

【知事】あと、よろしゅうございますか。総選挙なので、記者の皆さんもそちらの方に動員されているかもしれませんが、都政は着実にやっていきたいと思いますので。

【記者】霞が関通信の稲村と申します。ポケットWi-Fiについてお尋ねします。既に大江戸線では、無線LANといいますか、ポケットWi-Fiじゃないけど、電車の中でWi-Fi使えるんじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。ことさらに改めて駅に設けるまでもなく、大江戸線の中でも既に使えるんじゃないんでしょうか。

【知事】Wi-Fiって、お使いになったことあります?

【記者】ええ、あります。

【知事】ご自分でお使いになっていますか。

【記者】ポケットWi-Fiといいますか、ポータブルのWi-Fiを持って、インターネットに接続するというやつのことを言っておられるのではないのでしょうか。

【知事】いや、ポケットではなくて、ハードはどうでも良いのですが、インターネット接続しないと、自分のメールも見られませんし、いろいろな情報をとる時に、ヤフーでも何でも良いですが、つながりませんね。それで、今、いろいろな所で、例えば、ファミレスに行っても、喫茶店に行ってもWi-Fi使えますよということで、よくファミレスなんかで、ただなものだから、一生懸命そこでやっている人を見ますけれども。大江戸線の中はどうですか、誰か知っている人いますか。
 ちょっとこれは確認させてください。このポイントは無料ということなのです。要するに、外国人の方が来られた時に、東京で困ることといって、大分減ったのですけれど、Wi-Fiが有料だと困るので無料にしてくださいということと、いろいろなアプリがあるのですけれども、何回も登録し直さないといけない。そうではなくて、1回登録するとそれでどこでもできる。毎回、登録をするというのは滅茶苦茶大変なのです。ですから、シームレスということと、無料ということがポイントなので、私は、大江戸線でやったことないのでわかりませんが、それがポイントなので、その点は確認させていただきたいと思います。

【記者】新宿区新聞の喜田です。消費税がですね、1年半延期されることになりました。この影響とですね、東京都の税収に対する影響というのはどのようにお考えになっていますでしょうか。

【知事】実際に、来年の秋に消費税が上げる予定でありましたから、少なくとも今我々がやっているのは、来年度の予算を準備しているということでありまして、そこから先どうなるかというのは具体的なシミュレーションを行っている訳ではありません。ですから、総選挙が終わって、様々な経済対策を見たりしないといけないし、そもそも、国の予算をやる前提として、税調を開いてきちんと来年の税制について確定しないと予算ができないのです。今回はまだ税調をやっていいません。14日という非常に前倒しになったのは、ほんと選挙期間10日ぐらいになって、それは暫定を組まないで、予算をきちんと年度内に上がるということなので、その前提としての税調を選挙の後すぐに開かないといけない。その時に、消費税の増収の見積もりはどうであって、どうだと。全部東京都に来る訳ではありませんから、そこは、それからの議論ということで、そのことは、今考えてもある意味で無駄なので、状況を見る必要があると思っています。
 何か、答えが来ましたか。大江戸線は。

【同席者】無料では使えません。

【知事】大江戸線では無料Wi-Fiは使えませんということであります。今日の帰りにでもご利用していただければと思います。

(テキスト版文責 政策企画局調整部政策課)


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