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舛添前知事「知事の部屋」

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記者会見

平成28年6月3日更新

舛添知事定例記者会見
平成28年6月3日(金曜)
14時00分~15時15分

知事冒頭発言

1 ライフサイエンスビジネス活性化への取組について

【知事】私の方から1点ございます。日本橋におけますライフサイエンスビジネスの活性化に向けた取組についてお知らせをいたします。創薬や医療機器などのライフサイエンスビジネスは、国際的に成長が期待されるだけでなく、都民・国民の健康長寿の実現にも大きく貢献する分野でありまして、その活性化は東京にとって非常に重要であります。
 こうしたことから、都では、国家戦略特区制度を活用した先進医療の実用化や、ものづくり中小企業の医療機器分野への参入、ベンチャー企業の創出など、東京を国際的なライフサイエンスビジネス拠点に成長させるための取組を行ってまいりました。
 今日、ライフサイエンス分野の関連企業が数多く集積します日本橋において、大学・団体・企業等の交流や、人材育成などを行います「一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン」、略して「LINK-J」が設立されました。
 都は、この「LINK-J」と連携しまして、先進医療の研究成果等を発表するセミナーを実施するほか、10月にはものづくり中小企業と医療機器メーカーとのマッチングを行う支援拠点を日本橋に開設する予定であります。
 こうした産・学・公が連携し、優れた研究成果や技術を発掘・選定して、製品化につなげていく取組を着実に進め、ポテンシャルの高い日本橋を国際的なビジネス交流拠点にしていきたいと思っております。
 この点につきましての詳細は、政策企画局及び産業労働局の方にお尋ねいただければと思います。

質疑応答

【記者】幹事社、共同通信の斉藤です。幹事社から2点質問があります。
 まず、これまで挙がっている問題についてなのですが、調査について、弁護士による調査の進捗状況、また、公表の時期の見通しを教えてください。

【知事】現在も精力的に調査をしていただいております。今のところ、何とか来週中にはご報告をいただきたいとお願いをしているところでありまして、そういう方向で全力を挙げて努力をしていると弁護士さんの方からお答えを頂いております。

【記者】次に、議会について、1日の所信表明後、自民、公明両党から説明不足と、批判の声が上がっていますが、受け止めを。また7日に代表質問、8日に一般質問がありますが、どう臨むか、お教えください。

【知事】まず、ご批判に対しては、これは真摯に受け止めたいと思っております。ただ、今申し上げましたように、検察出身の弁護士の先生方に厳しく精査をお願いしているところでありまして、その調査報告をしっかりと踏まえた上で対応したいと考えておりますが、いずれにしましても、都議会における審議につきましては、誠実に全力を挙げてお答えをしたいと思っております。

【記者】テレビ東京の石井です。まず、都政についてなのですけれども、安倍総理が消費税の再延期を決めましたけれども、かつて自民党の税制調査会にもおられて、税制に精通されていると思うのですが、まず、この総理の決断をどのように受け止めていらっしゃるのか。今後の東京都の社会保障政策にどのような影響が出るとお考えか、教えてください。

【知事】これは、内閣総理大臣がご自身の政治的決断を持って、そして、与党であります自民党、公明党の皆様方とも十分に意見を交換した上でご決断なさったことだと思っておりますので、それは総理のご決断だと思っております。
 私のコメントはそうですけれども、今、都政についての影響ということがございましたので、まず、やはり経済が良くないと、我々は、このすばらしい経済活動によって富を生み出された皆様方の税金をいただいて仕事をしておりますので、税収という観点からの経済成長ということは非常に重要だと思っておりますので、それはアベノミクスの成果ということで、総理がご強調なさったことだと思います。
 それから、都政につきましては、経済とともに、やはり社会保障というのは非常に大きな問題でありまして、待機児童の問題、それから高齢者の問題、様々な施策を展開しないといけません。非正規労働者の問題もございます。そういう社会保障全体についての、やはり財源ということが、しっかりしないといけないと思いますので、我々は、やはり地方自治体として、十分地方自治を担えるだけの財源が、しっかり税制上、賄われるということを今後もお願いしていきたいと思います。毎年の税制改正については、昨年度もやりましたように、偏在是正措置の問題であるとか、暫定措置の問題であるとか、私たちにとって、これは看過できない問題というのは、今後ともこれはしっかりと国に対して要望してまいりたいと、そういうふうに思っております。

【記者】あと、来週にも発表されるという調査結果の公表の仕方ですけれども、これは、弁護士さんとともに、知事の口から発表されるということでよろしいのでしょうか。

【知事】それは今、調査を進めていらっしゃる弁護士の先生方とも協議中でありますけれども、先生方のご意向もございますので、まだ詳細は決まっておりません。それは、どういう形でやるかということも含めて、日時も含めて、分かり次第、すぐ皆様方にお知らせをしたいと思っております。

【記者】公表の範囲についてなのですけれども、疑惑が報道などで挙がっているものに関してということでよろしいでしょうか。

【知事】基本的には、様々な疑問点が呈されていますので、それに全てお答えできるようにということで、大変量が多くなっておりますので、時間がかかっているというのはそういうことでありますけれども、基本的に、どこまで遡って、どれだけの範囲でやられるかというのは、基本的に、今、お仕事をなさっている弁護士の先生方にご一任してございます。
 ただ、基本は、冒頭申し上げましたように、全ての疑問に答えると、そういう態度で臨まれていると思います。

【記者】もう1点。知事は、これまで法的な面だけでなく、道義的、倫理的な面についてもアドバイスを頂くとおっしゃっていますが、そういった面についても知事ご自身のアドバイスを踏まえたご見解を発表されるということで。

【知事】ええ。いずれにしましても、そういういろいろなご指摘、アドバイスがありましたら、それをしっかりと受け止めて、今後の対応をどうするかということは、これまた明らかにしていきたいと思っております。

【記者】朝日新聞の伊藤です。昨日、公用車の件につきまして、共産党都議団がまた一つ発表されたのですけれども、その内容について、4月の目黒区長選の応援に行かれたということを発表されていたのですけれども、どのような理由で、どういった事情で行かれたのか、教えてください。

【知事】まず、一般的な公用車の使用について、様々なご批判がございます。これについては、真摯に受け止めまして、一般的にですけれども、更なる厳格な運用をするような形で検討したいと思っております。都政との関連性が高いとか、それから、いろいろな、そういうルールが今までございます。基本的には、そのルールに従った形でありますけれども、ずっと前から問題になっております、片一方が公務先で、そういうときは使っていいというのがあります。こういうことも含めて、しかし、やはりいろいろと疑義が生じないように、厳格な形で見直していきたいと思っていますので、先ほどの石井さんのご質問にもありましたように、様々な面について、いろいろなアドバイスを頂きますので、それを頂いた上でしっかりと、更なる厳格な運用をこれから心がけていきたいと思っております。

【記者】今後のことは所信表明でもお聞きして分かっているのですけれども、選挙での応援ということに関して、一部自治体では、住民監査請求をされて、返還するようにという勧告が出ている例もありますし、また、区長が選挙応援に公用車で行って認められているような判例もあります。知事ご自身が、公務として、都政の関連性が高いという政務として選挙応援に行く、その知事自身のご認識を伺いたい。

【知事】いろいろな解釈があり得ると思いますけれども、東京都の中に23区あり、また、多くの市町村があります。そういう中で、やはり市区町村の政治運営、これとの関わりがやはり都政は非常に多くございます。いつも区長さんと何か会議をやったり、市町村長の皆さん方との協議会を、これはもういつもオープンで協議会をおやりになっているのはご存じだと思いますけれども、そういうことをやっておりますので、そういう意味で、非常に都政との関連が強い、そういう判断をしたわけであります。
 しかし、今おっしゃったように、そういう判断でよろしいという見解もあれば、いや、それはやはりやめた方がいいのではないかという見解もありますので、今後はそういうことを基にして、今おっしゃられたような疑問が呈されないような形で見直していきたいと思っております。

【記者】ありがとうございます。ちょっともう1点だけ。都の担当者の方から、知事は、慎重に公用車、選挙の応援などに関して慎重に扱うようにということは言われていたのでしょうか。

【知事】一般的に、なかなかこの公務と政務との仕分けが難しいということで、そういうことは都の担当は言っておりました。ただ、ルールはこうであって、過去もこのルールでやってきましたということでありますので、私の方は、そのルールに従ったというつもりでありますけれども、ただ、そういう疑問が今呈されておりますので、今後更に襟を正していきたいと思っております。

【記者】TBSの杉山です。よろしくお願いいたします。まず、今の公用車の件についてなのですけれども、知事が以前に出された著書の中では、運転手付きの公用車は不要だと書かれているものがありました。この運転手付きの公用車をなくすことは、やはりできないでしょうか。

【知事】書いたときの立場があると思います。ですから、私は公務というのは、国会議員でありますから、国会議員のときは、例えば外交防衛委員長をやったり、そういう議会の重要な役職につきますと、公用車が付くわけです。その使い方も、様々、国のルールがあって、それに従ってやっておりますけれども、そのときに、本当に必要なのかどうなのかという疑問を思ったことはあります。
 しかし、要警護対象者と、つまり、警護のおまわりさん、SPさんが付かれるという立場になったときに、そのセキュリティーの問題であるとかということがありますし、今は16万5000人の職員を抱えて、1350万人の都民の生命と財産を預かる立場でありますので、様々な重要な決定をしないとならないかもしれない。それで、例えば、その運転手付きの公用車がなくてどうするのだと。
 私も、役職のついてない国会議員のときは、自分で運転していたこともあります。けれども、途中でやめましたのは、役職についてなくても、例えば交通事故、もらい事故で交通事故があっても、やはり国会議員としての仕事が、それ、差し障るということがあります。
 それから、では、タクシーに乗ったらということですけれども、今のような知事の立場で、非常に機密性の高い連絡をしないといけないようなこともあります、危機管理などで。そうすると、これはなかなかできないだろうというようなことで、今の私の立場では、私は一般的にそう申し上げたけれども、少しだけ説明したそういう理由で、なかなか難しいのかなと思っております。

【記者】もう1点、その著書に関してなのですけれども、これも過去のもので、自分たちに不利な情報ほど積極的に公開することが重要であると。また、メディアにたたかれると政治生命が絶たれるので、メディアに対応できない人は政治家になってはいけないというのが今の時代であると書かれています。この現在の情報公開、メディア対応については、今の舛添都知事は、どうですか。

【知事】私は、全然、基本的に変わっていないと思います。ですから、例えば厚生労働大臣のときに、いろいろな有識者の会議などもありましたし、年金記録を思い出していただければ分かります。C型肝炎の問題もそうです。それから、新型インフルのときもそうです。
 様々な情報をしっかりと公表するということは、できるだけ自分の言葉で公表するということは、今行っているわけであります。ただ、今の状況でいろいろな意味で、私は報道のやり方が悪いという、そういうことを言っているわけではなくて、様々なご批判がありますから、私自身が自分の言葉で申し上げて、どこまで皆さんが信じてくださるのかと、そういうことがありますので、厳しい、この検察経験のある弁護士の方に見ていただきたいということを申し上げているわけです。
 それから、私自身がこの会見にしても、2時間近くにわたって皆さん方のご質問にはお答えをしているつもりなので、私の基本的な原則は変わっておりません。

【記者】この後、二つちょっと伺えますでしょうか。6月30日にボーナスが出ると思いますが、これについてはどのようにお考えでしょうか。

【知事】そのような問題について、この場で私が何かお話しするということはふさわしくないと思っております。

【記者】分かりました。では、最後に、今週火曜日にメキシコの幹部の方と面会をされましたけれど、絵画を持っていかれたと思います。

【知事】はい。

【記者】その狙い、それから、あの絵に関して、誰のもので、幾らぐらいで、どこでどのように購入したか伺ってもよろしいでしょうか。

【知事】それは、全部あの場で説明してあります。最初に、フランシスコ・トレドというメキシコの画家の絵を私が頂いたのです。それをご紹介しましたけれども、私が知っている限り、どの新聞も、どのテレビカメラも、それは一切、映しもしなければ言及もしていません。
 北川民次というのは、メキシコで勉強した画家なのです。メキシコとものすごく関係が深いのです。そういうことで、「メキシコの文化の影響を受けた画家がこういうところにおりますよ」ということであって、これは大使にも、「それは是非紹介しますから」と。こういうことが起こる前にです。この一連のことが起こる前に。それはメキシコ大使にお聞きしていただければ分かります。
 晩餐会でそういうことを言われたので、「それでは手に入れましょう」と。そして、私は物を節約すると皆さん方が評価してくださっていますので、1円でも安くそういうものを買いたいということで、オークションだと10分の1ぐらいで買えますから、それをオークションで購入して、あれは確か7000円ぐらいで買えたのだと思います。
 それで、恐らくあれはちょっとよく記憶しておりませんけれども、やはりきれいな額に入れた方がよろしいので、そして、それは額に入れて、頂いた絵に対して、すぐその場で、「では、お返しに」ということではなくて、これはいろいろメキシコ市も受け取っていいかどうか、いろいろな規則があるみたいなので、一応、大使にお約束したように、「北川さんというのはこういう方で、こういう方の絵でございます」ということをお示しして、非常に文化の談義が、この議論が盛り上がったと。
 それで、トレドさんの描いたのは、非常に今のメキシコでもよく知られている画家でありまして、そういう議論ができて、そして、少し長くなって恐縮ですけれども、やはりオリンピック・パラリンピックというのはスポーツだけではなくて、文化の祭典でもあるので、非常にメキシコ市も、メキシコの国も全力を挙げて支えていきたいと。
 しかし、メキシコ文化というのはあまり知られていないので、「是非、知事さん、2020年には、メキシコと日本の文化交流、こういうことを文化プログラムに生かしていただけませんか」ということでありましたので、そういう経緯の下で行われたわけでありますので、いい質問していただいてありがとうございました。私はそのことをきちんと説明したかったので、ありがとうございます。

【記者】では、そのメキシコにゆかりがある絵である上に、ヤフーオークションで購入して渡したと。

【知事】そうではなくて、1円でも安く入手するためにです。あれを普通の画廊に買い行ったら、7000円で買えません。7万ぐらいかかると思います。そういう意味です。

【記者】フジテレビ「めざましどようび」の長野です。よろしくお願いいたします。今回、一連の疑惑に関してなのですが、苦情や問い合わせが2万件以上来ていて、その対応に職員の方が追われて仕事にならないという声があるのを把握していらっしゃいますでしょうか。

【知事】苦情がたくさん来ているということはしっかりと受け止めておりますので、これは真摯に反省して、改めるべきは改めたいと思っております。

【記者】そして、その2万件を超える苦情や問い合わせなのですけれども、それも大切な民意だと思うのですが、それについてはどのようにお考えでしょうか。

【知事】しっかりとそういう民意を受け止めて、改めるべきは改めたいと思っております。

【記者】NOBORDERの上杉隆です。お久しぶりです。舛添知事、評論家時代も、そして参議院議員時代、そして厚生労働大臣時代も、かなり厳しい言質で公金の使われ方、国民の税金の使い方に対して本当に、もう胸のすくような発言を、コメントを続けられていて、私自身も本当に尊敬に値するような形で見ていたわけですが、前知事もお金の問題で辞任しました。都民の大事な税金、この使い方に関して、まず都知事として、もう1年も超えますが、どのように扱うべきかということをまずちょっと、改めておっしゃって。

【知事】今、おっしゃられたように、様々なご批判も含めて、頂いておりますので、しっかりと検証して、そういう批判がないように改めてまいりたいと、そういう決意であります。

【記者】ちょうどそこで関連で二つ。東京都は2020年にオリンピックを行うことになっております。ただ、昨今、そのオリンピック招致委員会あるいは組織委員会も含めて、東京都が関連しているもので、電通さんも含めて、いろいろな形で不正なお金が出ているのではないかということで、フランスの当局あるいは海外からも、捜査あるいは調査の目が入っています。これについて、組織委員会、招致委員会と同じメンバーもいますが、都知事として何らかの検証をするとか、改めてきちんと組織作りをし直すとか、あるいは、都の職員の方には、2009年の招致のときからずっとこれに関連して、今は外れている方もいますが、そういう方もひっくるめて、総合的に公金の使われ方、都民の税金の使い道というのを都知事自ら検証するということはないのでしょうか。

【知事】まず、私自身は招致のときには知事ではありませんでしたから、全くそこのところの事情はわかりません。それで、今、おっしゃったことについて「どうなのだ」ということは、「これは厳しく調べてみてくれ」ということを申し上げました。都の職員側からの答えは、今、いわゆる招致のときのフランスの当局が調べている疑惑ということなのですけれども、それについては、「都からの一切の支出はない」という、そういう明確な答えを頂いております。そういう答えがありますので、私はそのとおりだろうと思っております。ただ、今後、今の答えで都は不正な支出はしてないということなのですけれども、しかし、そういう疑惑が出てくるということは2020年大会の成功にとってはよろしいことではないので、様々な機会を捉えて、検証というか、少し遡ってどうなのだろうということは、今後ともしっかりと見ていきたいと思っております。

【記者】都の方で、知事の権限ではないかもしれませんが、検証委員会あるいはそういう組織というのを作って検証するということの予定はありませんか。

【知事】今のところ、その予定はございません。それで、一応、都は名前も連ねているのですけれども、基本的には、招致委員会の主たる方々というのは都ではない方々が、ほとんどがトップでおやりになっていたという、確か都知事も形だけは入っていたと思うので。ですから、今、おっしゃるようなものを作っても、本当にそれが成果が出るのかどうなのかというのもちょっと私は確証を持てませんので、今、むしろ、かつての招致委員会、今、それは組織委員会に流れがいっていると思いますけれど、そちらの方でしっかりと検証なさるのを、まず見てみたいと思っております。

【記者】最後ですが、私も一都民として、やはり税金の使い方というのはきちんとチェックをしなくてはいけないのと、やはり納得いく、オリンピックをするためにはそういう形で報告がほしいということとあります。そういう中で、知事ご自身の、来週、報告書というのが出るということなのですが、仮に不正あるいは道義的に問題があるとなった場合、公金の使い道に厳しい姿勢をとられている知事としては、政治的な責任あるいは何らかの形での責任をとるというご用意はありますか。

【知事】それは、しっかりと調査結果を見て考えたいと思います。

【記者】調査結果の内容によって、例えば、法的ではなくても道義的にとなった場合、どうされますか。

【知事】それについても、まだ内容が分かっていませんから、しっかり今、精査していただいているので、その上で考えたいと思います。

【記者】東京新聞の川上です。今度の、来週の発表なのですけれども、これまで挙げられてきた疑念に対して、一つひとつ細かく発表するという予定でしょうか。それとも、全体の総括的なものにとどめる予定でしょうか。どちらでしょうか。

【知事】それは、今、最終的にどういう形でやるかというのは、私がやるわけではありませんから、調査をなさっている先生方がおやりになるのですけれども、少なくとも、先ほど申し上げましたように、どういう発表の形であれ、様々な疑義が呈された問題があります。それについて全てお答えするという形で答えが出るのだろうと思っています。

【記者】政治資金規正法の趣旨は、政治資金の使い道をガラス張りにするというところが趣旨になると思います。それで、いろいろな報告書に対して細かな項目が並んでいると思います。それで、我々もいろいろな形で、知事の使い道を我々も知ることができたということがあります。ですので、細かく出していただくというのがこの法の趣旨にのっとったものだと思われるのですが、いかがでしょうか。

【知事】ええ。私もそのとおりだと思っておりまして、「全て調査してください」と申し上げておりますし、全てについてヒアリングを受けております。

【記者】そのヒアリングなのですけれども、どれぐらい弁護士さんの方にお話をされたのでしょうか。

【知事】それは、問われるまま、全てお答えをしております。

【記者】時間的にはどれぐらいだったのでしょうか。

【知事】それは、細かい時間は今、申し上げないようにしておきます。相当ヒアリングを受けているとだけ申し上げておきたいと思います。全て結果に反映されると思います。

【記者】NHKの江頭です。今の調査結果の公表についてのちょっと関連で、もう少しはっきりお伺いしたいことがありまして、公表の時期なのですが、7日、8日、代表質問、一般質問とありますので、来週中とおっしゃいましたけれども、そういう質疑の場に間に合わせるとすれば6日月曜日になるのかなと思うのですけれども、それはいかがでしょうか。

【知事】私は、所信でも申し上げましたように、できるだけ早く、審議に間に合わせてほしいということを申し上げました。ただ、「今日段階でどうですか」と言いましたら、「全力を挙げて、この週末も含めて全力を挙げてやっているのだ」と。私は一刻も早くお願いしたいということを申し上げておりますので、今日、この今段階での答えは、「何とか来週中には上がる」と、そこまでしか答えが来ておりません。それがどれだけ、来週中と言ったって、月曜日なのか水曜日なのか金曜日なのか、いろいろあると思いますけれど、正確に申し上げると、今のところ、そうでありますので、私は、更にスピードアップをお願いしますということを申し上げているところです。

【記者】代表、一般には間に合わない可能性もあるのですか。

【知事】私は間に合ってほしいと願っていますが、いかんせん、特に政治団体が複数あって、川上さんが先ほどおっしゃったように、たくさんあって、見る項目をご覧になったら分かると思いますが、多いのです。そして、解散してしまっているものもあるものですから、その資料を探し出すとかいうのに相当お時間をとられているということは聞いております。我々は全面的に協力していますけれど、そういう事情ですので、分かり次第、皆様方に、いつ、どういう形でやるかというのは、これはお知らせしたいと思っております。

【記者】あと一つ。調査の発表、公表されるときというのは、弁護士の方は同席するご予定ですか。

【知事】いや、そこも、どういう形にするかの、まだ詳細が決まっていません。今、全力を挙げて調査をやっておられるところですから、誰がどういう形で、私はどういう形で発言をするのか、どういうふうにやるのか、ここまでまだいっていませんので、それはまた決まり次第、お知らせしたいと思います。

【記者】日本テレビ「NEWS ZERO」の杉野です。よろしくお願いします。追及の質問がこう毎週、繰り返されている中で、知事に是非気分を変えてお答えいただきたいのですけれども、リオ・オリンピック・パラリンピックでハンドオーバーセレモニーというものが予定されていると思うのですが、知事は、現在、どんな演出を考えていらっしゃるのですか。

【知事】これは、次期開催地の首長さん、市長さんや知事がそちらに参って、リオの市長からオリンピック旗、そしてパラリンピック旗を受けとるということなので、それは次期開催都市の首長としてきちんとやらないといけないし、きちんと責務を果たさないといけないと思っております。そして、リオが終わりましたら、オリンピック・パラリンピック、もう4年後は東京だということで、東京に注目が集まります。そして、そのハンドオーバーセレモニーと共に非常に重要なのは、オリンピック・パラリンピック大会の閉会式において、東京はどういう街であって、どういうスポーツプログラム、どういう文化プログラム、そしてどういうまちづくりをやっているのか、東京の人たちはどういう生活しているのか、それを、確か8分間ぐらいでプレゼンテーションをやる必要があります。これの出来というのが非常に大きな影響を与えますので、今、総力を挙げて組織委員会や国とも協力をしながらそういう準備を進めているところでありまして、きちんと責務を果たしてまいりたいというのが今の気持ちであります。

【記者】暗いニュースや知事への疑惑が追及される中で、都民の方はその8分間にどんなことをされるのかというのは期待されていると思うのですが、今、少しだけでもその内容はお伺いできないですか。

【知事】これはまだ、私一人で決めるわけではなくて、皆さん方の協議の中で決めますけれども、やはり外国のお客様がたくさんお見えになって、例えば、隅田川から東京湾を船でご案内すると、「こんなすばらしい経験は初めてだ」とおっしゃるということは、やはりこういうものも見せてもいいのだろうと。それからまた、伝統的な文化、絵画、芸術もありますけれど、現代の芸術家がすばらしい、私も勉強してみてわかったのですけれど、「こんなすばらしい、世界に飛躍している若い芸術家がいるのだな」という、こういう方の活躍振りも見せたいなと思っております。それからもう一つは、渋谷のスクランブル交差点を私たちは当たり前だと思っていますが、これは世界中の人、とにかく東京に来たら、どこよりもここに来たいとおっしゃるので、何かスクランブル交差点というのは一つの東京のシンボルになっているので、こういうことを、またマスコミの皆さん方のご協力もいただいて、「東京はすばらしいよ」と「一度来てみたらいいよ」というようなことをお見せできるようなものを、今、総力を挙げて、組織委員会、国、東京都が協力して作っているというのが今の状況です。

【記者】かなり気合いを入れられていると思うのですが、オリンピックに向けて、先ほど文化の祭典であるとおっしゃいましたが、その前にスポーツの祭典だと思うのですが。

【知事】はい、もちろんそうです。

【記者】そのスポーツの振興に向けては、知事はどのような活動をされてきたのでしょうか。

【知事】スポーツは、これはとにかくレガシーとして大会が終わった後に、もちろん競技は重要です。だけど、2020年の大会が終わったときに、全ての東京都民が身近なところで、そんなにお金もかけないで気楽にスポーツを楽しむことができると、そういうことが必要なので、様々な競技施設を作っていますけれども、2020年が終わった後に、どう都民が活用できるかということを、有明テニスの森のテニスコートにしても、海の森水上競技場にしても、アリーナにしても、そういうことを今考えております。
 それから、特に力を入れていますのは、パラリンピックで、先般、クリス・ホームズ卿がお見えになって、小学校にも行かれた、シンポジウムもやられた、大変な反響で。先般、お別れの挨拶をしたときに、「本当に東京に来てよかった」ということをおっしゃっていただいたので。それで、「大きなビジョンを持って、2020年の後、パラリンピックをやってよかったな、という街にしなさい」と。私が最後にお約束したのは、2012年のパラリンピックの責任者がクリスさんでしたから、私は、去年の秋にロンドンへ行って非常に印象に残ったのは、「50年後のロンドンを見ましょう」と、つまり、2062年のロンドンを見て、障害者に冷たいような街であれば、このパラリンピックをやった意義はないと。私は、だから、「その言葉をそのまま頂きます」と。2020年の50年後、2070年に東京がバリアフリーになっていなくて、心のバリアフリーもなくて、障害者に冷たいまちになっているのだったら、このパラリンピックはやった意義がないと、そういう思いで今回クリス・ホームズ卿に来ていただいて、みんな感銘を受けたということで、特に子供たちが喜ばれたということなので。そういう思いで全力を挙げて2020年の大会、パラリンピック・オリンピック、両方の成功に全力を挙げたいと思っております。

【記者】それだけの思いを持っている中で、今、2万3000件あまりの苦情が都庁に寄せられていることについては、ご自身の心情はいかがですか。

【知事】ええ、非常に内心、もう忸怩たるものがございます。慚愧に堪えないので、しっかり改めるところは改めて、反省して、所信でも申し上げましたように、一朝一夕に信頼が回復できるとは思っていませんけれども、一歩一歩着実に仕事をして、都民のため、また国民のためにいい成果を上げたいというのが今の私の心境でございます。

【記者】最後に1点だけ失礼いたします。一昨日の所信表明で、スイートルームやファーストクラスを使用しないとおっしゃいましたけれども、改めて、なぜ使用しないようにしようと思ったのか、その心の変化をお願いいたします。

【知事】ご承知のように、厳しい見直しをやろうということで、今、都内で検討会議を、都庁の中でやっております。これはまだ結果が出ていなくて、検討会議中なのですが、しかし、多くのご批判が寄せられました。そういう思いで、特にファーストクラスやスイートルームについて厳しい批判がございましたので、私、自らの決断でこれはもうやめると。例えば、スイートルームというのは、いつも申し上げましたように、会議室と宿泊施設が一緒になっているので、場合によっては別々にとるよりは安く上がることもあります。しかし、1円でも安くするという思いで、スイートルームではなくても、安くなるような工夫ができると思いますので、そういう工夫をやっていきたいということで、これは私、自らが決断しました。あと、全体の見直しについては、今、検討してもらっていますので、その検討を受けて、しっかりと対応していきたいと思っております。

【記者】今お話しされたその理由というのは、つまりお金の面でということですか。

【知事】いえ、厳しい批判を多くの方々に頂きましたので、それを真摯に受け止めて、私、自らが決断したと、そういう意味であります。よろしいでしょうか。

【記者】批判があったから変えるに至ったと。

【知事】もちろん批判がたくさんあるということは、先程来多くの電話も来ているということを今おっしゃられたように、それは様々な批判に対してしっかりと対応すべきでありますから、そういうことをしっかりとこの胸に刻んで配慮したということであります。

【記者】キューバグランマー通信の稲村です。質問ですけれども、舛添知事がお使いになった航空運賃、私は、昔スイス航空とか、ヨーロッパの航空会社に長年おりましたのでよく分かりますが、今、ファーストクラスとか運賃はIATA(国際航空運送協会)で決まっておりましたものが、航空会社が自由に裁量で代金を出せるような状態です。ホテルも同じです。それで、今まで海外に行かれたときに、舛添知事の旅行を取り扱った旅行会社の名前と支店と、その担当者名と、同じくホテル、ホテルレップ、ツアーを扱ったツアーオペレーター、こういうところも別にありましたら、そういった個別のものをはっきりと教えていただけるということは期待してよろしいでしょうか。

【知事】まず、その前に、これは私が国会議員のときも大臣のときも、知事のときもそうですけれども、特に今、知事になってから、私、自らがどういうクラスの飛行機に乗れとか、乗りたいとか、どういうホテルに泊まりたいと、これは一切申し上げたことはありません。全てこれまでの知事がずっとおやりになった慣例の上に立って、都庁の担当職員が決めて、私が反省しているのは、そのままそれを、何のチェックもしないでそのまま受け入れたということでありますので、今、申し上げましたように、検討会議を開いて、しっかりと、実際どうであったのかと、これからは私も事務方から上がってきたプラン、例えば、「こういう案でいきます」「こういう飛行機です」「こういう部屋です」というなら、少し問いただして、「これは幾らぐらいかかるのかね」と、「これはどういう機能を持っているのか」、こういうことをやりたいし、「随行職員が15人というのは、そんなに本当は要るのかね」と、こういうことはやりたいと思っています。今、お尋ねの担当した旅行業者その他につきましては、これは是非、担当した職員、局の方に、私は全然知りませんので、局の方にお尋ねいただければ、回答は出てくると思います。是非それはお願いいたしたいと思います。

【記者】一つの例ですけれど、国会議員の海外旅行を取り扱っておりましたある旅行業者の担当者が、長者番付に乗るほど大変なお金を個人で手にしてというのが目の前にありました。そういうことで、それは是非一つ、はっきりしていただきたいと思います。

【知事】すみません。その長者番付に載ったというのはどなたがなのですか。

【記者】阪急交通社の某社員です。

【知事】ああ、失礼しました。いや、国会議員が、と聞こえたものですから。いや、その、細かいことを聞く意味はなくて、ちょっとそのどなたがというのは、主語がはっきりしなかったので、国会議員なのかと。

【記者】国会議員のというか、オフィシャルな、いわゆる議員団の旅行を全部取り扱っていた会社です。

【知事】取り扱った方々の、業者の方ですね。

【記者】そうです。

【知事】はい、分かりました。

【記者】フジテレビ「Mr.サンデー」の嶋です。先日の所信表明で、知事は、ファーストクラス、スイートルームについては使用しないというようなことを言われましたけれども、当初、この問題が出てきたころ、ファーストクラスにしても、スイートルームにしても、知事は必要性というのをすごく訴えていたと思うのですけれども、今回、批判が出たからやめるというのは、今考えてみると、もともと必要なかったものでしょうか。

【知事】いや、そういうことを言い出せば、ある意味で、切りがないので、要するに、確かに、スイートルームというのは、ただそこで遊ぶわけではなくて、会議をやるために便利がいいことは確かです。先ほど申し上げましたように、別々にとるより安くなるケースもたくさんあります。しかしながら、やはりいろいろなご批判を受けて、そうではない形で、少しでも節約できるような形で、同じ成果が上がればいいわけですから、そういうふうにしたいと、そういう思いで申し上げたわけであります。

【記者】このスイートルーム、ファーストクラスにしてもそうですけれども、今、当時、昨年のパリ、ロンドン出張の資料を見ると、その中で、配車予定、知事が乗られる車を借りる予定の資料に、知事が乗車するにふさわしい車種、「メルセデス・ベンツ・スプリンター」というような記載があるのですけれども、こういったものも含めて、これは知事の指示なのでしょうか。それとも職員が決めたことなのでしょうか。

【知事】全く私は知りません。それで今、そのメルセデス・ベンツ何とかに乗ったという、その記憶というか、何か車に乗ったのだろうけれど、その車種まで全く気にしていません。それはもう事務方が決めたということです。

【記者】では、事務方が、知事が乗るならこの車種だ、知事が乗るならファーストクラスだ、知事が泊まるのはスイートルームだというように慣習として決めていたということですか。

【知事】それは歴代の知事がおやりになったことを踏襲してやったと聞いています。

【記者】それは、これまで知事はそれを、そういう慣習がずっと続いていることについて、問題意識というか、疑問に思ったということはなかったですか。

【知事】いや、私は、ですから、先ほど申し上げましたように、非常に反省しているのは、そこはチェックしなかったことであると。それから、いつか申し上げたと思いますけれど、ちょっとやはり人数が多いのではないかなという感想を持ったり、それから、こんな場所にガイドさんが要るのかなと。例えばパリについては、いつも申し上げますけれど、私が若い頃生活していたまちですから、要らないのです。だから、そういうことは申し上げて。例えばそういうことは無駄ではないかなということは申し上げましたけれども、事前に分かりませんから、どの車が付くとかいうようなことも含めて、ですから、今後はしっかりと見直して、今検討中です。

【記者】公用車に関しても、先日、厳格な運用を徹底するとおっしゃっていましたけれども、この厳格な運用というのは、何かルールを変える予定ですか、それともルールを徹底するということですか。

【知事】その両方含めてどうするかということは、これは恐らく都議会においてもいろいろ質疑応答があると思いますから、都民の代表であります都議会の皆さん方のご意見、そして、審議を重ねながら、どういう形が一番そのような批判を受けない形になるのか、様々なアイデアを吸収していきたいと思っております。私は前、国会議員や大臣の経験がありますから、国や大臣について、また別の使い方のルールがあります。こういうことも今、研究をさせておりますので、そういうものも参考にしながら、今後、疑義を呈さないように努力をしていきたいと思っています。

【記者】現在、知事としての何か、今後はこうしていこうというような考え、具体的に何かあったりしますか。

【知事】非常にこれは私も悩んでいるのは、オリンピック・パラリンピックがございます。先般もIOCの方々が来られました。そうすると、公式の会議がありますけれども、ちょっと晩さん会をやりますというときに、どこまで、正式の晩さん会は別です。しかし、細かい話をするので、「ちょっと軽く食事しながらやろうではないか」と言ったときに、私は例えばこれは極めて東京都にとっても、2020年大会にとっても重要だと思っていますから、ご飯を食べることが目的ではないので、私は公務だと思います。しかし、では、IOCの委員長や副委員長ならいいけれども、ちょっと別のジャンルの方が来られたときに、それは、公務なのだろうかというと、これはやはり疑義が呈される場合もあるのです。特にオリンピック関係の方々が来られたときは非常に難しくて、それで、遠藤大臣も来られたり、森会長が来られたりするので、今、ちょっと思いつく一例を申し上げたのですけれども、そういうことについて、なかなか公務か政務というのは判断が難しい面もあるということをちょっとご理解いただいて、それを踏まえた上で検討したいと思っています。

【記者】これまで私もこの公用車についていろいろ質問させていただきまして、知事は何度も、都のルール上、問題はないのだということをおっしゃっておりましたし、どちらかが公務であればいいというような、ルール上、問題はなかったと思うのですけれども、これだけ批判が出ているというのは、知事は何が問題だったと、何がいけなかったと思いますか。

【知事】いろいろな批判される方々の立場もあると思いますけれども、私は少なくともルールに従ったという、つまり、ルール違反をやってまでやったということはありません、今申し上げたように。ですから、そういう中で、しかし、いろいろなご批判を受けていますから、改めるべきは改めたいと、そういう気持ちです。

【記者】最後に1点、今、こういう政治資金の問題だったり、海外出張費、公用車の利用など、知事の資質についていろいろと問われている疑惑が多々あると思いますけれども、そもそも知事は、政治家を志した原点といいますか、何を志して政治家を目指されたのですか、政治家になられたのですか。

【知事】それはやはり、国民を幸せにしたいと、それが一番の願いであります。

【記者】その志した政治家になった当時の思いと今は、何か変化はありますか。

【知事】いや、それは全く変わりません。今も一生懸命、今は都知事ですから、都民のために全力を挙げて仕事をしたいと、そこは変わっておりません。

【記者】ジャパンタイムズの大住です。質問は3点ほどあります。1つ目ですが、先ほどの質問の続きなのですけれども、既に、所信表明の中でも謝罪の言葉も頂いておりますが、その中で、何で迷惑をかけたかというのははっきり見えて……。多分、非難を受けられているのはちゃんと説明になっていないという、納得できてない方はそういう考えで非難の声が上がっていると思いますので、「迷惑をかけて、深くお詫びします」という表現は、その迷惑になったのは、ルール違反まではいっていないとおっしゃっているのですけれども、知事の解釈で、何で都民に迷惑をかけたかということ、その件についてご説明いただけますでしょうか。

【知事】それは非常に不愉快な思いをなさったでしょうし、信頼を裏切られたという感じもあると思いますし、そういうことを全て含めて、私は、これは大変申し訳ないということを申し上げました。そして、おっしゃることはよく分かりますが、説明ということにつきましては、先ほど申し上げましたように、しっかりと今、検事出身の弁護士の方に見ていただいておりますから、それを踏まえた上で、これは説明したいと思っています。

【記者】分かりました。でも、信頼を失ったのは、原因ではなく結果なので、だから、一言で、知事のご自身のお言葉で、信頼を失ったことに至った、それにつながったことについて、ご自身の行為、行動の中で何がいけなかったかというのは先ほどの質問につながっているのですけれども、一言でご説明。

【知事】いや、一言で言うと、またちゃんと説明していないということになるのですが、今お話になっているように、海外出張の経費などについて、これは自分でちゃんとチェックしなかった、これは今からやりましょうと。それから、公用車の使い方にしても、確かにおっしゃるようにルールどおりだったけれども、少しこれは見直した方がいいのではないかというようなこと。それから政治資金、主として国会議員時代の話ですけれども、これについても様々な疑問が呈されたということでありますので、そういうことについては、これはしっかりと説明していきたいし、改めるべきは改めたいと、そういうことを申し上げたのですが。

【記者】二つ目なのですけれども、先ほど、国民を幸せにしたいというお考えで政治家になられたとおっしゃったのですけれども、国民は幸せだと思いますか、都民は。今の状況を考えますと、現時点では、都民の方にとっては、知事は必要とされている存在とは言いづらい状況になっていまして、職を続けるためには、改めるべき点は改めたいとおっしゃっているのですけれども、具体的に何を改めるべきかという、献身がきっと求められて。

【知事】何が求められて?

【記者】献身、健康診断という意味ではなくて、身をささげて尽くすという、コミットメントという意味での献身なのですけれども。まだ今の説明は納得できていない方が、都民の方も政治家の方も、国民の方が非常に多い中で、お約束できることを3点ほど挙げられますでしょうか。

【知事】説明は先ほど申し上げましたように、検証していただいている先生方の結果を見て、それを踏まえてということなので、これはちゃんとやります。
 しかし、私がちょっとご質問を正しく理解していればですけれども、知事になって全力を挙げて都政の発展、都民のため働いてきたことは確かであります。そして、今もちゃんとそれは働いておりますので、今後更に、オリンピックの準備にしろ、社会保障にしろ、都市整備にしろ、全力を挙げて仕事をしていきたいと、それが私のコミットメントです。

【記者】最後なのですけれども、調査結果なのですが、かかった費用を公表されますでしょうか。

【知事】それはですね、まだ調査終わっていませんので。

【記者】その予定があるかということです。

【知事】いや、それは相手の弁護士さんがおられますから、そういうケースでどうするのかということについては、これはよく相談をしてから決めたいと思っております。

【記者】それに関してですけれども、都民は、それは僕らの税金ではないよという保証を望まれていると思いますので、それが分かるような形になるように、どうやって処理をされる予定ですか。

【知事】ええ、それもしっかりと。正にそういうことが批判になっているわけですから、それを検証している方々が、私が依頼した弁護士の方々でありますので、きちんとご指示が出ると思います。

【記者】産経新聞の伊藤です。先日、都議会、共産党都議団の方なのですが、知事が公務、政務として行った講演会の講演料がファミリー企業に、舛添政治経済研究所の方に振り込まれているという発表がありました。公務としての講演料が企業収入になっているのではないのかと、おかしいのではないのかという提起だったのですが、それについて知事のご説明をお願いします。

【知事】まず、新聞社含めていろいろなフォーラムとかで都政について話せと言われて出て、これは新聞社が翌日、新聞にちゃんと公表しているところであります。そして、謝礼という形で頂く場合もあるということであります。
 私のは企業でありますけれども、株式会社舛添政治経済研究所というところでありまして、私の政策活動、政策をどうまとめるか、こういうことについてしっかりと支えて、その準備をしているところでありますので、私の判断で、私は、私個人に、そういうある新聞社から頂いた謝礼というものを入れるよりも、そういう私の研究機関の方にそれを入れた方がいいと、そういう判断でありまして、企業活動云々という意識があってではありません。

【記者】本来は、知事個人の収入になるものなのですか。

【知事】いや。ですから、そこは、どういう形で処理するのかというのは私が決めるわけだし、伊藤さんが逆の立場だったら伊藤さんがお決めになればいいのであって。しかし、私はあくまでも都政について話すことを求められて話をしました。私が政策を作るときも1人でできませんから、様々な本とか文献とか過去の都政の研究をしたりと、そういうことをやっているのが、私のシンクタンクである舛添政治経済研究所でありますので、私は自分がポケットマネーとしてそれを頂くよりも、そういう研究をしているところに、そこに資金を、頂いた謝礼を入れて、それを有効に活用して、私の政策活動の材料にしてもらった方がいいと、そういう判断でやったわけであります。
 ですから、企業活動という面も、今おっしゃったようにあるかもしれませんけれど、私の判断はそちらの方がいいという判断でやったわけであります。

【記者】ちょっとよく分からないです。舛添政治経済研究所の登記簿によると、政治経済に関する講演の企画なんていうのもありまして、それはシンクタンクというか、企業の収益を上げるための活動の一つとして書かれているのではないのかと思うのですが。

【知事】会社をお作りになったら分かるのですけれども、定款というものを書かないといけないです。定款というのは、恐らく新聞社もそうでしょうけれども、新聞を発行するということだけではなくて、様々な事業活動をやるという、その事業活動の中で私はある新聞社から呼ばれたわけです。
 ですから、定款というのは、ありとあらゆる可能性をそこに書くわけなので、そういう意味で、どの会社もそうですけれど、いろいろなものを書いてあるわけで、例えば新聞社がある展覧会をやるとか、それから、ある劇団を呼ぶとか、いろいろなことをおやりになっていますけれども、そういうことが可能なように定款は書いてあるので、定款に書いてあるから云々ではなくて、やはり主としての仕事というのは、新聞社ならやはり新聞を発行するということですから、そういう意味でありまして。だから、これは議論をすれば、果てしなく伊藤さんと議論を重ねることになりますけれども、では、公器である新聞が、新聞を発行する上に、そういうイベントを企画していいのかなどというのがあっても、私はやはりそれは新聞社としてしっかりと基本のことをやっていて、そういう中での活動だということであれば、何の問題もないと私は理解をしております。

【記者】ちょっとごめんなさい。では、この講演というのは公務だったのですか、企業活動だったのですか。

【知事】いや、私は基本的に公務としてお受けしました。

【記者】公務として受けたものだと。

【知事】基本的に。それは新聞社が、もう名前言いませんけれども、ある新聞社が「広く国民のために、今、東京都はどういう政策をおやりになっているのですか、都知事として来て話してください」と。「じゃあ、行きますよ」と、それで行ってお話をしました。そのときに、「これは謝礼であります」ということで頂きました。その処理の問題であって、私は自分のポケットマネーとするよりも、私のそういう政策をしっかりと支えている、自分のシンクタンクである株式会社舛添政治経済研究所にそれを渡した方が、はるかに意義があるという私の決断であります。そこから先は、もうこれ以上お話をしても、立場が違いますので。

【記者】知事の認識をお伺いしたいのですけれど、公務というと、都の事業といいますか、それにかかる費用、経費などというのは、全て都税から賄われて行われる事業の一つかと思うのですけれども。

【知事】いえ、そこは違います。私は、たくさん本を買って勉強しています。だから、都政のことをやるだけでも、都からの資料だけでやっていません。それは大臣時代の経験もあるのです。役所の資料だけでやったら、役所の考えていることだけですから。そうではなくて、何か新しい視点がないのかと。「東京都としてはこうですよ」と役人が言っても、それを突破するだけの新しいアイデアはないのかと。だから、私は24時間365日働いているというのは、「ちょっと違う考え方はないのだろうか」と。それでしょっちゅう本を読んだりしているわけですから、そこもご理解をいただきたいと思います。

【記者】その自分の知識を高めるための経費というのが、自らかかっておるもので、それに対する。

【知事】自分の知識を高めるのは何のためですかと。東京都の私の政策をよりよくして、都民のためによりよい政策をやるために勉強をしているわけです。それは決して悪いことではないと思います。

【記者】そのための元手がかかっていて、講演というのは、それを披露する場でもあるのだから、ある意味アウトプットだと。そのための正当な対価だという考えで。講演料だったり。

【知事】いや、ですから、場合によって、新聞社の方のように、「どうぞ」と下さるのを、私は頂いて、そして、更にそれを活用して、東京都、都政をさらによくするために、その浄財を活用したいと、そういうことであります。
 ですから、ちょっとほかの方もたくさん質問したいと思いますので。ちょっと、あとで、ゆっくりまた、ご議論する時間あれば。伊藤さん、すみません。ほかの方が質問、挙げられているので。

【記者】読売新聞の越村です。知事、視察の件で先週も質問出ましたが、伺いたいのですけれども、読売の方で調べましたら、視察先について、2014年度は美術館以外のところは90か所、把握した範囲なのですけれども、行っていまして、一方、2015年度になると、12か所、美術館以外です。かなり激減しているのですけれども、この点は、まず、どうしてこれだけ減ったのかというところを伺いたいのですけれども。

【知事】まず、一つは、大きな手術をしましたので、あまり長距離の、車に乗って行くとか、非常に長い時間、立ちっ放しの視察とかいうのは、ドクターストップがかかったということはあります。それで、ただ、相対的に美術館の数は多いではないかと、そういうご批判は受けておりますから、それは今後、見直しをしたいと思っています。
 最初の年は手術前でしたから、精力的に動きました。それから、昨年というか、非常に美術館が多かったのは、2020年の文化プログラムをやるために、大体4、5年、企画はかかるので、できるだけ多くやっておきたいという思いが一つあって。ちょっとこれは数が多過ぎたという反省があります。
 それと、これはケース・バイ・ケースなのですけれども、催し物とか、美術館によりけりですけれど、大体正味30分ぐらいなので、ある公務の地点から次の公務の地点に行く間に、東京都内、しょっちゅう動きますから、ちょうど30分空いているよと、そういうようなところにかなり押し込んでもらったということはあります。
 実はまだ小さな美術館で、館長さんの意見をお伺いしていないところもありますけれど、これはまた時間を見てやりたいと思っています。状況はそういうことであります。

【記者】引き続きなのですけれども、そうすると、把握、もしかしたら落ちているかもしれないのですけれども、2015年度、調べた範囲では多摩地方には行っていないみたいなのですけれども、これも手術のご関係ということでよろしいのですか。

【知事】私の公約は、多摩・島しょ地域を重視するということでありましたから、最初の年は精力的に多摩・島しょ部に参りました。それで、相当、私は現地を見て、例えば立川のウドを掘るのを一緒にやったりとか、TOKYO Xという豚を見たりとか、中小企業も回っていきましたので、相当見たし、島も相当見たと思っています。それでも更にまた見ていきたいというのはありますけれども、いずれにしても、30分ぱっと絵を見ることに比べると、はるかに負担が大きくなるので、入院していたのがひと月間で、1年間は養生しろということを言われていたので、そういう事情もあります。
 ただ、おっしゃられるような批判がありますから、相当、体は元に戻りましたから、これからは、精力的にまた現地の視察を、多摩・島しょ部含めてやりたいと思っています。

【記者】あと、美術館の視察なのですけれども、昨日もそうなのですが、共産党さんの指摘もありますし、こちらでも電話とか取材をしているのですが、招待状について、先週の記者の質問ですと、ほとんど招待状を頂いたということをおっしゃっていたと思うのですが、聞いている範囲では、要請していないと、都側からアプローチがあったとおっしゃる美術館もあるのですが、その点はどういうご見解なのでしょうか。

【知事】先週の記者会見を、もう一遍起こして、ご覧いただければ、私は正確に答えていまして、基本的には私が決めて行きますよと。それで、では、何で複数行っているケースがありますかというと、こういうふうに言っているのです。そこに行きます。そしたら、その美術館の方が、「いや、今これをやっていますけれど、2か月後、3か月後にこういうのがありますから、是非これもいらしてください」と、そういうケースで行きましたということを申し上げているので。もしあれなら、会見録がありますから、そのまま読むとこう言っています。
 「複数行っているケースがありますのは、あるときに行ったら、『知事さん、2か月後にこういうのをやります』と。『今度スイスからこういうのが来ます。フランスから来ます』と。『これは是非オリンピックのときに文化振興に役立ちますから、是非来てください』とお招きいただくことがほとんどなのです」と。2回目、3回目についてはそうだと。複数回ということをおっしゃられたので、そういうふうに言っています。
 しかし、冒頭に申し上げたように、基本的に私が決めますよと。ケース・バイ・ケースです。フランスの外務大臣が庭園美術館を案内してくれと言うから、それはやはり当然案内しないといけないので、そういうケースもあって。いろいろなケースがあって、一つひとつについて、全て、今、時間がありませんけれども、これはどうだというのは全部説明できます。どういう理由で行ってどうなのかということは、私はきちんと説明できるつもりです。

【記者】あと1点、議会の対応のことで伺いたいのですけれども、知事は、先ほどもおっしゃったように、調査結果について、議会の審議に間に合うようにという、来週中にもということをおっしゃっていましたけれども、議会の認識としては、審議というのは、いわゆる代表、一般質問で何かしら知事から回答が出てくるというのを期待しているように見えるのですが、例えば、そこで調査結果が、全部がつまびらかにならないまでも、例えば中間まで、大きなところ、よく注目されているところに関しては、議会の質問等で、全体がまだ調査中であっても、中間的な形で、例えば議会の議員の代表質問、一般質問に答えるとか、そういう選択肢というのはあるのでしょうか。

【知事】おっしゃることはよく分かります。それで、先程来、申し上げているように、本当に一刻も早くお願いしますよと。私自身もそういうことで、代表質問の前にあれば、それは非常によろしいわけです。ただ、いかんせん、先ほど申し上げたように、量が膨大だし、様々な政治団体が絡んでいますから、どうしても時間がかかってしまうということであります。今ご提案くださったのも一つの選択肢だろうと思いますので、これは、また、調査をなさっている弁護士の先生方と相談したいと思います。
 ただ、一方、私としては、先般申し上げましたように、様々な疑義が呈されているけれども、これはもう明確に問題ないものであると、完全な誤解のもとであるというものもありますので、そういうものについては、やはり、できれば全体像をきちっと示していただいたほうがいいだろうという判断も片一方であるのです。しかし、急いでほしいというのもありますので、それはよく相談して決めたいと思っております。よろしゅうございますでしょうか。
 幹事社さん、そろそろ、何人かに指定していただければと思います。

【記者】ドワンゴ「ニコニコ動画」の七尾です。自民党と公明党が都知事選で、舛添さんを推した経緯がありまして、この結果、都議の事務所には、連日のように電話がかかってきて、批判や脅迫めいた電話があると一部報道で伝えられております。これは都議の方にです。今回の問題で、7月の参院選とか、来年の都議選にも影響があるという見方もあるのですが、ご自身の今回の問題によりまして、このような状況になったことについて、どう思われておりますでしょうか。

【知事】私をしっかりと支えてくださった方、そして、今も支えてくださっている与党の皆さん方には大変ご迷惑をおかけして、本当に申し訳ないと思っております。
 そういう状況を1日も早く改めて、私もしっかりと反省して、改めるべきところは改めて、応援していただいている与党の先生方にご迷惑がかからないように全力を挙げてやりたいと思っております。

【記者】あと、会見の途中でリオ五輪のお話、セレモニーのお話も出たのですけれども、今日の会見で、今後も知事として続投するという決意を改めて示されたように思うのですけれども、裏を返せば、来週発表するご予定の調査、あるいはご自身のこれまでの政治活動も含めてきちっと都民なりに明快に説明ができるという自信の裏返しでもあったような感じがするのですけれど、どうでしょうか。

【知事】それは今のご感想だと思いますけれども、今は、私はしっかりと本当に前から申し上げていますけれども、私が今何言っても、「それはうそだろう」とか「また疑惑だ」と、「また続けて疑惑が」と、こういうことばかりおっしゃられます。そうすると、やはり厳正な目で見ていただいて、しっかりと調査をしていただく。その前提として、ある資料は全部出すと、私もヒアリングに応じるということをやっていますので、きっとそれは正確な、公正な、厳正なる結果が出ると思っております。
 しかし、改めないといけないことはたくさんあるし、お詫びもしないといけないこともたくさんございます。私は、今の気持ちは、これまでも一生懸命、都民、都政のために働いてきましたから、今後も是非、そういう形で努力をしていきたいと、そういう思いを述べたわけであります。私の言葉が足りずに、いろいろな今のような感想を持たれたかと思いますけれど、それは重々お詫びしたいと思います。
 では、幹事社さん、あと1人か2人、最後、ご指名ください。

【記者】まだ質問したいのですが。

【知事】いいですか。

【記者】(幹事者)知事のご判断で。

【知事】では、最後に、お願いします。

【記者】しんぶん赤旗の岡部です。3点ほどお聞きしたいのですが、一つは、公用車の利用について、先ほどルールに従ってやっていると、ルール違反はしていないとおっしゃったのですが、昨日、共産党が会見で発表された目黒区長選の応援、これは公用車使用のルールにはっきりと違反しているのではないかということと、そのかかった経費について返還を求めるということについて、これはルール違反ではないという認識なのでしょうか。

【知事】先ほど、朝日のどなたでしたっけ。

【記者】明確にお聞きしたい。

【知事】ちょっとお待ちください。ご質問いただいたように、様々な解釈がありますので、私は都政と極めて関係があるという形で判断しましたので、ルール違反ではないと、しかし、別の解釈もあり得るということです。

【記者】オリンピックの例の16年招致のときに、IOCへのいわゆる不正な金ということでフランスの検察当局が捜査している件ですが、JOCの竹田さんが契約した契約に、直接お金は入ってないと言いますが、オリンピック招致委員会に、当時、東京都の外郭団体から住宅供給公社とか、様々な団体から民間の寄付という形で、一応、私の調査では1億1350万円ほど寄付をされているのです。それは民間企業の寄付と同じ扱いにしているのです。それは、ほとんどが東京都の公金、補助金支出団体、関連法人なのです。
 そうしますと、そのお金には色はつかないけれども、そういう一部が使われたという疑義がやはりあるわけです。その辺について、東京都として改めて検証すべきではないかと思っているのですが、それはいかがでしょうか。

【知事】先程来申し上げていますように、東京都がこの招致に関して不正な支出は一切していないというのが、事務方から上がってきた答えでありますので、今のご質問について、それは実際、幾つかの団体の名前挙げられましたけれども、それはどうであるかというのはちょっと調べてみたいと思います。では、ちょっと時間が来ましたので終わります。ありがとうございます。

(テキスト版文責 政策企画局調整部政策課)


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