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令和5年(2023年)10月6日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和5年10月6日)

知事記者会見
2023年10月6日(金曜)
14時00分~14時30分

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

知事冒頭発言

1 豪雨対策基本方針

【知事】それでは、今日は6本、私の方からまずお伝えをいたします。まず、豪雨対策基本方針を策定をいたしました(正しくは、今後の改定についてお知らせする)。さっきというか、朝来る時も、インドで、シッキム州ですかね、すごい流れ、洪水が激しいのを見たばっかりですけれども、世界中、かなり荒れている。そういう中で、今年3月に、IPCC、気候変動に関する政府間パネルですが、そこは報告書をいつもまとめます。その中に、将来の気温上昇の切迫性、これが改めて示されております。激甚化・頻発化する豪雨など、これによっての水害リスクの高まりが懸念されているということです。ここ数年、東京でも1時間で50ミリを超えるような豪雨が続いております。対策強化というのは、もう待ったなしという状況。そういう中で、豪雨対策基本方針、この改定を進めているということで、これまでの検討をもとに、中間の取りまとめを作成したということであります。基本的な考え方ですけれども、気候変動に対応するために、豪雨対策の目標降雨を、都内の全域で現状から10ミリ上げるというもので、大体、これ、10年ぶりに変えるというものでございます。具体的には、区部だと、今、(1時間当たり)75ミリですが、それを85ミリ、10ミリ上げる。それから、65ミリの多摩部ですけれども、それを75(ミリ)に上げるというものでございます。そういうふうに対策を先行するエリアをまず設定をいたしまして、重点的に取組を行う。そして、段階的に全域で事業展開という、そのような段取りといたします。引き上げた目標降雨量ですけれども、主に、地下河川や、雨水の調整池などで対応いたします。また、公共施設、そして、住宅の敷地内に設置をします雨水の浸透施設ですね、こういうものです、(スライドの)一番右側。それらを増やして、地面により多くの水を浸み込ませるということで、浸水の被害を防いでいくという考えです。目標を超えるような降雨が降ったとしましても、避難場所になる高台等の整備、それから、雨を浸み込みやすくするグリーンインフラ、最近はこの言葉、よくお聞きになると思いますけれども、なんでもガチガチ、アスファルトとかコンクリートで固めるというのではなくて、吸い込むような、グリーンインフラ、これを、取組を強化をするということで、これらの取組を広く都民に知ってもらうために積極的に情報発信をしてまいります。この間、中間取りまとめに関して、皆様方からパブリックコメントをいただきたいと思います。10月6日(金曜日)から1か月間、11月6日(月曜日)までということで、ぜひ多くの皆様方からご意見をいただきたいと思います。都市整備局、建設局、下水道局、それぞれ担当であります。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:987KB)
(「東京都豪雨対策基本方針(改定) 意見募集」は、こちらをご覧ください。)

2 東京グリーンビズ

【知事】それから、これも関連するのですが、東京グリーンビズの取組についてお知らせをいたします。先日、100年先を見据えまして、貴重な緑を未来へと継承していく新たなプロジェクト、東京グリーンビズについてお知らせをしたところでございます。そのプロジェクトを展開するに当たりまして、都が進めている緑、グリーンに関する取組、総合的に整理しまして、このような(スライド)PR冊子として取りまとめましたので、ぜひご覧いただきたいと思います。東京グリーンビズ、「まもる」、「増やし・つなぐ」、「活かす」、この観点からそれぞれの取組を分かりやすくお示しをいたしております。東京は、街路樹、100万本あるのですね。それから、公園などの緑も増えているということで、経済性とか効率性が最優先というような高度経済成長期の都市開発というのは、もう、それは古いパターン。今、グリーンインフラでも申し上げましたように、コンクリートとかアスファルトに覆われた街ではなくて、人の暮らしや潤いを大切にしたまちづくりを進める、東京グリーンビズということになります。今月の16日(月曜日)、第2回東京グリーンビズアドバイザリーボードを開催をいたします。専門家のご意見なども取り入れまして、この施策をどんどんアジャイル、強化して、PR冊子の方もバージョンアップをしてまいりまして、都民の皆様方にもしっかり伝わるようにしたいと思います。それで、今、ちょっとお見せしたのですが、後ろ(バックパネル)もそうですね、都民や事業者の皆様と共にこのプロジェクトを進めるということで、ロゴマークを作りました。文字を、ちょうど植物のように見立てて、緑を増やしていくということを表現したロゴとなっています。まさに「みどりと生きるまちづくり」ということをコンセプトに、発信を強化していくということです。このロゴマークですけれども、緑の保全活動などに取り組む民間企業の皆さんや団体の皆さんもお使いいただけますので、ぜひご活用いただきたいと思います。昔、クールビズを始めた時も、ロゴは、どうぞご自由にお使いくださいということで、あちこちで使っていただきました。同じように、東京グリーンビズという、これも、どうぞご自由にお使いいただければと思います。東京一丸となって、このプロジェクトを進めていくということです。政策企画局が担当しております。環境(局)とか都市整備(局)とか全部絡みますけれどもね。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:331KB)
(「東京グリーンビズ「東京都の緑の取組」を公表」は、こちらをご覧ください。)
(「東京グリーンビズアドバイザリーボードを開催」は、こちらをご覧ください。)
(「「東京グリーンビズ」のロゴマークを決定」は、こちらをご覧ください。)

3 デフリンピックの応援アンバサダー

【知事】そして3番目についてでありますが、今度は、デフリンピックの応援アンバサダーが決まりました。お知らせいたします。2025年の11月に東京でデフリンピックが開催をするということは何度かお伝えをしてまいりました。この大会、より多くの方々に知ってもらいたいということで、応援アンバサダーとして3名の方、まずお願いをいたしております。何よりも、デフリンピックですので、手話に理解のある著名人の方や、ご自身が聴覚障害をお持ちの当事者の方など、ご協力をいただくというものです。デフリンピックについて分かりやすく発信をする、そして、聴覚障害者への理解を深めるという良い循環を作っていきたいと思いますし、何よりも、インクルーシブな街・東京の実現につながることを期待をいたしております。まず3名の方なのですが、ご覧いただいていますように(スライド)、長濱ねるさん。この方は、(元)けやき坂46の方ですね。小学生の頃に、手話を習ったことがあるそうなのですね。それをきっかけにして関心を持って、手話番組にも出演されていたこともあるという方です。そして、真ん中の方(スライド)は、川俣郁美さん。ご自身がろう者でありまして、過去のデフリンピックには、サポートスタッフとして参加されたご経験もあるという方。そして、こちら(スライド)、一番右ですけれども、KIKIさん。といっても、人間に近しい姿にデザインされた、手話が得意なデジタルヒューマンということです。今後も、アスリートの方々やアンバサダーについては、これからも追加を、加えて参加していただくようにしていきたいというふうに考えております。皆さんには、大会関連イベントへの出演、SNSでの発信などを通じまして、デフリンピックの魅力を幅広く伝えていただきたいと思いますし、また、一緒に大会を盛り上げていければと思っております。ということで、3名の方、ご紹介いたしました。
(詳細は、生活文化スポーツ局へお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:368KB)
(「東京2025デフリンピック応援アンバサダー」は、こちらをご覧ください。)

4 ファンモアタイム新宿

【知事】それから、こちらもやっぱり、コロナが5類に移行してから、色々なイベントが開けるようになりました。その一つが、次にご紹介する、西新宿の街を楽しむイベント「ファンモアタイム新宿」というイベントであります。都は、この西新宿地区で、人が憩い、そして楽しく歩けるひと中心のまちづくり、そして、スマートサービスの実装などを進めているところであります。この取組の一環として、来週13日(金曜日)から15日(日曜日)まで、この3日間、「ファンモアタイム新宿」というイベントを開催をいたします。地元まちづくり団体などと一緒に、都庁前のこの道路を、歩行者専用、ウォーカブルにする。都民広場には、芝生を敷きますので、ゴロゴロできると。まさに西新宿がウォーカブルな空間へ変貌するということでございます。訪れた方が、くつろいで楽しい時間を過ごしていただけるように、開放的なテラスでお食事をしていただいたり、ファッションショーを行ったり、よさこい踊りとか、もう本当に多彩なプログラムを用意しておりますので、どうぞ、西新宿、楽しんでいただきたいと思います。新宿住友ビルですね、ご近所の、この新宿住友ビル、それから、前の新宿中央公園、こことも一体的に行いますので、そちらでは、最新のデジタル技術を活用しまして、様々なコンテンツを紹介をいたします。空間を立体のキャンバスにして自由に絵が描けるVRアート、(スライドの)一番左ですね。最近、こういうのって、もう技術の進歩が激しいというか、もう楽しいですね。色々なことができてしまう。あとは、スポーツの秋ということもあり、運動能力を自動で測定してくれるとか、それをAIで解析してくれるとか、その人に合ったスポーツ、こういうのがあなたには良いですよという提案をするサービスなど、体験ができるということになっております。最新のデジタルコンテンツを通じまして、未来のまちを感じ取る、そんな機会になればと思います。どなたでも参加できます。ぜひお越しいただきたいと思います。都市整備(局)、デジタルサービス局、それぞれ関わっております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:506KB)
(「「FUN MORE TIME SHINJUKU」を開催」は、こちらをご覧ください。)
(「高層ビルの壁面でプロジェクションマッピング」は、こちらをご覧ください。)

5 多摩東京移管130周年記念イベント「超たまらん博」

【知事】それから最後です(正しくは、全6点の項目のうち5点目)。多摩地域が東京へ移管されて130周年というのが今年なのですが、130周年の記念イベントを開きます。「超たまらん博」ということで、多摩地域、東京へ移管されましてから130周年、多摩の魅力を多くの方々に届けるイベントということで、改めてご紹介をいたします。市町村共同で行います。10月28日、29日の土日におきましては、立川駅北口サンサンロードで「超たまらん博」を開催をいたします。たまらん大集結ということで、多摩のPRキャラクター、私、結構好きなのですけどね、この「たまらんにゃ~」というのは。見どころを紹介する動画も作ってありますので、ちょっとご覧いただきます。

(動画放映)

はい。ということで、イベントにおきましては、多摩地域ならではの特産品とか、グルメ、お酒を提供いたします。また、東京観光大使をお務めいただいているヴィーガンレストラン「菜道」の楠本さん、そして、銀座「六雁」の秋山さん、ご協力をいただきまして、多摩産材(正しくは、多摩産)の食材を使ったオリジナルメニューを披露いただきます。そして、さらには、多摩産材もよくPRさせていただいているわけですけれども、この多摩産材を使った木育教室も行います。子供から大人まで楽しめるプログラムも用意をいたしております。どうぞ、多摩の魅力に存分に触れていただいて、多摩地域のファンとなってもらいたい。たくさんご来場ください。そして、現在も多摩のおすすめスポットを巡るデジタルスタンプラリー「たまトレジャーハント」、こちらも実施をしております。スタンプを集めた方には、抽選で多摩の魅力ある特産品、そして、レジャー体験などができる特別賞(正しくは、「超たまらん!賞」)なども差し上げることになっています。あ、そうだそうだ、特別賞として日本夜景遺産に登録された多摩都市モノレールで使える1日乗車券を、特別なデザイン(の乗車券)、こちら(スライド)ですね、ちょっとキモかわの、この多摩(都市)モノ(レール)のマスコットがいますけれども、この特別デザインの乗車券、1,300セットを用意しておりますので、ぜひこの機会に、様々なスポットを訪れてはスタンプを押すということで、そして、楽しんでいただければと思います。
(詳細は、総務局へお聞きください。)

(会見で使用した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:905KB)
(「多摩東京移管130周年記念イベントプログラム」は、こちらをご覧ください。)
(「多摩東京移管130周年記念イベント参加型企画」は、こちらをご覧ください。)

6 「舟旅通勤」の運航

【知事】ごめんなさい、もう1点ありました。舟旅、舟運についてお伝えをいたしましたけれども、舟旅通勤の運航、いよいよ開始です。何度も申し上げましたが、東京には川があり、海があり、運河がありと、豊かな水辺の空間がございます。その資源を生かしまして、多くの人々でにぎわう水の都を再生する、その取組の一つです。船を、通勤、そして、日常の移動に使えるようにするということで、8月に新たに運航する二つの航路と事業者を決定をし、そのうちの日本橋・豊洲航路の運航、いよいよ10月25日(水曜日)からの開始となります。毎週火曜日と水曜日と木曜日の夕方の運航になって、所要時間は20分、運賃はワンコイン、500円になっております。この予約が、明日の10月7日(土曜日)の正午から予約ができるようになりますので、どうぞ、詳しくは、東京舟旅というホームページがありますので、そこをご確認いただければと思います。新しい通勤スタイルやポストコロナのライフスタイルの一つとして、船による移動、新たにスタートするということで、ぜひ皆様、ご利用いただきたいと思います。はい、私の方から、今日は6点お伝えいたしました。
(詳細は、都市整備局へお聞きください。)

(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:248KB)
(「舟旅通勤 日本橋~豊洲航路 運航開始」は、こちらをご覧ください。)
(「舟旅通勤の航路・事業者を決定」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】(時事通信・江川記者)幹事から1問お聞きします。明治神宮外苑の再開発の関係で、事業者側が伐採する樹木の本数の削減などを盛り込んだ変更届を今年の年末か年明けに東京都に提出するという方針を明らかにしました。これに関する受け止めをお願いします。

【知事】はい。民間事業者の皆さん、明治神宮をはじめとするわけですけれども、今回、都の要請を出しまして、それを受け止めて、その意思表示をされたものと、このように思っております。事業者におかれましては、都民の理解と共感を得られますように、しっかりと取り組んでいただきたい、このように考えております。

【記者】幹事社からは以上です。質問のある社は、都知事の指名があってからお願いします。

【知事】はい、どうぞ。朝日さん。

【記者】朝日新聞の伊藤です。豊洲市場の開場から、11日で5年を迎えます。土壌汚染問題で2年延期するなど、色々ありましたけども最近は、新型コロナウイルスの感染状況も続いてはいますが、日常が戻ってきたところです。この5年を振り返っての知事のお考えと、これからの豊洲市場に期待することを教えてください。

【知事】豊洲市場、万葉(倶楽部)の施設も、もうすぐ完成をするということで千客万来施設ですね。外側は、かなりもう完成をしてきております。豊洲市場もせりも一般の方ご覧いただけるようになりましたし、大変な賑わいを見せております。まさに、築地から豊洲へと息吹が移動し、そして花開いてきているかなと。残念なことは今、常磐ものなど、風評被害もあると言われておりますけれども、豊洲市場では、いつもの賑わいを見せているということでございます。そしてまた、この豊洲の市場はまさに食や、胃袋に、都の、首都圏の胃袋になっているところでございますし、これからもますます賑わいを見せてくれるよう、また、連携するところはしていきたいと思っております。

【記者】ありがとうございます。関連して、その知事、5年前、移転にあたり、「築地は守る、豊洲は生かす」とキャッチフレーズにと宣言されました。これについて現状をどのように築地を守り、豊洲を生かしているかという点についてもちょっとお願いします。

【知事】豊洲は生かしておりますし、築地についても、今多くの方々、食ということで賑わいを見せております。またこれからも、食というのは、豊洲も築地も、これからも東京の魅力の一つ、大きな魅力であります。食ということのテーマを支える大変重要なところだという認識は変わっておりません。

【記者】ありがとうございます。

【記者】読売新聞の渋谷と申します。本日の立川市で、都議補選の告示がありました。都知事が特別顧問を務めていらっしゃいます都民ファーストの会の公認候補の方も立候補されたようなんですけれども知事は応援を含めて何かどのような対応をされるか、お考えがありましたら、教えてください。

【知事】はい。先日の市長選に関係して2議席、立川の選出の都議の方々が出られた関係で、今回補欠選挙が生じているということであります。先ほど「たまらんにゃ~」の話もさせていただきましたけれども、立川というのは、結節点で非常に今後の多摩の発展という点では重要なところ、地点でございます。そして立川市には市内の交通渋滞などを含めて、早期に取り組まなければならない課題もございます。都と連携して、それを進めていくという意味で、今回応援の要請もいただいたということもあり、都民ファーストの公認候補として出られる方、応援に入りたいというふうに考えております。

【記者】テレビ東京の野中と申します。先ほど知事のお話の中で、10月25日(水曜日)から、舟旅通勤の方が始まるということだったんですけども、運航が実際に火(曜日)水(曜日)木(曜日)の夕方ってことで、通勤ですと月曜日から金曜日、朝夕というイメージはあると思うんですけども。値段とか、実際に曜日を限定された理由と、舟旅の通勤を始めるっていうのは、ここで新たなポイントになると思うんですが、新しい試みとして、今回のスタート、どういった意義として捉えられているかとか、これからどう展開されたいかなど、教えてください。

【知事】これをレギュラー運航するのかどうかということについて、今回そうやって日にちをまずは区切りはしますけれども、皆さんが有効に活用してくださることによって、定着をするものだというふうに理解をいたしております。ぜひ皆さんが快適に通勤としても使えるなと思っていただくことが、次の段階へ進める一つの鍵になるのではないかと期待しております。

【記者】ありがとうございます。

【知事】はい。フジさん。

【記者】フジテレビ(小川記者)です。卵子凍結についてお伺いしたいんですが、これまで卵子凍結の補助に対して、およそ1,900人の女性からの申込みが来ています。そのうち1,000人以上が35歳から39歳になっているとのことなんですが、現在これだけの人が補助を希望しているということの受け止めと、今後どういった方々に、より活用してほしいか、今の思いを教えてください。

【知事】はい。今ご質問にもありましたように、非常に多くの方々からご関心を寄せていただいているということです。当初は、枠を1,000人ということにしておりましたけれども、説明会の開催枠も大幅に増やしております。ご関心ある方には、ぜひお申し込みいただきたいと思います。妊娠、出産というのは、やはり、人生の大きなイベントであり、選択でもあります。希望でもあります。一方で、様々な事情によって、なかなかそうはいかないとか、そしてまた人生の色々なライフステージの中で考えるところもある一方で、この妊娠、出産については妊孕期が限られているケースがあります。生まれてくるお子さんへの影響などもあります。将来の妊娠に備えるという意味で、この卵子凍結はその選択肢の一つということになろうかと思います。企業を挙げて、既にその助成をしているところもあります。またこれによって、かえってその卵子凍結したからいいやっていうふうに、何かそれで妙な安心感になってしまって、結局、その妊孕期を超えると、今度は母子ともに課題があるということなど、学会なども、そういった点も配慮すべきだということを指摘されているかと思います。今回この費用の助成を都がいたしますけれども、女性が、安全でかつ安心して卵子凍結を行えるような環境を整えていく。また、それによってその実際どのような形で、その環境にどういう問題があるのか、課題があるのか、こういった点についてもヒアリング調査なども同時に行うことによって、まさに安全かつ安心して、この卵子凍結が行われるか、その環境を整えることに繋がるというふうに考えております。女性もやはり人生の選択ということについては本当に、これだけ多くの方が来られるというのは、考えておられる方がいかに多いかではないかなというふうに思います。

【記者】ありがとうございました。

【知事】全東京新聞さん。

【記者】はい、全東京新聞社の伊藤です。よろしくお願いします。「ファンモアタイム新宿」についてお尋ねしたいんですけれども、こちらのイベント自体の効果で期待されていることと、盛りだくさんの内容なんですが、知事自身が注目しているコンテンツですとか、ぜひ体験してもらいたいというようなものがありましたら、お願いします。

【知事】あの西新宿でのイベントでございますね。この地域、例えば5Gが快適に繋がるようにするとか、それから、様々、今、自動運転のバスも運行したり、ある意味、様々な実証から実装へという、そういう地域となっております。ぜひ未来を感じるような、そういう体験をそれぞれの方々に行っていただきたいというふうに思います。技術は日進月歩で変化をしています。進化しています。先ほどもちょっとご紹介しましたように、VRを使った技術などは、本当に、どんどん進化している。そういう中において自分自身でご体験いただくこととか、ちょっとした楽しみなども加えて、スポーツ、自分には何が合うんだろうとか、そういったことも体験していただいて楽しんでいただければと思います。お食事の方も色々な工夫をしておりますので、そちらの方もぜひ楽しんでいただければと、このように思っております。

【記者】はい、ありがとうございます。

【知事】よろしいですか。はい、ありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)

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