ごあいさつ・
プロフィール
施政方針 記者会見 知事の動き 知事と議論する会 海外出張・交際費

ここから本文です。

令和5年(2023年)11月17日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和5年11月17日)

知事記者会見
2023年11月17日(金曜)
14時00分~14時20分

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

知事冒頭発言

1 大谷選手について

【知事】今日は4点プラス1、お伝えします。プラス1のところは、大谷選手、素晴らしい。今朝、今季の最優秀選手、MVPの発表ということで、日本人初の本塁打王に輝いて。そしてエンゼルスで投打二刀流で活躍した大谷翔平選手、アメリカンリーグの方のMVPに満票で選ばれたと。それも2回目ということで、1回目が2021年に初受賞して、そして2度目の受賞おめでとうございます。これ、日本人で初めてでございますし、何よりも、前回も満票、2度目の満票選出というのは、史上初だというのですね。すごいですね。29歳なのかな。本当、明るいニュースを運んでくれてありがとうと言いたいですし、あのワンちゃん、とてもよくしつけされていますね。ハイタッチがちゃんとできるなと思ってね。あれも好感度抜群ですよね。ということで、大谷選手には敬意を表したいと思いますし、今後ますますの活躍を期待しているということを冒頭申し上げたいと思います。

2 インフルエンザ等について

【知事】話変わりまして、インフルエンザなどについてお伝えいたします。都内のインフルエンザの患者報告数ですけれども、(定点医療機関当たり)11.46人となりました。減少傾向ではあるのですが、引き続き、注意報の基準が10人ということなので、それをまだ上回っている。流行の拡大を防ぐということで、手洗い、場面に応じてはマスクの着用など、基本的な感染防止対策を心がけていただきたい。それから、プール熱の方ですね。子供を中心に流行する咽頭結膜熱という、これ、いわゆるプール熱なのですが、患者の報告数が(定点医療機関当たり)3.48人にまで、このグラフ(スライド)でご覧いただいているように、グーンと伸びています。これは歴史的に見ても、感染症法が施行されたのが1999年、そこから初めて警報基準の3人を超えたというレベルでございます。プール熱のウイルスにはアルコール消毒が効きにくいと言われております。そこで、もうとにかく流水で、そして石けんで手洗いをよくする。それからタオルなどの共用は避ける。こういった、おなじみではありますけれども、プール熱に子供がかからないためにも、感染防止対策をお願いをしたいと。保健医療局の方で担当いたしております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:706KB)
(「咽頭結膜熱(プール熱)流行 都内で警報基準に」は、こちらをご覧ください。)

3 東京都エイズ予防月間

【知事】同じく健康に関してですけれども、「東京都エイズ予防月間」についてお伝えいたします。都では、毎年12月1日の「世界エイズデー」を中心といたしまして、その1か月を「東京都エイズ予防月間」といたしまして、HIV、エイズについて正しい理解を進めるための普及啓発などを行っております。今年のテーマですが、「UPDATE HIV!小さな行動 大きな未来」といたしております。都内のHIV、エイズの報告件数ですが、今ご覧いただいておりますように(スライド)、昨年まで減少を続けていたのですが、今年は、昨年の同時期を上回っているということが、これ(スライド)で、右(正しくは、左)の赤い方(の表)で、赤とピンク(の棒グラフ)ですけれども、エイズの方はそういう流れになっている。また、これまでお伝えしてきたブルーの方の表ですけど、梅毒、こちらの方の感染者数は、こちらも増えていまして、今年も、昨年の同時期を上回っている状況です。エイズの予防月間中には、HIV、そして梅毒について、都内の保健所で、匿名で、無料検査の日数、これを確保し、また、増やしております。そのほか、エイズに関する普及啓発として、陽性者の方も自分らしく働ける職場づくりをテーマとした講演会、また、楽しみながら理解を深められるエイズフェスなどを実施をいたします。HIV、エイズの治療というのは、日進月歩と言いましょうか、進歩を遂げておりまして、今は、治療を続けていれば、普段とほぼ変わらない生活ができるということであります。予防月間をきっかけにして、HIV、エイズに関する情報や知識、ちょっと古い知識ではなくて、そこをアップデートしてほしいということ、これをお伝えをいたしております。
(詳細は、保健医療局へお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:726KB)
(「東京都エイズ予防月間 主な取組」は、こちらをご覧ください。)

4 018サポート

【知事】そして、次は子供ですけれども、018サポートに関連してです。これは元々、子供の育ちを切れ目なく支援をするということで、都内に住んでいる0歳から18歳までの全ての子供さんを対象にしまして、月額5千円、年額6万円を支給をするものでございます。12月15日(金曜日)が、そこまでに申請をされますと、支給のスタートが来年1月なのですけれども、その分(令和5年度分)、受け取られるようになっている。つまり、12月15日(金曜日)が来年1月に支給する分の申請締切となっております。ということは、締切りまで1か月を切ったということでございます。昨日の時点で、対象となるお子様の約6割に当たる、およそ117万人に当たる方が申請をしている。ぜひ手続、まだお済みでない方は、忘れずに申請をしていただきたいということです。都におきましては、期限までに多くの方に申し込んでいただきますように、周知を改めていたします。都内の小・中・高校、そして、特別支援学校などで案内を配付したり、また、SNSなどへの動画広告の掲載などを行います。そして、018サポートを知らない、また、申請をしていないという方、周りにいらっしゃいましたら、こういう制度があること、改めて皆さん、ぜひお伝えしてほしい。じゃあ、その12月15日(金曜日)に間に合わなかったらどうなるのかというと、それ以降も引き続きお受けしますけれども、1月に支給を受けるためには、12月15日(金曜日)までに申請をするということが必要になってきます。お早めに申請をお願いをしたいということで、福祉局が担当いたしております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:73KB)
(「018(ゼロイチハチ)サポートの申請受付開始」は、こちらをご覧ください。)

5 冬に向けたHTTの推進

【知事】それから、だいぶ急激に寒くなってきましたけれども、つい先週ですかね、東京都心部で100年ぶりに11月の最高気温を更新した。何かもう夏のような日だった。かと思えば、いきなり冬服で過ごしていても寒くて、エアコンで暖房をかけたという人が、もう一気に増えているなど、本当に、日々三寒四温じゃなくて、もう日々の気温差というのは、こちらが、人間が調整をするのが大変ということを感じておられる方も多いと思います。気候変動というのはこういうことなのか、夏と冬しか季節がなくなって、季語はどうなっちゃうのだろうとかね。本当に、そういうことを痛切に感じますよね。こうした気候変動に対するためにも、脱炭素化に向けて電力をへらす、つくる、ためる、このHTTの取組を進めていかなければなりません。今年の冬はですね、特に、キーワードと言いましょうか、キーコンセプトとして、「小さなことからHTT」、これをテーマに、都民の皆さんや、事業者の皆さんへの協力を呼びかけてまいります。冬の取組で大切なのは、暖房の使い方を工夫すること。それによって、エネルギーを、H、へらすということです。例えばですけれども、こまめにエアコンのフィルターの掃除をするとか、厚手のカーテンは閉めて断熱効果を出すとか、それから、タートルネックのような、温かい服装で過ごすといった、ウォームビズですね。これらを、小さいことかもしれないけれども、皆でそれを進めていくということだと思います。冬のHTTの取組ですけれども、よりこれを一層浸透させるということから、また動画を作成いたしました。冬版です。こちら、いつものタレントの、タレントと言うのですかね、林修さん。そして、元BiSHのメンバーでいらっしゃいますモモコグミカンパニーさんにご協力いただきました。小さくなった、林先生まで小さくなっているのですけども、その動画ができましたので、早速ご覧いただきたいと思います。どうぞ。
(動画放映)
はい。ということで、この動画の方は、テレビCMでも流れますし、WEBなどでも放映をする予定といたしております。どうぞ、今年の冬も、無理のない範囲でHTTに取り組んでいただいて、快適にお過ごしをいただきたいと思います。環境局の担当となっております。以上、私の方からお伝えすることは、この4点プラス大谷君でございました。

(会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:394KB)

質疑応答

【記者】ありがとうございました。それでは幹事社の産経新聞、大泉から質問させていただきます。先日の青梅市長選についてお聞きしたいんですが、都民ファーストの会としても推していた新人の候補の方が、自公が推していた現職を倒して当選されたということで、こちらの選挙の振り返り、評価というのをお聞かせ願いたいのと、あと、今後、都内では、いくつか注目の選挙が続きます。江東区長、武蔵野市長、年明けに八王子市長選と続くわけですが、それぞれ選挙に至る事情であるとか、構図であったり、争点であったり、色々話題が違ってくるんですけれども、それぞれ注目される選挙になりますが、そこら辺の選挙に対して、小池知事としてのスタンス及び都民ファーストの会として、どのように対応していくのか、ということをお聞きしたいのと、すいません、あと、重ねてなんですが、先日の青梅市長選でもそうだったんですけれども、知事は、これまでの7年余りの都政運営の中で、公明党との関係というのを重視されてきたかと思うんですけれども、しばしば都民ファーストの会が推す候補と公明党が推す候補との対決という構図にもなるわけなんですが、こうした構図が今後も続く可能性がある中で、首長戦で都民ファースト対公明となった場合にですね、都政運営に与える影響などをどうお考えかというのをお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。

【知事】皆、選挙関連だったと思いますけれども、まずはどういう戦いをどうしてとかは、地元の事情など、また都民ファーストの会員の皆さんが、まずそういったことをベースにお考えになっていることです。それから青梅(市長選)ですけれども、今回の大勢待さんという珍しいお名前ですけれども、市長に選ばれました。訴えられたことなどが有権者に通じたことに尽きるのではないかなと思います。それから選挙次第で色々な組み合わせありますし、色々連携しながら、また都政を進めていくのは、また共通の課題、共通の政策、また色々とご要望いただいたりして、各会派の皆さんと連携して、いかにして都政を、将来にも持続的な成長を続けられるようなものにするのか、それは、そのたび判断ということもありましょうが、大きな観点で進めていくことは、共通するのではないかなというふうに思っております。

【記者】ありがとうございました。それでは、各社の質問に移りたいと思います。知事の指名を受けてから、各社、社名を名乗って、お名前を名乗って発言してください。では、よろしくお願いします。
【記者】朝日新聞の伊藤です。大麻の有害成分に似た成分を含むとみられる大麻グミを食べて、体調不良を訴えるという事案が相次いで、今朝、武見厚労相が閣議後会見で、必要な調査を行うとして、成分が特定されれば、速やかに指定薬物として指定し、使用流通を禁止することを検討すると述べました。都知事としてのこの問題の受け止めと、規制のあり方を教えてください。

【知事】はい。大麻は、今、世界中で、色々な取組が変わってきている部分も、国によってはあるなということなど承知しておりますが、今回のグミの件ですけれども、今、法律で規制されていない成分、これが必ずしも安全というわけではないということを、まず、お伝えしたいと思います。よって、十分に注意をしていただきたい。また、この件については、警察で今、捜査中と聞いておりますので、捜査の進捗を注視していくという考えです。これからも、警視庁、そして、厚生労働省、関係自治体と情報共有しまして、新たな事実が判明した場合は、必要に応じて連携して対応していく、そういう考えです。

【記者】ありがとうございます。ちょっともう1点、先ほど幹事社からの質問ありましたけども、改めて、江東区長選の方は、今日も立候補者説明会がありましたし、ちょっと近々の日程での選挙があるんですけれども、何か支援とか、候補者擁立するとか、そういうお考えがあるかっていうのを、もう一度教えてください。

【知事】それぞれの地域のニーズや色々な動きなどを勘案して、これから、あとあまり日にちないですよね。とにかく江東区政が混乱していること、早く安定して進めていただきたいと。都としても湾岸地域というのは極めて重要な地域ですし、しっかりと進めていただきたいなとこのように思っております。

【記者】ありがとうございます。

【知事】はい。読売さん。

【記者】読売新聞、大野です。八王子市長選を巡って、自民党は、14日に、先に都庁を退職された初宿和夫元人事委員会事務局長の推薦を決めたと発表されました。4月に、統一戦では、知事の秘書役を務めた高際みゆきさんも豊島区長に転身されました。こういうふうに、個々の事情、違うかもしれませんけども、都の幹部が都内の基礎自治体の首長に転身するですとか、挑戦するですとか、そういった傾向、広域自治体の長として、また元上司として、どのようにご覧になってるかっていうのをお聞かせいただければと思います。

【知事】傾向的にはいくつか例はあるかと思いますけれども、それぞれご本人のお考えで進んでおられることだと思います。いずれにしましても、各自治体とは、それぞれ地域のニーズと都政と連携しながら進めていくことが、都民にとって良い方向になるのではないかというふうに思います。

【記者】ありがとうございました。

【知事】はい。よろしいですか。では、よろしいですか。はい。

【記者】それでは何もなければ、これで知事記者会見終わりたいと思います。ありがとうございます。

【知事】ありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)

ページの先頭へ戻る

東京都庁〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1交通案内 電話:03-5321-1111(代表)法人番号:8000020130001

Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.