ごあいさつ・
プロフィール
施政方針 記者会見 知事の動き 知事と議論する会 海外出張・交際費

ここから本文です。

令和5年(2023年)11月24日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和5年11月24日)

知事記者会見
2023年11月24日(金曜)
14時00分~14時40分

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

知事冒頭発言

1 北朝鮮の軍事衛星の発射について

【知事】今日は、ちょっと数多いですが、都政についてお伝えをさせていただきます。まず、北朝鮮による弾道ミサイル技術を使用した衛星が打ち上がったということで、それについて。日にちは、21日(火曜日)22時43分頃ですが、衛星を打ち上げて、それを受けて、沖縄にJアラートが発令されております。北朝鮮による弾道ミサイル技術を使用した衛星の発射ですが、関連する国連安保理の決議に違反する行為でございます。わが国、そして、周辺地域の平和、そして安全に極めて深刻かつ重大な脅威であり、断じて容認はできません。北朝鮮、この間、もう本当短期間なのですけれども、複数、(衛星を)打ち上げているのですね、打ち上げ表明しているわけですけれども、だんだん慣れっこになっていくと危ないし、今回、韓国の国家情報院の方では(地球の周回)軌道に入ったという分析もしていて、まだ分析の最中ですけれども、引き続き、都として警戒心を持って、この動向を注視していきます。そして万が一、都民の皆様が正しい避難の行動を理解をして実践できますように、これ(手元)、パンフレットをお配りしていますが、まずJアラートは聞こえたらどうするのというところで、逃げる、離れる、隠れると、この三つのキーワードを覚えていただければと思います。これの多言語版、そして子供向けのリーフレット、こっち(手元)は子供向けですね。分かりやすくイメージになっていますが、これをホームページ、そしてSNSなどに掲載をしております。Jアラートが聞こえましたら、すぐに逃げる、離れる、隠れるといった行動をとってください。自分、そしてご家族を守るということで、残念ながら、このお知らせを冒頭に持ってこなくてはいけないという、そういう情勢でございます。
(詳細は、総務局へお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:414KB)

2 東京都業務継続計画の改定

【知事】それから、今度は災害の方なのですけれども、東京都業務継続計画を改定をいたします。そして、それについてお伝えいたします。いわゆるBCPという、Business Continuity Planですけれども、大規模災害が発生しても都市の機能が維持できるように、東京都業務継続計画を策定をいたしまして、そして何を優先的に実施するのかという、その業務を洗い出し、かつ、その体制などを定めているというものでございます。それを今回、新たな被害想定を加え、そして、東京都地域防災計画などを踏まえて、この計画を「都政BCPオールハザード型Step.1」として大幅に改定をしたというお知らせでございます。今回の改定のポイントは三つあります。こちら(スライド)にも出ていますけれども、一つ目、それは、首都直下地震だけではありません。南海トラフ地震、また、火山の噴火などの島しょの、島々での地域での災害などにも対応できるようにしたということ。二つ目ですけれども、災害が発生した際に、実際にどれくらいの職員が参集できるのか、詳細な分析を行った上で、対応策について整理をしたということです。三つ目ですけれども、災害の状況、そしてその規模、時間の経過に応じてシームレスに対処できるように災害対応態勢を見直したという、この三つのポイントとなっています。この改定によりまして、様々な災害、もう最近は洪水から、それから、硫黄島の方で新しい島ができたりとか、何か予想ができないような自然災害がいつ起こるかも分からないという状況。今回、この改定によって、こういった様々な災害に柔軟に対応するオールハザード型、色々なタイプの災害に対応するという意味で、オールハザード型のBCPへとレベルアップしたというものです。これが第一のステップ。だから「Step.1」というのは、これがまだまだありますよと、よりアジャイルと言いますか、バージョンアップしていく必要があるかもしれません。今後ですけれども、例えば、富士山の噴火なども含めて、多様なリスクに対応できるように検討を進めていくということです。今回の都政のBCPの改定に合わせまして、東京都災害時受援応援計画も改定をいたしました。これは、支援を受ける方ですね、受援です。そして、この計画ですが、災害時に、国や全国の自治体からの応援を受け入れたり、また、逆に被災した自治体への応援を円滑に行うという、そのための具体的な手順や体制を示しております。今回は、DXを活用した迅速な対応、そして都と区市町村の役割の見える化などを新たに加えまして、内容を充実をしたというものです。この二つの計画を強化することで、災害が起こった時、発災時への備えを万全にする。そして、都民の生命、財産をしっかりと守っていく。この二つポイントになります。総務局で対応をいたしております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:507KB)
(「「東京都業務継続計画」の改定」は、こちらをご覧ください。)
(「「東京都災害時受援応援計画」の改定」は、こちらをご覧ください。)

3 大麻の有害成分に似た合成化合物「HHCH」について

【知事】続いて、最近話題になっている、あのグミですね。今回、問題となっているグミですけれども、大麻の有害成分に似た合成(化合物)「HHCH」という化合物ですけれど、このグミに入っていた成分が指定薬物に指定されたということです。健康被害も既に発生をしていて、規制日の12月2日(土曜日)を待たずに、今回の成分が入っているグミなどを買ったり、食べたりしないようにしていただきたいというものです。先週のこの記者会見でもご質問があったかと思いますけど、関心も高いということです。対応としまして、東京都では、今回の指定に合わせまして、インターネットショッピングモール、それからフリマサイトを運営している関連企業に対して、規制について周知をする。そして、同様の商品を扱う、食品ですね、を扱う可能性のある店舗に対しましては、販売の自粛を要請をしたところでございます。そして東京都で、今申し上げたことなのですが、7店舗に立入りをしております。そして販売の自粛を、直接行って要請をしているということでございます。保健医療局で担当をいたしております。

4 悪質ホストクラブ

【知事】それから、次はホストクラブについてなのですけれども、ホストクラブなどに関する問題への対応についてお知らせをいたします。昨今、ホストクラブなどでの多額の売掛金の返済のために売春に手を出すなど、ホストクラブ、また、ホストに関連する被害、トラブルが相次いでいるということを皆さんも報じておられるかと思います。これについても、一刻も早く手を打たなければなりません。現在、国におきましても様々議論が行われていますけれども、都では、庁内でチームを立ち上げて対策を進めているところであります。まずは、ホストクラブなどに関するトラブルの事例、そしてまた犯罪に巻き込まれる危険性など、こういう場合がありますよということを発信をして、注意を促していくということ。それから、脅迫や暴力などの被害に遭っている場合は、速やかに警察に相談できるようにしていく、そのことを周知していく。また、どうしたらいいか分からないという時など、相談相手がいないなど、お困りの方、ぜひ既に設けてあります女性相談センター、それから若ナビα、また、消費生活総合センターなど、相談窓口がありますので、ぜひ1人でどうしたらいいだろうと悩まないでですね、これら、ご活用いただきたいと思います。そして新宿区など関係機関とも連携しながら対応を強化してまいります。それから、関連してと言いましょうか、オーバードーズに関する問題も生じております。この件についても、お困りの方、都内の精神保健福祉センターにご相談いただきたいということです。こうした様々な課題が生じている、一括りにすれば「トー横問題」になるかと思いますけれども、今後、対策を強化していく考えでございます。こちらは生活文化スポーツ局の担当ということでございます。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:71KB)

5 冬のHTT推進期間

【知事】さて、明日から寒波が来るという話ですけれども、冬のHTT推進の期間が始まりますので、お知らせ、改めていたします。来週からCOP28がUAEで開催をされるわけでございます。世界共通の課題であります脱炭素社会の実現に向けまして、HTT、電力をへらす、つくる、ためる、この取組を更に進めていかなければなりません。この冬も、12月1日(金曜日)ですが、そこから3月31日(日曜日)まで、これをHTT推進期間としていまして、この間、集中的に取り組んでまいります。夏の間よりも、冬の、特に暖房関係の方がエネルギーをより食いますし、またその分、CO2の排出につながりやすいということで、こちらの冬のHTT、より皆様方のご協力をいただきたいと思います。推進期間の開始に合わせまして、「冬の小さなHTT くらしの知恵」を募集をいたします。日頃から実践をしておられる、色々な知恵ですね、冬を暖かく過ごすための身近な知恵、そして、「こんな工夫をうちはやっているのですよ」ということ、お寄せいただきたいという、そういうことです。例えば、タートルネックを着て、エアコンの設定温度を下げるとか、厚手のカーテンで部屋を断熱するなど、様々な取組があるわけですね。ぜひ「うちはこうやっています」ということを、事例としてお寄せいただきたいと思います。その寄せられました事例については、広く知っていただくために、順次、ホームページなどでお知らせをいたします。ちなみに私は、わが家でも、とにかく首に何かを巻く。もうこれは、もう絶対必要ですね。それからソックスも、首と足首と、いわゆる首関係ですね、ここを温めるか冷やすかによって夏のHTTと冬のHTTにつながるというので、一旦こういうのをし始めると取れなくて。家ではおよね婆さんみたいな、そういうのを言って分かるのかな、そんな感じですね。ということで、ぜひ皆さんの自分に合った対策を見つけて、小さなことからHTTを始めていただきたいと思います。
(詳細は、政策企画局へお聞きください。)

(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:521KB)
(「冬のHTTの取組について」は、こちらをご覧ください。)

6 自転車に関するプロジェクト「GRAND CYCLE TOKYO」

【知事】それから昨日、自転車に関するプロジェクトということで、「GRAND CYCLE TOKYO(レインボーライド)」で、またまたレインボーブリッジを封鎖してしまいました。今年(の申込者)は5,000人ですかね。去年は、もう雨の中を皆、必死に自転車ペダルを漕いで、それでも走られた方は、皆さん、「良かった」と言っていただきました。今年は少しお天気も良く、非常に皆さん、多くの方々に、タンデム自転車で目の不自由な方々にも走っていただいて、非常に無事に終わりました。そして、臨海部で実施したレインボーライドに続きまして、今度は多摩地域です。多摩地域を舞台とした本格的な自転車ロードレースとして、「THE ROAD RACE TOKYO」、これを12月3日(日曜日)に開催をするというお知らせです。エリート男子の部には、国内のプロ選手を中心としたトップアスリートが、パラサイクリングには、また、日本や海外のナショナルチームが出場することとなっております。国内プロ選手エリート男子の中には、ひょっとして副知事の宮坂さんも入っているかな。そして記念すべき第1回の大会ですけども、昨日のレインボーブリッジのは2回目でした。今回、このロードレースの方は、本当に記念すべき1回目の大会になります。東京2020大会に使用した都内のコースを中心にしまして、さらに1964年の東京大会の時のコースも一部活用して、まさにレガシーを走っていただくという形になります。白熱したレースが期待されておりますので、またぜひ沿道での熱い声援を送っていただきたいと思います。それから東京2020大会の自転車ロードレースのコースとなった都道ですけども、こちら(スライド)にありますけれども、スタート地点からの距離を表示したルートマーカーを設置をいたします。これによって、ここが2度の東京大会のルートになったのだなということ、大会のレガシーを感じていただけるかなと思います。このロードレースと併せまして、他にもイベントを開催をいたします。これは味の素スタジアムの方で「STADIUM FESTA」を開催いたします。ここでタンデム、タンデムはご承知のように2人で乗るのですね、前と後ろと。タンデム、そして、最新の機種などの、普段は乗ることのできないような自転車に試乗できたり、それから多摩・島しょ地域のグルメが味わえるなど、お子さんから大人まで楽しめる内容として工夫を凝らしております。レースの観戦と一緒に、ぜひ足を運んでいただきたいと思います。昨日も「GRAND CYCLE TOKYO(レインボーライド)」、レインボーブリッジを駆け抜ける、色々なコースがあるのですけど、それと同時に、自転車関連のイベントも色々開催をしたように、多摩の方でも同じように色々なイベントを開いて、皆さんにバイク、自転車の楽しみをより味わっていただきたいと思います。
(詳細は、生活文化スポーツ局へお聞きください。)

(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:431KB)
(「マルチスポーツ・自転車フェスタ等開催情報」は、こちらをご覧ください。)
(「自転車ロードレースコースにルートマーカー」は、こちらをご覧ください。)

7 水産物の消費を拡大する取組

【知事】それから、最後、水産物の消費の拡大を皆さんに呼び掛け、そして味わっていただこうという取組、これずっと進めています。都では、この水産物の消費を盛り上げるということで、皆さんにお寿司、またお魚を食べていただく、「食べて応援!海の幸キャンペーン」、行っているところでございます。結構、「あれ使ったよ」という方の声も聞いております。現在、都内のお寿司屋さん、そして、お魚屋さん、約1,600のお店が参加していただいてるのですね。キャンペーンは、12月8日(金曜日)までとなっています。あと2週間でございます。ぜひお店に足を運んで、お魚たくさん食べて、水産関連の事業者を応援することになりますから、ぜひご協力というか、楽しんでいただきたいと思います。各局またがって対応をいたしております。ということで、いくつか、かなり分野広くございましたけれども、お伝えをさせていただきます。はい、どうぞ。
(詳細は、政策企画局、デジタルサービス局、産業労働局へお聞きください。)

(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:133KB)
(「食べて応援!海の幸キャンペーン」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】ありがとうございました。それでは、まず幹事質問として、産経新聞大泉から、よろしくお願いいたします。今週ですね、江東区長選に関して、この前まで東京都の職員をされていた大久保さんという方が出馬表明されました。それで出馬表明の会見の中では、決意した要因の一つとして、知事に背中を押されたというようなことをおっしゃってました。もし可能であれば、知事として、どういうお声掛けをされたのかというようなことを、もし教えていただければと思うのと、大久保さんの、これまでの実績とか今後について、どういったことを期待されて、どういったことを評価されて、その背中を押すというようなことになったのかっていうのをお聞かせ願いたいのがまず一つと、今回、大久保さんのことは、都民ファーストとして推している、また自民、公明も推しているというようなことがあるんですけれども、来年1月に予定されている八王子市長選ではですね、やはり元都の職員の方が手を挙げてらっしゃって、また一方で、元都民ファーストの都議の方も手を挙げてらっしゃるかと思うんですが、江東区長選の構図と八王子市長選の構図がちょっと違ってくるのかなと思うんですけれども、今回の江東区長選の動きが、八王子市長選に与える影響などはあるのかといったところを教えていただければと思います。

【知事】大久保さんには、都ファ、そして自民、公明、そして国民民主の推薦ということで各政党会派が候補者として、優れているということで推しておられると聞いております。大久保さんはこれまで、私のそばで特別秘書の秘書(担当課長)をやったり、非常に身近で活動をして、非常に的確で、行政をもちろん長年やっていますから、信頼ができる方です。彼女は、娘さんから、「子供を持つのは、これからはリスクだ。」と言われて、すごくショックを受けたという話を聞いたことがあります。今どうやって、この子育て、また018サポートなど、東京都は色々とサポートしているところですけども、でも、これからの世代の人が、子育てって、もしくは結婚ってリスクだというふうに感じているとすると、非常にそれがリスクですよね、将来の。その辺のところを非常に危機感を持っていて。そしてまた、義理のご両親も介護されているとか、非常にご家族の中で、将来の家族や地域のことについて非常に関心を持ち、そしてまた、それを具体的なきっかけとして、今回、挑戦をすることになったということです。私はそういう区民のニーズに合った、また、都政にこれまでも関与したことなど含めて、大久保さんが一番適任だということを、各党も会派も感じて、今回の選挙戦の出馬や、また体制作りにつながっていると思います。それぞれ選挙というのは、それぞれの地域やカスタムメイドですから、色々なパターンがあるんじゃないでしょうか。以上です。

【記者】ありがとうございました。それでは各社の質問に移りたいと思います。知事の指名を受けた後に所属とお名前を名乗ってから質問してください。よろしくお願いいたします。

【知事】はい。

【記者】NHKの中村です。よろしくお願いします。冒頭発言にあったグミの関係でちょっと確認なんですけども。すいません、7店舗に立入りをしたというのはこれは都が。

【知事】都が。都です。

【記者】立入りの結果、何かその結果はいかがだったとかあるんでしょうか。

【知事】直接、都が立ち入ったということで、対象者、対象のお店の方については、注意を、また、何に気を付けなくてはいけないかなど、それを通知するということで意味があったのではないでしょうか。また、引き続き、この問題は、色々、この配合などを変えていくとか、色々な課題が出てくるかと思いますけれども、都としてもしっかり対応して、対処していきたいと思っております。

【記者】ありがとうございました。続けてなんですけども、いわゆる悪質ホストクラブ問題についてなんですが、都庁でチームを立ち上げているということでしたけども、そして事例とかの注意を促していったりとか、相談窓口を利用していってほしいということだと思うんですが、この都庁のチームで、今後どういったことを検討していくか、スケジュール感などもありましたら教えてください。

【知事】まさに今、取り組んでいるところであります。そして、やはりホストクラブ関係で、そうですね、今問題になってる売春につながっていくこと、それを教唆したりしていないか、そういう課題の洗い出しと、それから法的、条例的、色々な観点からの洗い出しなどで、いかにして、例えば女性の側、若い女性の側に、こういったことにつながるのですよというような、告知というか、前もって知らせておく、こういう危険性があるのですよということも伝えていくということが必要だと思います。それらのことを新宿区、警視庁など関係のところと連携しながら効果的に進めていくということで、まさにIngで進めております。

【記者】共同通信の鈴木です。よろしくお願いいたします。2点ございまして、まず1点目が卵子凍結の助成についてです。オンラインでの説明会を9月からやってらっしゃると思いますが、申込みが5,000人を超えたと伺っております。この5,000人を超えたということの受け止めと、改めて、この施策の意図について教えてください。まず、その1点です。

【知事】はい。卵子凍結につきましては、これまでも東京都として、AYA世代のがん患者さんに対して、卵子を、まさに闘病中でも、色々な医療的な措置を受けるわけですけれども、それでも卵子は確保して、そして元気になった時に、そのチャンスがちゃんと守れるようにということです。これは既にやってきた。一方で、社会的になかなか相手が見つからないというか、自分のライフステージの色々考える中で、社会的な対応を考えたいという方、色々な方がいらっしゃるので、また一方で、卵子凍結さえしておけば、うんと後でもいいわということになると、自分自身の年齢が妊孕率と言うのでしょうか、それが減っていくわけですよね。そういったことも、今回、調査に応じてくださる方に対しての支援という建付けであります。ですから、卵子凍結さえすればということではないことなども、ちゃんと、皆で理解できるようにしていく、そういうことでお声がけをしている。非常に関心が高いということが証明されているのではないかと思います。しっかりと自分の健康、そしてまた、将来の自分の人生設計など、色々な面でサポートできるようにしていければというふうに思いますが、プラスマイナスも両方、皆知った上での対応ができるように努めていきたいと思っております。

【記者】ありがとうございます。もう1点、江東区長選挙についてお伺いいたします。先ほどお話に出ました大久保さんの擁立に当たっては、小池知事が主導したとの見方もあるようです。自公と相乗りという形になりましたが、候補者一本化に向けて事前の調整などがあったのかどうか、教えていただけますか。

【知事】色々な選挙がありまして、選挙の形で、大久保さん、先ほど申し上げたように非常にご本人の資質、そしてまた、地域にかける想いなど、非常に高いものがある、そういう形で今回、私はまず、後を押したわけではあります。しかし選挙戦、それぞれ特色や得意範囲などを生かしながら、何よりも勝ち抜いていかなければならないということから、連絡協議会を設けて、今進めておられるというふうに聞いております。

【記者】ありがとうございます。

【知事】はい、サイクルスポーツさん。せっかく昨日会ったばっかりだしね。

【記者】八重洲出版サイクルスポーツ編集部の篠澤と申します。よろしくお願いします。二つありまして、まず、「THE ROAD RACE TOKYO」を開催する意義について知事のお考えと、もう一つは、この「THE ROAD RACE TOKYO」やレインボーライドを含む「GRAND CYCLE TOKYO」のイベントを今後何年間続けられるのか、計画があれば教えてください。
【知事】ありがとうございます。今後何年間続けるかについて言えば、大変好評でございますし、東京マラソンも最初は色々苦労しながらスタートしたものだと思います。走る方も自分の足と、それからペダルを踏んでいくのと、両方が、うまく東京のメジャーなスポーツ大会の一つ、二つになればいいのではないかと思います。何よりも、やっぱり自転車って健康にも意義がありますし、こういう形で普段の自転車乗りとは違って、ママチャリでもそうですけれども、ちょっと違う切り口で、自転車楽しんでいただければというふうに思います。それが意義にもつながってくるというふうに思います。今回も武井壮さんや稲村さんをはじめとする方、そしてプロの選手の方々にもご協力いただいたり、それから何と言うのですか、ハンドサイクルと言うのでしょうか、こうやって寝そべっている自転車とか、色々自転車にも、色々種類があって、そしてそれを皆さんで体験してもらうなど、サイドイベントなども自転車ファンを増やすことにつながるのではないかというふうに思っております。よろしいでしょうか。

【記者】ありがとうございます。

【知事】ありがとうございます。アラブニュースさん。

【記者】アラブニュースジャパン成田と申します。本日はありがとうございます。よろしくお願いいたします。来週ドバイで開催のCOP28にご参加と伺っております。アル・ジャベール博士など、今回、会議の主催なさるんですけれども、ご存知でよく知られてるかと思うんですけれども、具体的には、どなたかにお会いになるご予定はおありでしょうか。

【知事】はい。まず会議に参加する、またご招待を受けているということは、そこに参加される方も本当に世界中から、また、UAEの主な方々も集っておられますので、色々な機会があること期待をいたしております。先日も水素関連でHENCA(Tokyo)2023という会議を開きました。その際、UAEのシハーブ・アフマド・アル・ファヒーム駐日大使から、この輪っか(「COP28 UAE」と書かれたブレスレッド)をもう既にはめられておりますので、COP、見えるかしら、「COP28 UAE」といったこのバンダナ、バンダナじゃないの、何と言うのこれ、ブレスレッドをいただいております。UAE、産油国ではありますけれども、色々な脱炭素化を進めておられる。実際にドバイ、またアブダビに行って、そういった新しい取組を受け止める側と、それから水素や、それからペロブスカイト(太陽電池)など新しい日本の技術などを使った都の取組などを発信をしていきたいというふうに考えております。多くの方々に会えるのを楽しみにいたしております。

【記者】もう一つ、都庁とUAEの間でどのような協力が現在行われているんでしょうか。また今後ご予定がございますでしょうか。

【知事】既に行っていることとして高校生の交流を行っております。アブダビの高校生が日本、こちら東京にいらして一緒に学んだり、高校生、こちらの都立の高校生と学んだり、発表会などをし、また逆に、都立高校の生徒がアブダビに行って、そして現地の交流を行うなど、非常に良い取組だと思っております。それに何よりもお互いに、これは将来への素晴らしい投資という言葉を使うのが正しいのかどうかわかりませんけれども、将来の2国間の、また地域間の、色々な理解につながるのではないかというふうに思っております。

【記者】ありがとうございます。

【知事】よろしいですか。はい、ありがとうございます。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)

ページの先頭へ戻る

東京都庁〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1交通案内 電話:03-5321-1111(代表)法人番号:8000020130001

Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.