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令和5年(2023年)4月14日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和5年4月14日)

知事記者会見
2023年4月14日(金曜)
14時00分~14時33分

 

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

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知事冒頭発言

1 江東区長の逝去について

【知事】今日私の方から4点お伝えいたします。江東区長のご逝去についてであります。江東区長、山崎区長ですけれども、区長は平成3年の4月から5期16年にわたって、まず、都議会議員として都政の発展にご尽力されました。そして平成19年の4月からは、今度は区長として4期16年にわたって、まず区長を務められ、その間、令和元年の5月から、特別区長会の会長として2期4年、区政、そして特別区全体の発展に貢献された功労者であられます。ここに謹んで哀悼の意を表するとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。

※山崎氏の「崎」は、正しくは「大」が「立」のものです。

2 サル痘の対策について

【知事】次が、サル痘の対策であります。3月にも、この会見でお伝えしたかと思いますけども、サル痘、これが国内の感染者数100人を超えたということです。サル痘は感染者の体液、患部との接触が主な感染ルートとされておりまして、WHOによりますと、男性同士の性的な接触による感染が多いということです。都内におきましては、昨年の7月に初めて感染者が確認されまして、そして現在までの感染者数の累計は86人ということであります。全国100人、そのうち86人、東京都内ということです。今年の3月以降、この感染者が増加をしております。サル痘などの感染症ですが、一人ひとりが正しい知識を持って適切な行動を心がけますと、感染の拡大を防ぐこともできます。万が一、感染した場合には、早期に発見をして適切な治療を行う、こちらも大切でございます。都におきましては都立病院で相談、診療体制を整備をしまして、併せて対応できる医療機関のリストをホームページに掲載をしております。発熱、発疹、そして水ぶくれなどの症状がある方、そしてサル痘の感染について、ちょっと不安だなと思われる時、ぜひご覧の病院、そして保健所に早めにご相談ください。もう一度、こちら、QRコードも出ております。これらのところに早めにご相談をお願いいたします。
(詳細は、福祉保健局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:484KB)

3 ヤングケアラー支援マニュアルについて

【知事】3点目であります。いわゆるヤングケアラーの支援マニュアルを作ったということでございます。大体、大人が担うとされている家事、そして家族の世話など、日常的に行っている、いわゆるヤングケアラーというのは、責任や負担が重いということで、学業や友人関係などに影響が出てしまうということがあります。そこで、福祉、教育などの関係機関が緊密に連携をしまして、早期にヤングケアラーを把握して、支援につなげることができるように、このマニュアルを作ったということでございます。70ページにわたるものであります。中に、このチェックリストがありまして、ヤングケアラーと思われる、自分で、私はヤングケアラーですってなかなか言わないものです。ですから、学校などで、この子大丈夫かなと思われるようなところをどうすればチェックして、ヤングケアラーかという、なんと言うのでしょうかね、それがわかるか否かっていうことの手助けになる。そのチェックリストがついておりますし、また、ヤングケアラーが利用できる制度や相談の窓口などの情報も盛り込んでいますので、ぜひこのマニュアルを参考にして、それぞれの機関で、実践的な支援に取り組めるように、そんな内容になっておりますのでご活用いただきたい。また、子供家庭支援センター、子家セン(こかせん)と言ってますが、そこや学校など子供と直接関わる、支援者が現場で活用しやすいように、支援機関別にポイントもコンパクトにまとまった、そんな概要版も作成をいたしております。これら、こういう紙のものもありますけれども、ホームページから入手できますので、福祉や教育分野をはじめ、広く関係機関の皆さんにご活用いただきたいと思います。このヤングケアラーという、これまでほとんど注目されなかったということがあります。自分でこう言わないとか、何か苦労しているな、もしくは頑張っているなぐらいの話だったのが、もうしっかり言葉としても定着した感もありますけれども、じゃあ、その後どうするのかということなど、ぜひ広く関係機関の皆様方にご活用いただきたいと思いますし、これからもその関係の方々が連携をして、子供の気持ちやケアを要する家族の多様な状況を踏まえて、一人ひとりのニーズに応じた多面的なサポートを実施してまいりますので、こちらのマニュアルも参考にして、また、福祉保健局で担当いたしております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:109KB)
(「ヤングケアラー支援マニュアルを作成・公開」は、こちらをご覧ください。)

4 舟旅通勤の運航事業者の募集について

【知事】4番目のお知らせでございます。前回は、隅田川についてお伝えしたかと思いますが、それだけ東京というのは、川、海、運河など、豊かな水辺の空間があふれているということです。今日は舟旅通勤の運航事業者の募集についてであります。この水の都を、多くの人々で賑わう水の都を再生する取組の1つでありますが、それが船を通勤、そして日常の移動に使えるようにするということで、昨年秋にニューヨークにまいりました。その際に私も実際に船に乗って、通勤にも使っているものであります。ですから観光だけではなくて、ニューヨーカーの日々の足としても通勤に使われているという、それを体験してまいりました。その後、この東京でも舟旅通勤を試験的に実施もいたしまして、500円でどこのルートが使われるかなども、そのような調査もして、多くの方にご利用いただいて、「仕事しながら通勤ができた」、船に乗っている間に、何と言うのでしょうかね、仕事ができる、それから「船とシェアサイクルを乗り継いで、混雑や渋滞なく通勤ができた」など、色々な意味で大変好評でございました。この舟旅通勤を更に推進をしていくと。そのために新たな補助制度を創設するというものであります。この補助制度では、通勤時間帯の運航、そして船のバリアフリー化に対して経費を補助するというもので、今日からこの補助制度を活用して運航を行う事業者の募集を開始いたします。新しい通勤スタイル、ポストコロナのライフスタイルの1つとして新たな選択肢を提供することになりますし、大いなるポテンシャルを持つ、このベイエリアのまちづくりの可能性を広げることにつながっていくと、このように考えております。今日は4点について、お伝えをさせていただきました。私から以上です。
(詳細は、都市整備局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:402KB)
(「舟旅通勤を運航する事業者を募集」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】(日経新聞・池田記者)ありがとうございました。幹事社質問に移ります。幹事社から1点です。今週末に統一地方選の区市町村選などが告示されます。知事としてどんな論戦を期待されますか。
また、統一地方選自体は国政選挙に比べて投票率の低さなどを懸念する声もありますが、都として投票率向上に向けた取組があれば教えてください。よろしくお願いします。

【知事】まず、区市町村選挙が公示ということになります。23日の投票ということでございます。身近なテーマを扱うことも多いかと思いますけれども、それだけ人々の暮らしに近い、その場での役割、極めて大きいと思います。それから都政においても基礎的自治体の区市町村との連携が必要ということであります。有権者の皆様方には色々な、この間、活動、運動が行われるでしょうから、しっかりとした論戦の中から選択肢を選んで参加していただきたいと。投票率を上げるということについては、都ではホームページやTwitterなどで有権者が選挙情報にスムーズにアクセスできるように周知を行っております。それぞれ区市町村でも、これらの投票率を上げるということで活動をしておられますので、しっかりと共に取り組んでいきたいというふうに考えております。いろいろ応援をする間となりますけれども、特に私は豊島区は高野区長とのご縁もあり、後継指名を受けている高際さんが私の知事室の担当で、2年一緒に仕事してまいりました。これからも連携を図る上でも、彼女を中心に応援していきたいというふうに考えております。

【記者】ありがとうございました。各社からの質問に移ります。質問のある社は知事からの指名を受けた上で、所属と氏名を名乗ってから発言してください。よろしくお願いします。

【記者】NHKの中村です。よろしくお願いします。北朝鮮の弾道ミサイル発射について伺います。昨日もミサイルが発射されまして、北海道にJアラートが発令され、その後、訂正されるということになりました。このJアラートの発令を巡って、分かりにくいなどの指摘も出ておりますけども、知事、Jアラートの発令のあり方、これについてはどのように受けとめておられるでしょうか。

【知事】前回、このJアラートが鳴りましたって言うのでしょうかね、使われたときは、東京の島も含まれていたというので、北海道と東京の島とどう関連するんだろうとか、いろんな疑問も出てきたわけでございます。今回は、途中で訂正をされたと、エムネットの方で訂正があったということですけれども、あまり訂正というより修正ぐらいにしていかないと、あまり億劫になって、確認ばかりしていて、結局too lateになるようなことがあってはいけないし、それからどうやって信頼感を確保するかということがとても重要でございますので、そのあたりはまず情報の分析の精度を上げるための努力と、それからJアラートとエムネットと連携がしっかり取れているのかというような点を改めて確認をしてもらいたいと。この点、昨日政府の方にも、都として要望も出させていただきました。しかしね、ここでJアラートのことを議論する、その前段階の話として、北朝鮮がミサイルを撃つということにあまりにも慣れすぎている我々はどうなのですか。それから今回は固体燃料を使って、燃料に点火をして、それがじわじわ分かるというようなことではなくて、固体燃料のときはあまり時間がなく、なかなか敵基地というか、それを見つけるのが難しいわけですね。要は技術向上させているのですよ、彼らは。そういったことに使われているお金は、どこから来ているのですか。その技術はどこから来ているのですか。その部品はどこから来ているのですか。そういったことに、そもそも国際法違反なのですから、そして国連安保理決議の違反なのですから、これをやはり、まず、Jアラートの精度の向上はこちらだけれども、そもそもこのことについて、もう少し声を上げないといけないんじゃないだろうか。また、法律的に何ができるのだろうか、そのことをもっと国政の方では、よく突き止めて、そしてその大元のところをもう少しきっちりやっておかないと駄目だというふうに思います。そもそも私もキャスターやっていた折に、原稿で北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国ってそれ2回言わないと駄目なんですね。そうすると短いニュースでは大体最初の2行ぐらい取っちゃうんですね。報道の関係の方は、お分かりだと思いますけど。他、イギリスは、英国なんか、ブリテンアンド何とか何とかって、リビアにおいても、リビア人民民主主義など、もうすごい長いんですよ。全部正確な国名を言っていると、大体原稿の半分埋まるような国って結構あるんですね。で、北朝鮮って短くすると文句が来るっていうんですよね。だからメディアもそれは唯唯諾諾と、ある時期まで、短く北朝鮮って言い切らなかったですけれども、これはこういったことも含めて、北朝鮮という、こうやって我が国の方角に向かって、目がけて、ミサイルを飛ばしていく。それが当たり前になっているということを、もう一度このJアラートを確認をするとともに、そういったもう根本問題をよく我々は認識すべきではないだろうか、そのことを私は強調したいというふうに思います。いずれにしましても、危機管理ということでシェルターなどについては、都は緊急一時避難施設を4,000か所以上指定をして、人口カバー率でいうと100%は達成をいたしておりますけれども、より精緻なもの、そしてまた皆さんのご協力をいただいて都民の命を守っていく、そのことについて努めていきたいというふうに思っております。はい、どうぞ。

【記者】すいません、ありがとうございます。別件で、神宮外苑の再開発についてなんですけども、先日都から2回目の要請、分かりやすい事業の説明などを事業者に求める要請がされましたけども、今日、事業者側が一部具体策と言っていいんだろうと思うんですけど、盛り込んだ回答を公表しました。これについての受け止めをお願いします。

【知事】今、ご質問にもありましたように、都として事業者に対して、都民の理解と共感を得ながらまちづくりを進めるようにという要請をしておりました。今朝ほど、事業者の明治神宮、三井不動産、(日本)スポーツ振興センター、伊藤忠と、この4者でありますけれども、その事業者として考えているまちづくりの意義、今後の取組について発信をされたということでございます。内容の中には、内苑、外苑を合わせた明治神宮を将来にわたって護持していくためにということで、明確に目的のところをこの事業者、神宮を含む皆さんのこの意見、まちづくりを進める意義などについてということで書いておられる。やはり事業者の皆さんの考え方っていうのが、できるだけ多くの方々に正しく伝わるということが重要かと思いますので、この点についてはこれまで以上に主体的にしっかりと取り組んでいただきたいと、このように考えております。

【記者】今の関連なんですけども、知事としては事業者のその回答で十分だというふうにご認識でしょうか。

【知事】まず、これをしっかりと発信をして、そして都民の皆さんをはじめとする方々にしっかりとその共感を抱いてもらうように、今回出されました様々なプランについて、着実に実行していただくというのが一番まず重要なことではないかと、このように思います。これからも色々な節目節目がございますので、それについて要請、所管局からの要請を受けて取り組んでいただける、このことを期待をいたしております。

【記者】ありがとうございます。朝日新聞の笠原です。統一地方選について私からも伺わせていただきます。先週の会見でもですね、統一選について問われた際に、知事、改革マインドを持った人を応援したいという趣旨の発言をされました。このときですね、都民ファーストの会についても問われたにもかかわらず、都民ファーストという言葉を用いずにお答えになられたので、ちょっと。

【知事】いやいや、それはもう言わずもがなです。

【記者】改めて、都民ファーストの会にとって今回の統一地方選がどういう位置付けの、どういう意義のある選挙になるかっていうことを特別顧問としてのお答えを伺いたいと思います。

【知事】前にも日本人は粘着的な、何ですかね、保守はあるというふうに思います。一方で、守るべきは守りながらも変えるべきは変えると。それも、一番生活に身近な部分で変えていくべきところが多々あります。デジタル1つとってみても、なんだかんだ言いながら、目の前のいろんな区政とか市政で、結局、申請用紙からしてデジタルにまだまだ十分なってないなど、これからGovTechとして、都と連携もしていくわけですけど、やっぱりそれを推進していく議会というのも必要になるわけですね。そういった人材を多く抱えているのは都民ファーストですし、また、改革マインドを持った方々、いろんな形だとは思いますけれども、そういった方々がやはり多くを占めていくというのが、今、日本が世界から取り残されようとしているような状況にあって、一番生活に近いところの代表を選ぶという選挙というのは極めて大事ではないかということで、改革マインドを持った人ということでまとめて申し上げたというところです。

【記者】改めて、都民ファーストの会、党としての都民ファーストの会にとっては、今回、一言で言うとどういう選挙になると思いますか。

【知事】そうですね、今回それぞれのまちのニーズをくみ上げながら、今、都政で進めているような子育て支援であったり、それから、その中で出産応援など、これまで都で率先してやってきたテーマがありますよね。それを確実に定着をしていくという意味で、都政と、そしてそれぞれの自治体の議会との連携がうまく進められるような、そういう役割を果たしてくれる、それが実行力がさらに問われるという、そういう位置づけになるのではないかなと思っています。

【記者】最後に、関連してなんですけれども、今回の統一地方選、前半戦ではですね、維新の会の伸長が非常に目立っているところです。同じ地域政党が発祥ということで、維新の会と都民ファーストの会、共通する部分があるかと思うんですけれども、知事としては、今の維新の会の現状についてどのように受け止めているのかということと、現状についてその維新の会と都民ファーストの会についての違いだったり、差についてはどのようにご認識を持っているか、お願いいたします。

【知事】前半は、別に都民ファーストが候補者を立てているわけでもありませんので、比較のしようもないと。また大阪は関西圏、非常にメディアも応援するような形で進めておられるような、そういうふうな客観的な見方もあるかと思います。今回、これから選挙ということでございますので、それぞれの地域の有権者が判断されるものだというふうに思っております。

【記者】時事通信の石松と申します。よろしくお願いします。カジノを含むIRについてのお尋ねです。今日、政府は大阪府と大阪市のIR整備計画を認定しました。全国で初めての認定となりますが、これについての知事の受け止めをお願いしたいのと、あと、都としてIR誘致に関して、現在の検討状況ですとか、今後の方向性について知事としてどのようにお考えなのか、お聞かせください。

【知事】報道で国から審査結果が示されたということ、承知をしております。審査結果については国において必要な審査がされたものというふうに認識をいたしております。IRについては、都はどうなのかというお尋ねかと思いますけれども、これについては以前から申し上げているように、メリット、デメリットそれぞれありますので、総合的に検討している、このスタンスには変更はございません。

【記者】お世話になります。テレビ朝日の伊與田と申します。すいません、これまでコロナの感染対策として用いられてきたアクリル板やパーテーションについてお伺いしたいです。飲食店やオフィスでは5類移行に伴って撤去する動きもあるそうなんですけども、どう捨てればいいのか、また、いつまで保管しなければいけないのかと迷いもあるそうなんですが、都としての現状の認識でしたり、課題や懸念がありましたら教えてください。

【知事】コロナについては、もう本当に皆様方の様々なご協力やワクチンの接種、そして医療機関の皆様方が相談から、また、入院等々、ご協力いただいてまいりました。このところは、R値が大体1.1から1.2ぐらいの中でずっとじわっと続いている陽性者数、今の報告のシステムで一線を超えているということです。昨日もモニタリング会議の中で、XBBという変異株が、その系統が多くを占めつつあるという情勢ですけれども、特にそれによって何か重症が増えるとか、そういった傾向は報告は受けておりません。そういう中で、これからどうやってウィズコロナの時代を過ごしていくかという1つの具体的な課題なんだろうというふうに思います。パーテーションのことでいいんですか。パーテーションは、それぞれのところで、例えば基本は必要なときのマスクの着用であるとか、それから換気、手洗いという、それは変わっていないのですけれども、それぞれのところ、場でのご判断になるかと思います。それと、アクリル板でもいろんな種類がありまして、なかなか1つの対応だけではないというふうに聞いております。そして当面、これについては、例えば都においては、保存をしておくということで、必要になったときは、またそれが使えるような状況にして、ただこの都だけでも、都庁だけでも、この新宿の都庁だけでも、アクリル板を保存するだけでもここの2部屋分ぐらいはかかりそうなので、いろんなご事情はあろうかと思います。むしろその廃棄の仕方、もしくは保存の仕方など、いろんなアイデアが国も含めて出していくことになるのではないかなというふうに思っております。

【記者】不法投棄などの懸念とかはされていますでしょうか。

【知事】そうですね、今のところ都では保管という形で申し上げております。不法投棄は、そもそもお言葉のとおり不法でございますので、それはまずよろしくないのは当然のことです。そして、またそれをどういうルールのもとで行っていくのか。ペットボトルと同じなのか、プラ製品なのかどうなのか、こういったこともそれぞれの地域によっても違ってきますが、現時点で、今、じわじわっと続いているような状況においては、まず保管ということで申し上げているというところでございます。

【記者】では、撤去というよりかは保管を推奨するということになるでしょうか。

【知事】推奨という言葉は使っておりませんけれども、まずはそれぞれの判断、また業界によってのガイドラインの、これがガイドラインそのものがなくなるということもございますけれども、それぞれマスクと同様にそれぞれの判断をしていただければと思います。ただ、都とすればそういう方向でいきたいと考えております。

【記者】ありがとうございます。

【記者】TOKYO MXの椿原と申します。先日、日暮里・舎人ライナーが連日、輸送障害が発生し、3万人以上の人に影響が出ましたが、この件について知事の受け止めをお聞かせください。

【知事】昨日も私自身、非常に都民の大切な足でご迷惑をかけたという点、お詫びを申し上げました。と同時に、色々な理由が、また原因が考えられること、これを早めに徹底して捉えるということと、それに対しての対応策を考えていくということが必要かと思っております。昨日は、技術的なことを含めて、もう既にご説明申し上げているかと思いますが、私自身が受けた報告で、気温の変化が激しいというときに、いわゆる架線と言っている電力線、それを伝える部分がたわみが出て、それが不具合を生じさせた一つの理由ということを聞いております。となると、気候変動という、これからの長いテーマにどう対応していくのか、それについてもしっかりと徹底、分析、そして対応するようにということで指示を出したところでございます。また以前、あれは地震の際に脱線をした部分がありました。そのときもご迷惑おかけしたのですけれども、例えば都バスやはとバスなどをうまく活用して、連携して都民の足を守るような、そういういざといったときの対応策ということについても改めて考える、対応をしっかりと持つようにと。そして、中には、駅の途中で、駅と駅の間で止まっちゃって、歩いて次の駅まで行っていただいたというご不便もおかけしています。ハイヒールの方などは大変だったと思いますので、いろんな工夫をしながら、ご不便をおかけしないようにしたいというふうに思っております。よろしいですか。ありがとうございます。よろしいですか。

【記者】では、ありがとうございます。

【知事】ありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)

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