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令和5年(2023年)4月21日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和5年4月21日)

知事記者会見
2023年4月21日(金曜)
14時00分~14時20分

 

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

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知事冒頭発言

1 補正予算の編成について

【知事】今日はですね、私の方から4件お伝えをいたします。まず、補正予算に関してですが、令和5年の第2回定例会に提案をする予定となっております補正予算、この編成についてお伝えいたします。都はこれまでも、コロナ禍、ウクライナ危機など、本当に目まぐるしく変化をし続ける、そのような状況に応じまして、取組を先手先手で進め、都民・事業者を守るということを最優先に行ってきました。当初予算などでも、既に重層的な対策を講じております。こうした中で物価高の影響を受けました生活者や事業者に対して、国が推奨する支援などを実施する趣旨で措置をされました臨時交付金、これを活用しまして、東京の経済、そして都民生活を下支えするための取組を強化をするというものであります。また、コロナ対策ですけれども、感染症法上の類型の変更を踏まえまして、平時の医療体制への円滑な移行促進、そしてまた、感染の拡大時に機動的に対応できる体制の確保を進めていかなければならない。こういった観点から必要な施策を具体化していくということで、本日補正予算の編成を指示をいたしました。今後、都を取り巻く状況を見極めてまいります。そうしながら具体的な内容や金額等は検討してまいります。第2回の定例会で補正予算案として取りまとめていくという、このような流れとなります。財務局の方で担当いたしております。

2 夏のライフスタイルの実践について

【知事】次でありますが、暑くなりましたよね。今日は、夏のライフスタイルの実践ということでお伝えをいたします。先ほど、エネルギー等対策本部を開催いたしました。電力の需給逼迫への対応、そして脱炭素化への対応という取組について議論を行いました。昨日が夏日でしたが、今日もすでに27度という暑くなる予報が出ております。この夏も暑くなることが予想されておりますので、まずは皆様方に、お一人お一人に熱中症に気をつけていただくという点、それから九都県市でこの首都圏、近隣の県や市と連携いたしまして、またまたクールビズの取組を開始いたします。5月1日の月曜日からといたしまして、10月31日まで、これが取組推奨期間であります。「エコなライフスタイルの実践・行動」キャンペーンを九都県市で一斉に行うということです。楽な服装や省エネ・節電など、これもう去年の夏からHTTキャンペーンを行っております。電力をH、減らす、T、創る、もう一つのTが蓄める。減らす、創る、蓄めるでHTTですけれども、この取組を進めることによって、人も地球も健康になれるということでご協力をいただきたい。このようなお知らせでございます。
(詳細は、環境局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:139KB)
(「エコなライフスタイルの実践・行動キャンペーン 」は、こちらをご覧ください。)

3 「東京マイ・タイムライン」のPR動画について

【知事】次に、今度は防災関係です。アプリ版の東京マイ・タイムラインのPR動画についてのお知らせでございます。都におきましては、災害時にとるべき行動を整理する「東京マイ・タイムライン」、これを手軽に作成できるアプリを提供いたしておりますが、このアプリでは、東京都の防災アプリの水害リスクマップと連動しまして、ご自宅、そして職場の近くの水害リスクを視覚的に確認ができるというものです。また、災害発生時の避難するタイミングがいつか、ご自分で作成されました避難計画をアプリ上で保存して、いつでも見られるようになっています。この東京マイ・タイムラインですけれども、よく皆様方にぜひ活用していただきたいと、広く知っていただきたいということで、電車内での放送用のPR動画を作成いたしました。電車内ですから音なしになっています。放送事故ではありません。どうぞ。
(動画放映)
【知事】ということで、電車の中は特に注目も高くなるかと思いますので、活用していただければということをお伝えします。この動画ですけれども、5月8日(月曜日)からJRの東日本各線、そして京王線、都営地下鉄、都内のデジタルサイネージでも放映をいたしてまいります。ぜひこの東京マイ・タイムラインを活用していただいて、梅雨入りまでに風水害に備えてもらうということで、ぜひご活用いただきたいと思います。今、私もこれマイ・タイムラインを見ているのですけれども、台風が近づいている時とか、大雨が長引く時、短時間の急激な豪雨が発生するとか、色々ジャンルがあります。もう台風一号なのですね。ということで、それぞれご自宅の住所とか家族とか色々前もって入れておくことによって、より自分の主体的な対策がこれで打てるというものでございますので、ぜひこのアプリをご活用いただきたいということでございます。
(詳細は、総務局にお聞きください。)

(会見で使用した動画は、こちらをご覧ください。)(外部サイトへリンク)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:512KB)
(「アプリ版「東京マイ・タイムライン」PR動画 」は、こちらをご覧ください。)

4 ウクライナへの支援について

【知事】最後がウクライナ関係です。ウクライナへの支援についてでありますが、都では、去年の3月にウクライナからの避難民の方々への支援を始めて、もうかれこれ一年以上が経ちました。これまで、都営住宅への受け入れをはじめ、就労、そして就学の支援、交流機会を提供するなど、ニーズに応じた様々なサポートを行ってまいりました。で、大学です。都立大学ではこれまでウクライナから避難してこられた学生さん3名を受け入れておりまして、授業や宿舎を無償で提供してまいりました。ウクライナへの支援をさらに広げるということから、今回はウクライナ国立航空大学と協定を締結したというお知らせです。これによって大学同士のパートナーシップを築いて連携していくことといたしました。相手先のウクライナ国立航空大学ですけれども、首都キーウにある大学で、航空宇宙、そして経済や経営、国際関係など非常に幅広い分野の学部を設置している大学です。日本に関する教育研究にも力を入れておられる。都立大学にとりましては、こうやってウクライナの大学と協定を結ぶのは初めてのこととなります。ちなみに、都立大学、これまで世界の大学と協定を結んでおりまして、だいたいその数は120に上っております。来週26日(水曜日)にオンラインで調印式を行うことになります。今後、都立大学では、この協定に基づきまして、日本の文化や日本語教育の専門家の育成を支援したり、学生の受入れなどを通じまして、協力関係を深め、支援の輪を広げてまいります、総務局が担当をいたしております。以上、私の方から今日は4点お伝えをさせていただきました。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:153KB)
(「都立大学 ウクライナ国立航空大学と連携協定 」は、こちらをご覧ください。)​​​​

質疑応答

【記者】ありがとうございました。日本経済新聞社の池田です。幹事社から1点伺います。ChatGPTを試験導入する自治体が登場しています。ChatGPT自体は、業務の効率化などに期待が高まる一方で、個人情報の保護や事実誤認などを懸念する声もあります。都として、業務での導入の是非についてどのようにお考えでしょうか。

【知事】大変話題の多い、このChatGPTでございます。こういうAIは、元々色々なところで、もう既に活用されている。今回は対話型ということでございますが、私も体験をしてみたところ、生まれが東京都板橋区と出てきたことなどを含めて、まだまだ改善の余地はあろうかと思いましたけれども、多様な活用の可能性があるなというふうに思っております。また、様々な課題も指摘されているわけですけれども、利用上のルールなどを検討するプロジェクトチームを、東京都にはデジタルサービス局が既にございますけれども、そちらのほうで利用上のルールをどうするかなど、チームを立ち上げております。このプロジェクトチームを中心にして、都政における活用のあり方について検討を深めていきたいと考えております。AIはこれから色々な分野で活用されますし、今回のこういう対話型というので、さらに一段と進む、これがずっと続くのだろうなというふうに思いますね。昔、蒸気機関車が走った時などは、陸蒸気と言って怖がったりとかあったかと思うんですね。これをどういうふうに活用し、かつ、それが人間にとっていかにプラスなのか、マイナスは何なのかなど、色々研究を重ねていくということなのではないかと思います。ルーティンワークなどの部分は、むしろAIをより活用することになると思っておりますので、それこそデジタルサービス局やこれから作っていくGovTech(東京)などで専門的にもよく研究してもらいたいと思っております。ちなみに、検索をする際に、猛烈に色々な情報を集めてくるために電力がかなり消費されるというふうに聞いております。HTTの観点から、その辺りも頭に入れておいていただきたいなというふうに思います。

【記者】ありがとうございました。幹事社からは以上です。では、各社の質問に移ります。質問のある社は、知事からの指名を受けた上で、所属と名前を述べてから発言してください。よろしくお願いします。

【記者】TBSテレビの佐藤です。よろしくお願いします。新型コロナについてなんですけれども、厚労省の専門家会議で、先日、第九波の規模が第八波よりも拡大する可能性が示されました。5類に移行した後にこういう大きな波がくる可能性があることについての受け止めと、そういうふうに5類に移行した後に、大きな感染拡大があった場合、対策はどうするのかというところをお聞かせください。

【知事】はい。感染症は、類型を変えたとしても、ウイルスは色々な形で、また形を変えて社会を襲ってくる可能性がゼロではないわけでございます。今後、危機管理の観点から、5類への移行というのは、今後とも医療提供体制の状況、そして社会経済活動との両立などを踏まえて総合的に判断をしていく必要があると思います。ただ、ポイントは高齢者、そして妊婦さんなど、リスクの高い方々をいかに守るかということですし、これまで都は戦略的にこの対策を講じてきています。前も申し上げたと思いますけれども、OECDの100万人当たりの累積死亡者数でいうと、ニュージーランドが一番低くて、次に低いのが東京都なんですね。その次が日本なんですけれども、そういう形で戦略的に対策を講じる重要性を教えてくれているのではないかと思いますし、その結果も出してきている。要は、高齢者などの医療支援型施設の運営、そしてハイリスクの方を守る取組を講じるという、そのことに尽きるのだと思っております。いずれにしましても、5類への移行を円滑に進めていきたいと考えております。

【記者】ありがとうございます。もう1点、よろしくお願いします。東京五輪の汚職事件で、今日、AOKIの青木元会長らに有罪判決が出ているんですけれども、それについて受け止めをお願いします。

【知事】これにつきましては、最初の判決になるのでしょうかね、これで。報道については承知をいたしております。組織委員会元理事の事件について、公判により事実関係が明らかになってきたというふうに考えております。

【記者】朝日新聞の本多と申します。1点お伺いいたします。衆院補選の関係でお伺いいたします。明日、知事が衆院和歌山1区に入られて、自民の候補の応援をされるご予定があるかと思います。自民党側からの要請と聞いておりますが、具体的にどなたから要請があったのでしょうか。また、知事ご自身は既に自民党の方は離れられていると思いますが、土曜日は都内の統一選も最終日で、知事が特別顧問をされている都民ファーストの応援にも何度も応援に入られているかと思いますが、最終日にあえて和歌山に入られるご決断をした、その理由を教えてください。また、具体的にどんなことを訴えたいかと思っておりますでしょうか。

【知事】いよいよ明日が最終日となります。明日も私が特別顧問を務めております、都民ファーストの会の候補者を回らせていただき、最後は豊島区区長選ということで、今回の統一地方選の応援の締め括りにしようかと考えております。明日は和歌山という話でございますけれども、こちらは衆議院の補欠選挙の候補者、門さん。この方は以前から議員仲間でございます。様々、これまでも応援の要請など、色々なところからいただいておりましたけれども、門さんは、国土強靱化とか色々なつながりもございまして、駆けつけることといたしました。東京都、和歌山、色々強靱化とか、あちらは南海トラフの課題などを抱えておられ、色々とこれまでもそういう災害対策とか、もっと言えばパンダつながりなどもございますので、明日、伺うことといたしました。いずれにしましても、また東京に戻りまして、各地で各候補者の応援をして回るということでございます。

【記者】共同通信の安です、ありがとうございます。今の話に関連して、統一選の後半戦告示後、知事は都民ファーストの会公認候補への応援演説、積極的にこなされていて、1日で20か所以上行ったという、初日もお話もありました。4年前の統一選よりも明らかに支援の姿勢というのも明確にされているというふうに感じますが、この点についてどういう変化というか、意図があるのかというのをお聞かせくださいというのと、ご自身、演説で街頭に立たれていて聴衆の反応などご所感ございましたら、いただけると幸いです。

【知事】4年前との比較とおっしゃいましたけど、候補者が増えていますのでね。そこは数の問題かと思います。やはり地方の議会というのは、まさにそこが一番ベースになるところで、そこにやはり改革マインドや、例えば今のChatGPTなどにしても、こういったITが分かるとか、そういう議員って必要なんじゃないでしょうかね。何をやっているのかよく分からないというような、そういった方だけでなく、色々な役割があって、代表の声を届けられるのでしょうけれども、でも、やはり新しい改革と、そしてまたそれの具体案を持って、志を持ってという、そういった方々は応援していきたいというふうに思っております。反応は、非常に皆さんお集まりいただいて、そしてお伝えしがいもあるなと思っております。選挙というのは何かと街へ出て、最近は警備の話がありますけれども、街へ出て色々な触れ合いがあることで、私自身も新しい気づきであったり、街を地べたで移動することによって色々な発見もあります。そして、いかにして街並みが変わりつつあるのか、また、新しい道路などが、実際に全部を全部いつも見ておられませんけれども、こういう時は色々な道を通りますので、それも非常に参考になって、私自身はこうやって見て回ることは、また都政にも色々更に改善するところ、また力を入れたいというふうに刺激も受けるという意味で回らせていただいております。

【記者】NHK中村です。統一選のその応援の関係で質問いたします。公認候補の方々の応援に入られていると思うんですけども、明日までに全ての公認候補の応援に入られる方針なんでしょうか。

【知事】1つずつ具体的にはどこをどう回ってというのは党の方で決めておられます。できるだけ多くの皆さんのところに行って差し上げたいというふうには思っております。よろしいですか。ありがとうございました。

【記者】ありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)

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