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令和6年(2024年)5月24日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和6年5月24日)

知事記者会見
2024年5月24日(金曜)
14時00分~14時37分

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

知事冒頭発言

1 東京での子育てや結婚応援施策について

【知事】本日の定例記者会見は、皆様方にまず7件、ちょっと数多いですけれどもお伝えをさせていただきます。まず子育て、また結婚の応援についてでございます。東京での子育て、また結婚の応援、これは東京で暮らす人が希望に応じて出会い、また結婚のほか、子育てなどができるように、都では様々な支援、これをシームレスに実施をしております。そういう中で、今日は2点ご紹介したいと思います。まず、018サポートでありますけれども、これはもうご承知のように全ての子供さんを応援するための、月額にして5千円を支給する018サポート、0歳から18歳までということであります。今年度も申請受付を開始をするというお知らせです。これは、昨年度申請された方についてはもう手続は不要です。今年度お子さんが生まれた方、それから都内に引っ越して来られた方、6月11日(火曜日)からの受付開始となります。今回の申請手続ですけれども、昨年度と比べましてまた簡略化いたしております。これはマイナンバーカードをお持ちで、受取口座も登録しておられる方、この方はスマートフォンを使いまして、簡単な手続で申請ができるという仕組みにいたしました。これは子供DXの取組として、デジタル庁、そしてGovTech東京と協力しまして、利便性の高いシステムを作りあげたということであります。今年度は子供の育ちをきめ細かくサポートするために、8月、12月、そして来年の4月の3回に分けて支給をいたします。7月15日(月曜日)までに申請をいただきますと、8月に速やかに支給をされるという、こういう流れになっております。昨年度ですね、まだ申請をされなかった方につきましても受付をいたします。どうぞ活用していただければ、忘れずにお申込みいただければと思います。福祉局、デジ局(デジタルサービス局)の担当になっております。ちなみにですね、このマイナンバーカードなど、皆さんも報道されておられると思いますけど、偽造などのトラブルがある恐れはないのかということですけれども、これは、この新しい申請方法ですけれども、マイナンバーカードのICチップを読み取る仕組みとなっておりまして、その読取の際には、あらかじめご自身で設定している暗証番号の入力が必要になりますので、マイナンバーカードの券面ですね、面ですね、これだけを偽造したマイナンバーカードで申請はできないということになりますので、念のためお伝えしておきます。続いて子供に関する取組であります。都では、子供を大切に、ごめんなさい。もう一つ前にありましたね。結婚ですね。結婚についてでありますけれども、結婚に関心ある方、安心して第一歩を踏み出す後押しについてであります。民間団体と連携しまして会議を開きます。マッチングアプリ、結婚相談所のほか、ブライダル関連のそれぞれの団体が参加をする全国初めての取組となりまして、議論、検討を進めて、多くの方々の婚活、また結婚を盛んにしていくという、そういう後押しでございます。1回目、6月10日(月曜日)に開催をいたします。多くの方々の婚活、また結婚を支援していきたいと考えております。こちらの方は生活文化(スポーツ)局の担当であります。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:829KB)
(「018サポート マイナンバーカードで受付開始」は、こちらをご覧ください。)

2 こどもスマイルムーブメント大賞

【知事】続けて子供に関する取組なのですけれども、都におきましては、子供を大切にする社会を目指して「こどもスマイルムーブメント」という活動を行っております。その一つとして、子供目線に立ちました企業や団体の特色ある取組は表彰をいたしているところでございます。昨年度ですけれども、ちょっと見ていただければ、これ(スライド)、昨年度、賞を受賞された方々、団体、企業なのですが、例えば小中学生が実際の職業を体験するプログラムとか、これキッズスター(正しくは、一般社団法人夢らくざプロジェクト)ですね。それから、都内67か所に設置しているベビーカーのレンタルなど表彰をいたしました。ちなみに最優秀賞は、「おしごとなりきり出前道場」というのは都内約60校で展開していますし、「ごっこランド」という社会体験アプリにいたりましては約600万ダウンロードをされております。それから、「ホームスタート」は都内15か所で既に展開中。ベビーカーについては67の設置場所があるということで、昨年度表彰させていただいた皆さん、とても活発に活動しているということです。本年度は、子供部門と子育て世代部門に分けまして、今日から募集を開始をいたします。それぞれの最優秀賞などを取り決めていくということで、優れた取組の内容について、動画、そしてSNSのほか、雑誌広告などで幅広く紹介をしてまいります。どうぞたくさんご応募お待ちしたいと思います。子供政策連携室の方で担当しております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:734KB)
(「こどもスマイルムーブメント大賞 募集開始」は、こちらをご覧ください。)

3 梅雨を迎えるにあたっての注意喚起

【知事】話変わりまして、梅雨入りがまもなくということであります。5月21日(火曜日)に沖縄地方、奄美地方、同時に梅雨入りをしたと見られると発表がありました。また、日本の南の海上にはですね、もう早々と熱帯低気圧、今後これが台風になると、台風1号になる見込みということであります。ちなみに沖縄、奄美の梅雨入りというのは、平年で5月10日。去年で5月18日で、今年が5月21日。桜も遅れましたよね、今年ね。5日間ぐらい遅かったのかな、開花が。東京の梅雨も間近に迫っているということは、風水害、ある程度予測することができるわけでありますが、それに備えて、一人ひとり、防災意識を持って事前に準備をしていただきたいということで、皆さんにお伝えしておきたいと思います。そして、まずは自助ですね。中には町会挙げて担当するとかで、共助といったこともあるかと思います。それぞれのご家庭の状況に応じまして、あらかじめまず避難行動計画を作成するため、もう何度もご紹介していますけれども、(東京)マイ・タイムラインというのを東京都作って、それぞれ学校などで練習してもらっています。この(東京)マイ・タイムラインに便利な機能を追加をすると。アプリでもこれ、マイ・タイムライン、使っていただいていると思うのですが、5月27日から、来週の月曜日から小学校低学年のお子さんや、また外国の方々など、まだマイ・タイムライン、自分で作成できていないという方々にですね、気象に関する専門用語などを動画入りで解説をするという「マイ・タイムライン辞典」をアプリ版に追加をします。つまり、知りたい項目でですね、マイ・タイムライン関係で、つまり自然災害などで水害とかですね、雨の降り具合とかですね、まずそこでキーワードで検索していただくということで、より分かりやすい形にするように指示もしております。併せて、こうしたツールそのものがありますよということをお知らせしないといけませんので、新たなPR動画、電車内で放映をいたしてまいります。ちょっとご覧ください。音なしです。

(動画放映)

【知事】これ、電車の中で見ていただきますので音なしということですが、メッセージ、伝わるものは伝わるかと思います。伝わるだけでなくて、それ、ぜひ実行してみていただければと思います。ぜひこれ活用して、ご家庭で避難の方法など、ご家族であらかじめ話し合っていく、そしてまた風水害にお備えいただきたいと思います。また発災時に、迅速でかつ安全に避難行動を取るためには、やはりリアルタイムの情報って重要ですよね。東京アメッシュというページがありますけど、私も雨の時はよくこれ自分で見ますというか、見るとずっと癖になって何度も何度も見るのですが、都が独自に開発したのがこの東京アメッシュです。雨が降っている場所、強さをスマホなどで確認ができる仕掛けになっておりまして、昨年は約4,600万回のアクセスがございました。GPS機能によって、現在地の状況、すぐに分かるということ。それからこのシーズンからは同じ画面で警報や注意報が一目で把握できるような工夫を凝らしております。そして都内には集中豪雨などで急激に水位が増加する河川はたくさんあります。そういう中で、YouTubeの東京都水防チャンネルという、これカメラが配置、24時間されていまして、ずっとライブで配信をしています。現在も、このたった今も149か所の状況が見られるわけではありますけれども、今後も追加をしていきたいと思います。さらに、この土砂災害からどうやって命を守るのかということで、現在地の災害危険度を、これはリアルタイムです、リアルタイムに確認できる都のホームページ上に、マップの配信をですね、今日から開始をいたします。そしてもう一つ、最後なのですが、浸水への備えで次の2点をですね、今からお願いしたいと思います。まず一つ目で、これは雨水のですね、下水道への入口に雨水ますというのがありますけれども、そこにですね、普段、ブロックとか、植物の鉢植えとかですね、そういったことなどでですね、塞がないでほしいのですね。もう一度確認してください。それから二つ目です。この雨水が、例えば半地下になっているお家などあるかと思います。駐車場が少し下がっていますよ、とかもあると思いますけれども、そこにですね、雨水が流れ込むことを防ぐと。そのためのノウハウですが、まず土のうですね。それからビニール袋に水を入れて、それをダンボール箱で固定をすると簡易水のうになるということもあります。それぞれの知恵、工夫でもってご準備をお願いをいたします。こういった情報ですけれども、都のX、旧Twitterですけれども、そこに都内のデジタルサイネージなどにも発信をしてまいりますので、チェックをしていだきたいと思います。総務局、建設局、下水道局、連携して当たっております。

東京動画ロゴ(会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:1,466KB)
(「アプリ 東京マイ・タイムラインの機能を拡充」は、こちらをご覧ください。)
(「東京都土砂災害危険度情報の運用を開始 」は、こちらをご覧ください。)

4 東京とどまるマンション

【知事】続いても防災関係なのですが、マンションです。都におきましては、防災対策をして、災害時でも生活を継続しやすい分譲・賃貸マンション、これをですね、東京とどまるマンションとして公表しております。名のとおり、災害があってもそのままとどまるということであります。ここに登録された件数が昨年度で226件、そして5万戸以上という、そのような数字であります。これ、もっと普及させようということで、マンションにこのステッカーを配る、貼っていただく。そして今回はですね、このトドまるくんですね。トドまるくんのPR動画も作成しました。こちらもご覧いただきましょう。どうぞ。

(動画放映)

【知事】はい。ということでとどまるくんです。これらのマンションを対象にしまして、エレベーターに置く防災キャビネット、四角のところに三角で、色々なキャビネット置いたりしていますよね。それから簡易トイレですね。マンションの水が、停電などすると動かなくなりますよね。トイレが行けなくなるというとても重要な話。そのために簡易トイレなどの購入への補助を行うというものであります。それから町会などと合同してですね、防災訓練を行う場合には補助率が10分の10でありますので、これらの支援の受付、来週の月曜日から受付開始しますので、より多くの方々、東京とどまるマンションにご登録いただいて、災害時の備えを進める、その際に今申し上げましたような都のバックアップ、それぞれ自治体でも連携しながら進めているかと思いますので、そうやって備えていただきたいと思います。東京1,400万人の人口のうちですね、900万人がいわゆる共同住宅、マンション・アパートなどにお暮らしであります。もうそれだけで一国の人口を超えるぐらいだということですから、このマンション防災、力を入れて進めているところでございます。どうぞご活用いただければと思います。
(詳細は、住宅政策本部へお聞きください。)

東京動画ロゴ(会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:207KB)
(「マンションの防災備蓄資器材購入補助等」は、こちらをご覧ください。)

5 次世代型ソーラーセルの実装検証事業

【知事】次、今度は次世代型ソーラーセルの実装検証についてのお知らせをいたします。今日から東京国際クルーズターミナルで、軽くて、薄くて、曲がる特徴を持つ日本の生み出した次世代型ソーラーセルの実装、そしてその効果の検証を開始をいたします。港湾施設での設置とすればですね、これで国内最大級ということになります。曲がる、薄くて、軽くてということで、曲がるという特徴、これを生かして、これまでの太陽光パネルでは設置が難しかった円柱ですね、そこに巻き付ける感じで取り付けをする。そして、そこで発電をする。それによって東京国際クルーズターミナルに「TOKYO」というサインがあるのですけれども、それがですね、ソーラーセルの発電によってですね、点灯すると。明かりが夜でも見えるようになると。「ああ、東京に来たんだな」と多くの、そのクルーズで来られる方などは、そのサインを見てね、お感じになると思います。そして、この次世代型ソーラーセルの技術・可能性ですが、これをですね、一般の方々にも直に感じていただけるような素晴らしい場所になると思いますし、私自身も今日の夕方には現地視察する予定といたしております。ぜひ皆様にもご覧いただければというふうに思います。ちなみによく私、ペロブスカイトということを申し上げていたのですが、なかなか発音難しくてね。皆も口ごもると思うのですけど、これを名称として次世代型ソーラーセルとして、これからこの名称で発信していきますので、どうぞ皆さんもお伝えになる際、そういうことも踏まえてお伝えいただければと、このように思います。日本の技術でありますのでね。これは世界にも、私もCOPにまいりました際も、ドバイ、(COP)28ですね、COP28、その時も皆さんにこのご紹介もしました。ただ、すごい国際競争激しいです。しっかりと取り組んで、日本の技術と言っているのに、いつの間にかほかの方で大いにビジネスとしてやられてしまうという、この繰り返しは止めたいというふうに思っております。ということで、次世代型ソーラーセルであります。
(詳細は、環境局へお聞きください。)

(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:150KB)
(「次世代型ソーラーセルの実装検証を開始」は、こちらをご覧ください。)

6 江戸城外濠でのプロジェクションマッピング

【知事】さて、それからですね、今度は都営地下鉄のお知らせであります。この夏にですね、ワンデーパス、あっ違うか。その前ですね。どこだっけ。プロジェクションマッピング。すいません、一緒になっていました。江戸城の外濠のプロジェクションマッピングについてお知らせいたします。外濠のですね、水辺の再生事業ということをずっと進めておりますけれども、それ改めて理解を深めるため、また、魅力を発信するためにスタートアップの力を生かした形でプロジェクションマッピングを上映するというものでございます。これは歌川広重のですね、「名所江戸百景」、こちらに描かれました水辺の風景などをモチーフにした映像を、今申し上げたところ、法面ですね、そこに投影すると。飯田橋(駅)と、それから市ヶ谷(駅)との間にあります牛込濠というところで、この法面に約100mにわたって投影をするというものでございます。来週のですね、5月30日(木曜日)から4日間にわたって、午後7時30分から9時まで開催をし、中身は約8分間のコンテンツで上映をするということでございます。映像については事前申込も必要ありません。千代田区立外濠公園から無料で観覧ができます。東京のナイトタイムをですね、彩るイベントの一つに加わることになりますね、これで。最先端のデジタル技術と日本の伝統文化、これをですね、コラボレーションでそのコンテンツを紹介していく。そして皆さん楽しんでいただきたいと思います。ちょっと見てください。

(動画放映)

【知事】これ、ずっと見ていたい感じなのですよ、本当に。広重のそれをうまくコラボしてね、そして紹介をすると。多分電車からも見えるんじゃないでしょうかね。だからすごい多くの人もご覧いただけるのではないかと楽しみにしております。
(詳細は、都市整備局へお聞きください。)

(会見で放映した動画は、後日掲載します。)
(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:425KB)
(「江戸城外濠でプロジェクションマッピング上映」は、こちらをご覧ください。)

7 都営地下鉄「夏」のワンデーパス

【知事】そして、先ほど途中になりました都営地下鉄、夏のワンデーパスについてのお知らせでございます。交通局で土曜、日曜、祝日、都営の地下鉄が一日乗り放題になるワンデーパス、今年の夏休みも発売をするというお知らせでございます。今回ですけれども、もっとより多くのお子様連れのお客様にご利用いただけるようにということで、子供のパス、通常250円のところをなんと100円で発売をするというものであります。また土曜、日曜、祝日の発売に加えまして、お盆の期間の平日にも拡大をいたします。この機会にですね、ぜひお得になったこのワンデーパス、利用していただいて、お子様連れでですね、お出かけを楽しんでくださいというお知らせでございました。以上、今日は7点、私の方からお伝えをいたしました。それではどうぞ。
(詳細は、交通局へお聞きください。)

(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:88KB)
(「都営地下鉄「夏」のワンデーパスを発売」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】(日経新聞・池田記者)ありがとうございました。幹事社、日経新聞です。幹事社から1問お願いします。政府はですね、創設を目指している金融・資産運用特区のパッケージを6月にも公表する見通しです。東京については、既に2月に特区について提案しています。都が国際金融都市を実現する上で何が必要とお考えでしょうか。

【知事】これはですね、もう取り組んでいるテーマの一つでありますけれども、やはり国内外の投資を呼び込む大きな流れを作るということ、そしてイノベーションの創出と経済成長につなげていくということが、何より重要であります。金融・資産運用特区、これ国の方で進めておられるわけですけれども、それに都が目指す姿を「サステナブルな社会を実現するアジアのイノベーション・金融ハブ」と名付けまして、その中にコンテンツとして16項目の提案を行っております。例えばですね、サステナブルファイナンスを推進しますという点、それから、資産運用業者の参入の促進に関しての規制緩和や、行政手続の英語対応の推進などの提案が、この16の中に含まれております。特にですね、やはり海外から色々なインベスターとか、それから、この専門家の方々を日本に呼び込む、東京に呼び込むということになりますと、やっぱりなんだかんだ言いましても、英語力をですね、その地域が有しているかどうかというのは、とても大きなポイントになってきます。英語でビジネスや、また生活ができるグローバルスタンダードな都市としての環境整備が重要であります。都は先日、SusHi Tech Tokyo開きました。大盛況で、本当に世界中、このSusHi Techに対しての熱い視線を感じましたし、何よりもSusHi Tech Tokyoイベントそのもの、英語が第一、ベースにして、登壇者も、それから様々なプレゼンテーションも、英語がベースであります。それはとても大きな基礎的な条件に、もはやなってきている、好むと好まざるにかかわらず、ですけれども。この環境整備というのは、やはり重要でありますし、またTIB(Tokyo Innovation Base)のグランドオープンも、こちらの方もベースが英語になっております。その中で世界とのグローバルな交流を生み出す仕掛けの展開、そして、世界から資金、そして人材などが集まるエコシステムを構築をしていく。これらも重要なことだと思います。今後も、国と緊密に連携しまして取組を進めて、国際金融都市として日本、そしてアジアの成長に貢献をしていきたいというふうに考えております。昨日もまさに「アジアの未来」ということで、アジア各国からの来られたリーダーの方々とも、お食事ご一緒させていただきました。SusHi Tech Tokyoについてもお話をしまして、また、実際にTIBの方に行きましたという方、色々なご意見も、またお褒めもいただいたというところでございます。これから、やはり常に発信をし、そしてその発信が届くように進めていくということと、それから様々な投資の条件など、それを整えていくということ、このことが必要なのではないかというふうに思っております。

【記者】ありがとうございます。幹事社から以上です。質問がある者は社名と名前を名乗ってから、知事の指名を受けて質問してください。それではよろしくお願いします。

【知事】はい、どうぞ。

【記者】朝日新聞の松田と申します。よろしくお願いいたします。目黒の都議補選について伺います。自民党の井沢候補のポスターに、知事のお名前で応援しますというシールが貼られています。知事が井沢候補を応援されることになった経緯、これは自民党側さんから依頼されたものなのかですとか、応援をされることになった経緯と、それから先日の区長選の際は、都民ファーストの会が推薦する候補と自民党推薦の候補が戦う構図でしたけれども、今回応援されることにした理由、それから投開票日までに応援に入られる予定があるのか、この3点お伺いできればと思います。

【知事】最近、朝日新聞さんは常に選挙のことばっかりお聞きになるのは興味深いところです。井沢さん、候補者でありますけれども、この彼女は衆議院時代からよく存じ上げております。そして目黒にも住まれていたということも存じ上げて、また本人からも応援の要請もございました。今回、都民ファーストの会は候補者擁立を見送ったということでございます。そういう中で、井沢さんの応援依頼ということもこれあり、応じたところでございます。女性候補ということもありますし、また、私がかつて、初めて、女性としての初めてなのですかね、自民党の総裁選の時にですね、20人、推薦人が必要なのですけど、彼女その一人でありました。一緒に色々と政策を訴えていくということで、ご一緒しております。色々な関係からそういったことで応援したいと思っております。なお、なかなか公務が立て込んでおりますので、実際にそこで、現場で応援するということはございません。

【記者】ありがとうございます。

【知事】MXさん。

【記者】TOKYO MXの椿原です。知事選について伺います。自民党の総会で小池知事が出馬した場合、知事の応援をするという方針が出たということへのご所感をお願いします。

【知事】直接はそのことは、私の方で伺ったわけではございませんが、そういう報道にも接したところでございます。色々なご意見や、また励ましなども各方面からいただいているところでございますが、今、私は現職としてですね、日々、この職務にしっかりと当たっているところでございます。それに尽きております。

【記者】今いただいたお答えと、すみません、少し重なる部分もあるかもしれないんですけれども、かつて小池知事、都議会自民党をブラックボックスというように指摘していたこともあったかと思いますが、今回応援の意思を示されていることについて、どのようにお考えでしょうか。

【知事】色々な改善というか、されておられますし、今都議会の方もですね、色々活発に動いておられると、良いご提案などもいただいているというふうに承知しております。よろしいですか。はい。

【記者】すみません。時事通信の佐々木と申します。火曜日に出された財政審の建議についてお聞きしたいんですが。財政審の建議、すみません。その中で都の財政についてですね、都が財政が豊かなので手厚い行政サービスを充実させていって、その結果として東京と地方、もしくは首都圏間の行政サービスの格差が拡大していると、その対策として、偏在性が小さい地方税体系、構築すべきであるという指摘をされていると思うんですが、この書きぶりについてですね、どんな受け止めをされているか教えてください。

【知事】いつの財政審ですか。

【記者】今週の火曜日の。

【知事】うん、確認します。それから、そもそも偏在があるということは、それは認識が違います。是正というのは悪いものを正しくするという言葉かと思いますが、そもそもその前半のところの認識が違うのに、是正という言葉、当たらないのではないだろうかというふうに思っております。そしてまた、国と、そもそも国と地方の収入の割合がですね、6対4であるのにもかかわらずですね、実際の交付(歳出)になりますと、それが逆転をするという、こういったことこそが偏りがあるのではないかと、国と、そして地方自治の、昨日も関東地方の知事会でも交わされた、また共有した事項でありますけれども、そういったことについては正しい認識が必要なのではないか、そのようなことはまず一般的に、また普遍的にそういうふうに思っております。はい、じゃあすいません。

【記者】テレビ朝日島田です。本日ご発表ありました次世代型ソーラーセルの実装検証について、少し言葉尻なところで恐縮なのですが、今回都は次世代型ソーラーセルというようにペロブスカイト太陽電池をおっしゃっていますが、ペロブスカイト太陽電池というのは、素材のですね、ペロブスカイトを表していて、一般的にも、どんどんどんどん知られてきているので、素材を表しているという意味では、今後も分かりやすい言葉になっていくのかと思うんですが、あえて今回都が次世代型ソーラーセルというふうに命名された理由、また、その次世代型ソーラーセルという言葉に決めた理由について伺えますでしょうか。

【知事】そもそもペロブスカイトというのは、最初どこで区切ったらいいのか、私分からなかったので、ペロって言ったり、ブスとか、カイトとか、なかなか分からないのが、だいぶ覚えてきたのかなと。ただ、この名前ってロシア人の名前なのですよね、基本的には。ロシアだからダメだと言っているわけではないのですけれども、ペロブスカイト太陽電池という名前は、基本的に材料となる結晶構造の名称に由来をしているという、ペロフスキーさんというのかな。なので、技術的な用語ですから、また、一般の方に、よりこれから普及もするものでございますので、このタイミング、この時点で、次世代を担う太陽電池という意味を込めて、次世代型ソーラーセルと呼んでいきたいと思います。皆さんも記事を書かれる時にも、ペロブスカイトって、ペロブスカイト、7文字使うわけですよね。一行のあれが決まっているわけで。そういったことを考えて、より伝えようとすると、次世代(型)ソーラーセル、ちょっと長くなりますかね。でも、より伝わった方がいいということでは、ソーラーセルでまとめていくのは、いいんじゃないかというふうに思います。はい、共同通信さん。

【記者】共同通信の鈴木と申します。記者会見ありがとうございます。最後にあったワンデーパスの件でお伺いしたいんですけども、私も小学生の子供おりまして、大変ありがたく思っているんですが、子供と大人の線引きを12歳にするというのが、小学生と中学生の間に設けるというのが伝統的でどの会社もそうなんですけども、例えば中学生と高校生の間にしたり、18歳や20歳にしたりというように、都営地下鉄や都営バスでするということも可能かとは思うんですが、その辺についてどうお考えか教えてください。

【知事】この250円から100円にというのは、もっとお子さんにも使っていただいて、家族で楽しんでねという、それも、小さいお子さん特に、ということで、経営戦略として行っているわけでございます。より多くのお子様方に使っていただきたいということであります。12歳で区切るかどうかというのは、まさにそこの考え方だと思いますが、まずは引き続き、これを進める中において、料金を下げるということを中心に、今回の方針でいきたいと思っております。より多くの方々にご活用いただければと思います。やはり鉄道もですね、ご利用になる方が確実におられるということは、まずベースになってくると思いますので、ぜひまたご家族で楽しまれるというのも、子育てという点でもサポートになるのではないかというふうに思います。よろしいですか、はい、ありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)

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