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令和4年(2022年)3月25日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和4年3月25日)

知事記者会見
2022年3月25日(金曜)
16時00分~16時42分

 

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

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知事冒頭発言

【知事】まず、冒頭、國學院(大學久我山高等学校)、5回表4対1、勝ってる。がんばってほしいと思います。はい。

1 令和4年第一回都議会定例会の閉会について

【知事】それではまず、今日は1、2、3、4、5点お伝えすることがあります。まず、先ほど令和4年第一回の都議会定例会が閉会したばかりでございます。2月16日(水曜日)から38日間審議をしていただきまして、予算案と条例案などで提出の議案は、合わせますと113件、これが議決をされました。具体的には、一般会計の当初予算が7兆8,010億円。加えまして、2月24日(木曜日)からウクライナの危機が始まったわけでございまして、それの対応ということで補正予算252億円。これを含めますと、全部の会計で合わせますと15兆4,191億円。来年度の予算案でございます。様々な議論を経て成立をしたところでございます。予算が成立をして、ここからがまさにスタートでありますけれども、予算に計上しました各事業の効果、いち早く都民に還元をしていくこと、これが大切です。事業を前倒しをして執行できるように、庁内の各部署においてはスピード感を持って取り組んでまいります。また、都民そして事業者の皆様への支援策については、必要とする方々にしっかりと活用していただくということが大事であります。そのために、都の取組をもっと知っていただけるように、都民にきちんと届く戦略的な広報活動にも一層取り組んでまいります。
今回の定例会ですけれど、教育改革の先頭に立つ役目が教育長の役目であります。その教育長に浜佳葉子さん。今、水道局長でありますが、この浜さんを起用する人事案を提出されまして、議決されたところでございます。これまでも組織運営力、そして豊富な経験をお持ちの方であります。女性初の教育長になるわけですけれども、教育行政のさらなる推進に尽力してもらいたいと期待しております。

2 新型コロナウイルス感染症への対応について

【知事】二つ目ですけれども、コロナ関連で申し上げます。3月22日の火曜日をもって、21日(月曜日)にまん延防止等重点措置の期間は一旦、終結はしておりますが、その翌日の22日(火曜日)から、都はリバウンド警戒期間に入りました。昨日、モニタリング会議を行いまして、その際、医療提供体制、約2か月ぶりになりますけれども、赤からオレンジ色となったわけであります。先生方からは、BA.2への変異株のさらに、BA.2への急速な置き換わりの懸念が示されております。そういう中で、今日の病床使用率でありますが、3時30分にお知らせした、その数字の確定値は27.8%と。また、オミクロン株の特性を踏まえた重症者用の病床使用率、こちらは速報値でありますけれども、14.4%と。昨日よりも改善をしております。現在、減少傾向、この減少傾向を確かなものにして、医療提供体制にかかっている負荷を徹底的に軽減をしていくということが重要であります。来週、いよいよ新年度が始まるわけですが、新たな環境になります。そして、新たな出会いもあります。緊張しながらも、それぞれの方々、胸躍らせる時期になるわけです。そうしたときだからこそ、今がリバウンド警戒期間である。そのことを皆さんともに一層意識をして、感染リスクを避ける行動の継続をよろしくお願いを申し上げます。都としまして、第6波のピーク時に確保した医療提供体制ですけれども、これを引き続き維持をしています。これによって皆様が安心して療養できる体制の確保を続けております。
そして、昨日、賀来先生からモニタリング会議において、後遺症の患者の症例分析についてお話がありました。後遺症が疑われる場合は無理をしないでください。そして、かかりつけ医やコロナ後遺症相談窓口、今ご覧いただいているのが都立と公社病院、各病院やセンターの電話番号ですけれども、こちらの方にご相談いただきたいと思います。相談窓口を掲載したリーフレットもホームページに公開しておりますので、どうぞご活用ください。
そしてワクチンです。新型コロナ対策の武器だとずっと申し上げてきたワクチン。3回目のワクチン接種は、今週末にも都内全人口で40%、高齢者も80%を超える見込みであります。都としても大規模接種会場も運営しております。合計14か所、予約が必要ない、また親子で接種できる会場もございますので、よくご覧いただければ、ホームページ等でお探しいただいて、ご検討いただきたいと思います。このワクチン、現在接種していただいているワクチンですが、BA.1、BA.2のこちら両方に対する備えとなります。接種に当たって、これらの会場の方もご利用いただければと思います。そして、3回目の接種の促進ということで、動画を作成しましたのでご紹介をいたします。

(動画放映)

はい。ということで、ワクチンを接種されたら、もう万全とはなかなか、時間の経過によって抗体の量が減っていくんだということ、これについて、今回の動画でまとめております。2回の接種が終わって6か月が経った方、ワクチンの効果を回復させるために、是非積極的に3回目の接種をご検討いただきたいと思います。
さて、桜もあちこちで花開いてきて綺麗ですね。この週末頃がちょうど桜の満開予想になっております。屋外でも感染するリスクがありますよということは、先日も申し上げたとおりなんですけれども、どうか、混雑する場所、時間を避けていただきたいと思います。また、入学、就職、様々なイベントがあるかと思いますけれども、飲食の際は認証を受けたお店で、そして少人数・短時間でお願いを申し上げます。
そして、認証店のコロナ対策リーダーの皆様には、お店の感染防止対策に継続的にご協力をいただいております。で、その感謝の意を東京都としてお伝えをするために、今日から順次、感謝状をお送りします。2パターンありますけれども、デジタルでつながっておりますので、どうぞプリントアウトしていただいて、お使いいただければと思います。これによって、一緒に安心なお店作りに取り組んでいきたいと思います。
そして、これもあったんだ。改めてですけれども、大切なこと、それは私達一人ひとりが感染しない、させないと、そのためにできることを積み重ねていくということでありますので、引き続き、ご協力のほどよろしくお願いを申し上げます。
(詳細は、政策企画局、総務局、福祉保健局、病院経営本部にお聞きください。)

東京動画ロゴ(会見で使用した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:1,291KB)

3 福島県沖を震源とする地震に係る取組について

【知事】それから、三つ目の課題でありますが、3月16日(水曜日)に、福島県沖を震源とする最大震度6強の地震、これに関連して申し上げたいと思います。この地震では、福島県内の各地で、家屋の損壊など、被害が発生をいたしました。今般、県の要請も受けまして、都の職員を福島県の二本松市に派遣をいたしまして、住宅被害の調査や罹災証明の作成業務を支援をいたします。大規模災害時には自治体間相互の支援が復旧の大きな支えとなるわけでございますが、被災地での実際の災害対応というのは、結局、いざ東京が被災したときに都民の安全を守るための貴重な経験にもなるわけでございます。第1陣の4名は、3月27日の日曜日に二本松市に向けて出発をいたします。被災地のために力を尽くしてきてほしいと思います。この地震の影響で今週の21日(月曜日)、休みの日です、そして22日(火曜日)にかけて、都内でも電力需給の逼迫警報が発令をされました。この突然の警報発令の中で、都民の皆様や事業者の皆様には、考え得る限りの節電にご協力いただきました。結果として、停電を回避することができたと、このことについては、改めて感謝を申し上げます。
また、エネルギーの大消費地である東京です。都市活動に欠かせない電力の多くを都外からの供給に支えられております。そしてまた、災害、国際紛争に伴って電力の安定供給が脅かされるような状況になっておりまして、今後も電力のひっ迫が発生すること、危機管理として想定しておかなければなりません。当面の電力の需給バランスは、緩和はされたものでありますけれども、都民の皆様には今後も日常生活に支障のない範囲での、この際の省エネ、この際の節電に努めていただきたいと思います。もう一度、日々の生活、日々の暮らし、これを見直してみて、どこで節電ができるか、どこで省エネができるかということ、もう一度点検していただきたいと思います。特にこれから夏場になりまして、今度は冷房の方のエアコンという話になります。だいたいこれまでの過去の例でいうと、高校野球の夏の決勝戦の決勝の日っていうのが、電力のピークのことが多いんですけれども、今回ちょうど春の高校野球でありますけれども、今のこの春の高校野球のときに、改めて、夏場に向けて、いざというときの更なる節電への備えをしておきましょう。ご協力のほどよろしくお願いを申し上げます。
(詳細は、総務局、環境局にお聞きください。)

(「福島県へ応援職員を派遣」は、こちらをご覧ください。)

4 「東京水素ビジョン」の策定について

【知事】それから、こちらもエネルギーに関係するんですけれど、次の今日のお伝えする内容であります。「東京水素ビジョン」、この策定についてのお知らせをさせていただきます。今申し上げましたように、今もウクライナ危機、緊迫した情勢が日々続いております。それに加えて、先日の地震による電力需給の逼迫、エネルギーの安定供給っていうのは、いとも簡単に状況の変化で脅かされるということも、つい先日、私達は目の当たりにし、そして痛感したわけです。一方で、脱炭素社会の実現ということを訴えてきているわけで、その脱炭素社会の実現と、もう一つ、エネルギー安定供給、この両面から、今後、一層重要になってくるのが、再生可能エネルギーと水素エネルギーの普及拡大にあります。大規模、長期間の貯蔵が可能な水素でありまして、季節や天候で発電量が変動する再生可能エネルギーの大量導入を支えることができるわけです。また、様々な資源から製造が可能ということから、エネルギー調達先の多様化を図ることもできます。エネルギーはまさに安全保障にも寄与するという水素は、重要な切り札の一つ、これからの切り札の一つになってくる。
このたび、2050年の水素エネルギーが普及している東京の姿。それから、2030年に向けた取組の方向性、これらを「東京水素ビジョン」の策定にまとめたところであります。この「東京水素ビジョン」では、2050年の目指す姿といたしまして、運輸のほか、発電、産業など様々な分野で技術開発が進んで、再エネ由来のグリーン水素が本格活用されてエネルギー安定供給に貢献しているという、そのような社会を描いております。こうした未来を実現するためには、我が国の優れた水素技術を生かすことが重要です。都といたしまして、この2030年、今ご覧いただいて(スライド)、矢印が上を向いていますけれども、2030年、途中の2030年に向けて、コストの低減、そしてサプライチェーンの構築など、グリーン水素利用の基盤づくりを進めてまいりますとともに、燃料電池トラックなど、様々な水素活用を促進をして、水素の需要の拡大、そして早期の社会実装化を推進をしてまいります。このビジョンを通じまして、都民の皆様方には、水素エネルギーが普及した未来をイメージしていただく。それから、事業者の皆様方には水素事業への参画を検討する、そのような契機としていただきたい。環境局が担当をいたしております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:393KB)
(「東京水素ビジョンを策定」は、こちらをご覧ください。)

5 「東京リカレントナビ」の開設について

【知事】それから、1、2、3、4、5番目。今日の最後のテーマでありますけれど、リカレント教育に関する新たなポータルサイトを作りましたので、ご紹介をいたします。人生100年時代ってずっといわれているわけですけれども、いくつになっても、豊かな人生をおくる、その上で、テクノロジーやDXの進展など、時代の変化に合わせまして、新たな知識、またスキルを身につけるリカレント教育が重要なんです。そこで、都民のスキルアップに役立ちます様々な講座の情報など、分かりやすくお伝えするポータルサイトを作りました。「東京リカレントナビ」と名付けまして、今日から開設になります。皆さんの学び直しをサポートいたします。サイトの紹介動画も作っております。こちらの方をご覧ください。

(動画放映)

【知事】はい。ご覧いただいたこのサイトでは、興味を持って学ぶきっかけとしてもらうために、専門分野の知識や魅力を解説するミニッツ動画、短いものでありますけれども、著名人による学び直しの体験談などまとめまして、30本の動画コンテンツを配信いたします。また、東京都や都立大学などが提供いたします400以上の講座を、最先端技術や語学、カルチャーなどの分野別や学びの目的別など、ご希望に合わせまして様々に検索することができます。是非このポータルサイトご活用いただいて、自分自身の希望に沿った学びを見つけていただき、人生そしてキャリアの新しい可能性につなげていただきたいと思っています。総務局が担当しております。
ということで、今日は盛りだくさんで。1、2、3、4、5。この間、國學院(大學久我山高等学校)はどうなりました。あとで、じゃあ、はい。はい、東京代表ですので応援しています。それではお戻しいたしましょう。

東京動画ロゴ(会見で使用した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:247KB)
(「学び直しをサポート「東京リカレントナビ」」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】(共同通信・伊藤記者)ありがとうございました。それでは、幹事社の共同通信の方から、2点まとめてお伺いします。1点目は、都議会の定例会が先ほど閉会し、一般会計過去最大となる7兆8千億円の当初予算などが成立しました。改めて、知事の方から所感の方、お願いできればと思います。2点目、新型コロナウイルス関連です。まん延防止等重点措置が21日(月曜日)で解除されました。まだ新規感染者数は高い水準で、第6波が終息したとはいえる状況ではありませんけれども、これまでもですね、オミクロン株による第6波への対応を踏まえまして、今後のコロナ対応に向けて見えてきた課題というのはどのようなものがあると知事ご自身はお考えでしょうか。よろしくお願いします。

【知事】はい。では、まず1点目の、今日、都議会の定例会が閉会をしたということで、それについての所感、そして来年度予算の執行に向けた意気込みをということで、お答えしたいと思います。「ちょうど」という言葉はよくないかもしれませんけれども、この開会中にウクライナの危機が始まったということもあって、コロナ対策に加えて、ウクライナ対策と、関連の、危機に対しての対策ということで、非常に、何ていうんでしょうか、世界が激動している、そして世界中でのコロナが、まだまだ色々な様相を見せているということで、情勢に的確に対処しながら予算審議などに臨む定例会だったというふうに思います。もちろん、これで予算が成立はしたわけでありますけれども、迅速かつ確実にこの事業の成果を都民の皆さんに還元していきたいと考えております。今回、来年度予算の執行に当たっては、これまで以上にスピード感をもって対応していくように、庁内に徹底を指示をしているところであります。これから、この状況はウクライナ情勢もそうでありますし、コロナについても先ほどお伝えしましたように、BA.2の占有率が昨日で38%を超えているなどなど、色々な変化をする。それに迅速に応えていくということで、都政に課された使命を果たしていきたいと、このように考えております。それから、第6波についてでありますけれども、コロナについては、コロナでいいんですよね、二つ目。

【記者】はい。

【知事】はい。何度も申し上げていますけれども、年度変わりということで、この歓送会があって、歓迎会があって、もちろん卒業式、入学式と、色々な人が動くシーズンになってくるわけです。そして、桜が咲いてということで、状況については、まん延防止等重点措置を終了しておりますけれども、そのまま今度は、リバウンド警戒という時期に入らせていただきました。新しいBA.2の課題がどういうものがあるのか、これらはそれぞれ検討し、分析が必要で進めていただいておりますけれど、基本的に引き続き、混雑した場所、時間をお避けいただきたい。そして、もう最初から同じでありますけれども、感染防止対策の徹底をお願いをしたいと思います。ワクチン接種については、先ほど申し上げましたように、今週にも、今週末にも、都内の全人口の40%に到達をする見込みということでありますし、特に重症化しやすい高齢者については80%を超えると。ワクチンバスも、もう都内の各地で、皆さんのご希望に応えられるように走っております。ここも、先日の停電の恐れということで、電力のひっ迫の時もご協力いただきました。コロナ対策っていうのも、お一人お一人の総合的な力っていうものが、色々な結果を出しておりますので、引き続きのご協力をお願いしたいと思っております。はい、よろしいでしょうか。

【記者】はい。ありがとうございました。それでは各社の質問に移ります。質問のある社は挙手ボタンを押して、知事の指名を受けた上で、所属と氏名を名乗ってから質問をお願いします。

【知事】はい。それでは、MX、白井さん、どうぞ。はい。

【記者】はい。MXテレビ、白井です。今日もよろしくお願いします。2点ございまして、まず今日がまん延防止解除後、初の金曜日となりまして、この金曜の夜ということで、これから飲みにいく人だったりが増えるかと思いますが、すいません、改めて小池記事から呼び掛けをお願いしたいと思います。と、あと2点目なんですけれども、これは直接都政には関わりはないと思うんですが、豊島区の自民党の区議と区の幹部が、政治資金パーティーに参加するように豊島区の職員に呼び掛けていたということで、書類送検された事件があるんですけども、もし小池知事が何か所感があれば、それについても伺いたいです。

【知事】後の方のご質問はどういう状況なのかよく伺っておりませんので、なかなかこれといったコメントございませんが、色々な公選法等や地方公務員法等々の関連だと推察をいたします。この後の、どういう状況なのかは、それぞれ皆さんが報道されることだというふうに思います。
先ほどから申し上げていますように、今回のこのコロナのリバウンド警戒ということでお願いしているわけでありますけれども、正に人が密になる場所などをお避けいただき、そして桜のシーズンでもございますので、そういった中で皆さん一人ひとりの心を、どう意識を共有しながら進めていくか、コロナ対策を進めていくかということを皆さんもいつもお考えいただき、お店の方もこれまでも、認証店は様々な対策を講じていただいているわけで、その認証店で、少人数で、そして短時間でということをご協力いただきたいというふうに思っております。せっかくの、これまでの皆さんの我慢が、お店の方もそうでありますし、これが水泡に帰さないためにも是非ご協力を引き続きでお願いを申し上げたいと思います。はい、では次でよろしいですか。

【知事】はい、朝日新聞の小林さん、どうぞ。

【記者】朝日新聞の小林と申します。重点措置が解除されたんですけれども、措置期間を振り返って機能した対策、機能したといえる対策、逆に見えてきた課題を教えていただけないでしょうか。

【知事】はい。コロナについては、新しい変異株への対策など、研究分析と、それから対策とがいつも当時並行に進めていくような状況であったかと思います。感染を防止する様々な基本的な対策と、そして私はいつも守りと攻めの中で、ワクチン、そして経口薬、それから点滴薬など、こういったものが両方が必要であるということを申し上げてまいりました。ワクチンの接種については、先ほど都内の全人口における接種率については、皆さんがそれぞれご検討、そして受けていただいて40%という数字に迫っております。これによって自ら、先ほど動画も見ていただきました、抗体を作っていくということが一つのポイントになってくるかと思います。あと新薬について、国産の経口薬についても、今もご議論が続いているかと思いますけれども、ニューヨークなどさっさと解除をして、かつマスクだなんだも全部解除しちゃっていますけれども、あそこのアメリカの方式は、経口薬がいつでも手に入るというような状況もあるわけです。ですから、いつでも、インフルエンザでいうところのタミフルとか、リレンザというような、そういう環境が整うというのも必要なことでありますので、これは今ing形かと思います。ですから、こういったことが、これまでの色々な知見をベースにしながら、知見っていうのは、「知」ると「見」るの方ですけれども、これをベースにしながら、また新たな動きに対しての対応策ということも、基本的には同じものになるかと思いますけれども、進めていくことが、これまでを振り返りながら進めていく方法ではないかと、このように考えております。

【記者】課題のようなものがありましたら。

【知事】ん。

【記者】課題はいかがでしょう。

【知事】課題ですね。やはり医療提供体制を、維持を現在もしております。一方で、救急体制については、救急での受入れについては、この間口を、間口というか、その比率等々を変えることによって、一般の救急の方々も受入れやすくしていくなど、そういった現場での様々なご尽力もあるかと思います。ただ、コロナ対策としての病床数については、今も維持をしているということは、安心につながっていくのではないだろうかと、このように思います。この病床の使用率と、オミクロン対応ということで、今、午後3時半にお伝えしているのも、これも速報性があるということから、先に現場の協力も得て、先にお出ししているというのも、やはりこれも皆様方に現状を知っていただくということで、これを優先するということでお伝えをしております。

【記者】ありがとうございました。

【知事】稲田さんどうぞ。

【記者】(NHK・稲田記者)稲田です。よろしくお願いします。ウクライナ関連でお伺いしますけれども、まだまだですね、ロシアへの軍事侵攻続いていて、人道上の危機、深刻さを増しているというふうにいわれています。都としてですね、金銭あるいはその物資の面で、ウクライナあるいは周辺国に対しての支援というものを考えてらっしゃるんでしょうか。また、これまで東京都が用意したホテル等に来ていらっしゃった方、その後、どの推移されているのか、またどういったニーズが示されているのか、把握しているものがあればお聞かせください。

【知事】はい。まず、ウクライナに関連してですけれども、まず都内に避難してくる方々に対する支援、これを進めているところでございます。国、そして民間団体を含め、それぞれの主体ができるところから着実にということで、ウクライナからの避難民の受入れについては、いち早く都は体制を整えまして、まず一時滞在施設のホテルに入っていただいて、そして様々なニーズを伺って、その後、都営住宅に入っていただくという段取りでございます。現在、一時滞在施設のホテルには二組・4名を受け入れておりまして、このうち最初にホテルに入られた一組の方は、来週月曜日にも都営住宅の方に入居する予定となっています。それから、ワンストップ相談窓口を設けました。24日(木曜日)現在ですけれども、225件の問合せが寄せられておりまして、その中身はやはり、東京にいらっしゃる方々、ウクライナの方々でやはり家族などを受け入れる住宅についてのご相談っていうのが大体半分を占めているという状況です。一時滞在施設、それから都営住宅の確保をしまして、それによって受入れを進めていくということです。それから、支援でありますけれども、様々、今まずは都とすれば、こういった方々を受け入れるということは、そのメッセージを伝えるということも、近隣の諸国に避難するまで、子供さんや女性が圧倒的に多いわけですけれども、それだけでも大変な苦労されてきた方々です。そういった方々が、東京でも受け入れますよということをお伝えするのが、まず大きいことかと思います。先ほど、避難民の様々な要望に応えるということについて、今日、ウクライナ避難民対策連絡調整会議、これ今、官房長官を務めておられる松野議長ですけれども、松野議長宛に国として明確な支援策については早期に提示をしていただくように、要望書も提案をしたところでございます。よろしいですか。

【知事】テレビ朝日、油田さん、どうぞ。

【記者】(テレビ朝日・油田記者)油田です。よろしくお願いします。22日(火曜日)の議会で、コロナの確保病床について話がありました。四つの病院が、確保病床について実態にそぐわなくて申請を取り下げた。また、病床確保の補助金44億円が減額となりました。都が調査した結果判明したということなんだと思いますが、これのご所感と、また今後の病床確保の政策に、これが影響、どういうふうに影響するのか、お考えをお聞かせください。

【知事】この定例議会の中で、やはりコロナ対策、そしてまた病床の確保ということについても議論がございました。そういう中で、実際に病床を確保してくださっているけれども、なかなか受けていただけないところが現実にあるということから、そういう今、挙げられた数字なども出ているかと思います。ただ、これからもご協力いただけるように引き続き、コロナの体制を、都としても整えてまいる。そして、その有効な確実な、有効かつ確実な確保に向けて、ご協力をいただきたいというふうに思います。今日、このような数字が出ることが、色々な意味でメッセージにつながっていくかと思います。限られた財政と、そしてまた、有効なコロナ患者の受入れという、その両方を満たしていく必要があろうかと思いますので、これらの審議などもベースにしながら、更に改善を重ねていく。都としての改善を重ねてまいりますし、また医療機関としてもご協力、引き続き確実にお願いをしていきたいと思っております。

【記者】ありがとうございます。

【知事】では最後、新宿新聞、喜田さん、どうぞ。あの、すいません、また同じ。

【事務方】喜田さん、どうぞ。喜田さん聞こえていますか。指されていますのでどうぞ。ミュートを解除をして質問してください。

【記者】(新宿新聞・喜田記者)いいですか。聞こえますか。

【知事】今、初めて聞こえました。

【記者】はい、はい、すみません。神宮外苑地区のですね、緑の問題なんですが、樹木ですね。これを伐採するという計画があるんですが、事業者側はですね、892本を伐採する代わりに、新たに979本を植栽するということで、エリア全体の樹木数は増えると説明しているわけですね。この中にはですね、伐採される樹木の中には、樹齢100年を越すクスノキやケヤキなどがたくさんあるということなんですが、小池都知事は、この伐採計画について見直しをするという意見書がたくさん出ていますけれども、これについてのお考えを改めてお聞きしたいと思っています。

【知事】議会でお答えしたとおりでございます。間違えないでいただきたいのは、4列の、とても象徴的なイチョウ並木は保全をするということ。そして丁寧に、都として扱うように、基本的に民間の事業者へ求めているところであります。明治神宮っていうのは内苑と外苑と両方ございます。そもそも、渋沢栄一などがその創建に関わったと。創建の志をこれからも生かしていく。特に外苑は民間によって、その創建の志どおり進めていくということでありまして、民間事業者には丁寧な扱いをということで、それを求めているところでございます。今後、樹木医の意見なども聞きながら詳細な調査を行って、まず移植をすることなども含め、また都民の想いなども込められた開発ということにつながるように。伐採ばかりをおっしゃいますけれども、基本的には、緑はむしろ増やしていくという方向に考えているところでございます。以上です。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局政策調整部政策調整課)

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