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令和6年(2024年)1月19日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和6年1月19日)

知事記者会見
2024年1月19日(金曜)
14時00分~14時36分

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

知事冒頭発言

1 能登半島地震について

【知事】私の方から5点についてお伝えをいたします。まず地震です。能登半島地震に対しての支援、行っておるところでございます。被災地は、毎日伝えられる天気予報を見ていましても、雪が降ったり、そしてまた厳しい寒さの中で、多くの方が避難生活を過ごされておられます。都におきましては、この被災した皆様方の生活を支えるために引き続き総力を挙げて取組を進めているところでございます。石川県では、今もなお約1万5千人の方が避難所で生活をしておられるとのことでございます。都として、これまで輪島市を中心に活動をして、支援をしております。職員、現地に派遣をしておりまして、例えば食事の配膳、そして環境の整備など、避難所の運営支援を夜間も含めまして24時間体制で行っております。また、被災者にとって重要なライフラインですけれども、水道・下水道の復旧、これが何よりも今、急がれているところであります。浄水場そのものが壊れていたということで、ほぼその復旧については終わっておりますけれども、今も都内の工事業者も職員と一緒に入っておりまして、水道管路の復旧作業を進めております。現地での職員の活動をご覧いただければと思います。どうぞ。

(動画放映)

(動画放映中)【知事】これ、輪島市内です。こちらが志賀町。漏水の確認など、(専門器具を)耳に当てて、そしてチェックをすると。

【知事】いうことで、非常に現場での作業、一生懸命、被災者の方々に1日も早く水を届けるということで進めております。また、災害廃棄物の処理というのが、いつもこういった災害が起こった時は、これがマイナスからの出発になりますのでね、災害廃棄物がありますと。それをどう除去していくかというのは大変大きな課題になるわけです。それから、伝えられているように漁港がかなり厳しい状態になっています。漁港の施設の現地調査の方にも職員を派遣をいたしております。現地の被害状況に応じた技術的な支援に取り組んでいるということであります。被災地からの要望に応じまして、応援職員の増員も行っております。これまで延べにいたしまして200名を超える職員の派遣を行っております。これからも被災地の1日も早い復旧のために様々な支援を行ってまいります。それから健康面ですね、保健・医療従事者の応援も継続して行っております。保健師チームは2名増員いたしまして、6名で避難所の方に避難している方々の健康相談や支援に当たっております。災害派遣医療チーム・DMATですが、こちらは2月4日(日曜日)まで常時五つのチームで、石川県内の医療機関の支援を行うということで、計32の病院・135名、輪番で対応をいたしております。また災害派遣の精神医療チームでありますが、こちらはDPATと呼んでおります。これは1チーム4名、引き続き石川県に派遣をいたしております。そして、被災された方々の都営住宅への受入れでありますが、これも進んでおりますが、昨日の時点でお問い合わせが171件、うち62件が入居希望ということで受け付けております。で、既に入られた方は9世帯となっています。現在、備品設置を進めておりまして、まず最初に20戸設置をして、今お入りいただいているわけですけれども、来週には残りの80戸も追加で提供できるような状態に持っていくことができるということです。そして都内に避難して来られた方々に対しましては、避難生活全般に関する相談を受け付ける総合窓口を開設しております。お困りごと、おありだと思いますので、どうぞお気軽にご相談をしていただければと思います。また、これまでの被害状況を踏まえまして、都は、災害見舞金を送ることといたしました。今後も現地の状況、そしてそのニーズをしっかりと把握しまして、被災地の方に寄り添った支援を行ってまいります。次に、出火の防止対策の促進事業についてでありますが、今回の震災、見ておりましても、観光名所の輪島朝市が、もうすっかり燃え尽くされてしまうということ。大規模な火災が発生しました。現在も多くの方々の安否が不明の状況ということでございます。あのように木造の家屋が密集する地域での火災の恐ろしさというのは、前も糸魚川の件、それから神戸の、29年前の阪神大震災の時は、長田区の一部が、一部というかかなり広い地域が本当に焼け尽くされるまでの火災が続いたというのを、忘れることできません。都の地域防災計画がありまして、そちらで出火の防止や、初期消火を推進することで被害を最大約9割減少させることができると、このようにしております。都には495か所の木造住宅密集地域が存在しております。震災時に出火、また延焼防止をするということは極めて重要になります。そのために木造密集地域を対象にしまして、都は通電による火災防止のための有効な措置として、感震ブレーカー、いくつかあるのですけれども、こういった(手元の)感震ブレーカーですね、無償で配布をいたしておりまして、これまでに約6万6千世帯の方々からお申し込みをいただいております。昨日から、まだ申し込まれていない方、対象世帯への戸別訪問、こういう(手元の)リーフレットを持って、出火防止対策の重要性をご説明をしながら、感震ブレーカー、こうやって使うのですよということでお渡しをいたしております。それぞれ1軒1軒回って訪問、3月の上旬ぐらいまでずっと回っていくということでございます。併せて、電話での受付も行っております。災害は本当にいつ起こるか分からないわけですね。お正月、元旦ですからね、今回の能登半島地震というのは。もうお祝いの真っ最中で、かつ病院などが閉じているという状況ですよね。本当にいつ何が起こるかわからない。そのためにも、いつも申し上げておりますけれども、「備えよ、常に」でございます。またそれぞれのご家庭で、出火防止対策の大切さについて改めて考え、そして実践していただきたいと思います。これがまず1点であります。
(詳細は、総務局、福祉局、保健医療局、住宅政策本部へお聞きください。)

(会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:817KB)
(「能登半島地震 石川県へ救援物資を提供」は、こちらをご覧ください。)
(「能登半島地震 DMATの派遣内容の確定」は、こちらをご覧ください。)
(「能登半島地震 DPAT(第2陣)を派遣」は、こちらをご覧ください。)
(「能登半島地震 漁港施設現地調査職員を派遣」は、こちらをご覧ください。)
(「能登半島地震 都内避難者の相談窓口を開設」は、こちらをご覧ください。)
(「能登半島地震 3県へ災害見舞金を贈呈」は、こちらをご覧ください。)

2 新型コロナウイルス感染症対策について

【知事】それから次がコロナでございます。コロナですけれど、今週の定点当たりの患者の報告数が5.66人となっておりまして、これは、ご覧のように(スライド)増加傾向を示しているわけです。その隣にゲノム解析の状況を色で示しているのですけれども、ここへ来ましてですね、変異株でJN.1という、この変異株が、5割近く、グングンと伸びている、置き換わりが進んでいるわけです。専門家の分析によりますと、今後の感染拡大に注意は必要だということでございます。また、入院患者数ですが、7週連続で増加しておりまして、1,500人を超えました。これは、病床の確保について国が示している基準がありますが、その「段階1」、これまでは「段階0」でした。それが、ワンステップ上がって、「段階1」に該当する水準に至っているということで、これまでの「段階0」から「段階1」に移行するということで、昨日、都内の医療機関に対して要請を行いました。これは中等症の2【注】以上の患者さんを受け入れるための約180床の確保を、都内の医療機関に対して要請をいたしたということでございます。都は、スムーズに移行できますように専門家との意見交換、ずっと続けておりますけれども、先週の時点で、この傾向が徐々に上がってきているということで、あらかじめ病床確保の準備を医療機関の方には、その時点で依頼をしております。引き続き、この医療提供体制への負荷を的確に把握をしてまいります。そして、必要な対策については先手先手で講じてまいりたいと思っております。今は新年会の季節などで、大人数で集まる機会は多いかと思います。また、先週末には大学入学共通テストが実施されました。本格的な受験シーズンを迎えているわけであります。ずっとそのために日々の勉強を重ねてきた受験生の皆さん、たくさんいらっしゃる。ぜひ自分の健康を守るだけでなく、周りの方への感染リスク、そして医療への負荷も考えて、場面に応じたマスクの着用や手洗い、換気などの基本的な感染防止対策を心がけていただきたいと思います。それから、コロナワクチンはどうなっているのだということなのですが、この接種については、WHOやアメリカCDCによりますと、現在使用しておりますXBB.1.5、このワクチンですけれども、同じこのオミクロン(株)ということでJN.1にも効果が期待できるということでございます。生後6か月以上の全ての方が3月末まで無料でワクチンを1回接種できるということでございますので、特にご高齢の方、そして基礎疾患のある方には重症化を防ぐというためにも接種をお勧めをしております。保健医療局の方で担当いたしております。

【注】「中等症の2」の数字は正しくはローマ数字です。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:682KB)

3 東京BRTの新ルート運行開始

【知事】次にガラッと変わりまして、晴海フラッグ関連ですね。東京BRTの新しいルートの運行開始についてのお知らせでございます。東京BRTというのは、都心と臨海地域を結ぶ重要な公共交通機関でございます。現在、虎ノ門・新橋と有明・豊洲方面を結ぶルートを運行しているところでございますが、2月1日(木曜日)から、新たに新橋と選手村跡地の晴海五丁目を結びます「選手村ルート」の運行を開始をいたします。新しく三つ、停留所を設けまして、晴海五丁目ターミナルから新橋までの所要時間、11分になります。平日のピーク時には10分間隔で運行いたします。時刻表などの詳細は、事業者のホームページに掲載をされ、また(本日、都から報道発表した資料に掲載されている)QRコードで読み取っていただくなど活用していただければと、このように思います。選手村ルートの運行が始まりますと、当初計画した全てのルートが揃うということになります。もう既に入居は、それぞれの街区など今日から順次引越し、入居が始まっております。選手村跡地では、まちびらきは春なのですけれども、BRTの運行によって、交通ネットワークを充実させていく。そして、誰もが移動しやすい利便性の高いまちとしていく、そのような計画で着実に実行しているところでございます。都市整備局が担当です。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:170KB)
(「東京BRT 選手村ルートの運行を開始」は、こちらをご覧ください。)

4 「トー横」での臨時相談窓口の設置

【知事】四つ目でありますが、「トー横」です。歌舞伎町、「トー横」。こちらに臨時の相談窓口を設置するというお知らせです。いわゆる「トー横」に集まる青少年の犯罪被害などの防止ですが、これはもう喫緊の課題ということで進めてまいりました。都は、この緊急の対策として、困った際に気軽に立ち寄れる臨時の相談スペースを歌舞伎町に設置をいたします。いたしますというか、今日からなのですけれども、原則18歳未満の青少年が対象で、今日から1月30日(火曜日)までの間、午後3時から9時まで、夜の9時まで相談を受け付けるというものです。相談には、社会福祉士などの資格を持った専門の相談員が対面で行い、相談を受け付けます。そして、「トー横」にいる青少年に直接声をかけたりしながら、ニーズに応じた支援先をご紹介をするというものです。今回設置した窓口の状況を踏まえまして、悪質ホストの問題も含めた子供や若者が抱える幅広い悩みを相談できる総合窓口を、来年度の早い時期に開設をいたします。こうした取組によって、関係機関と連携しながら、一人ひとりに寄り添ったきめ細かな支援を行ってまいります。生活文化スポーツ局の担当であります。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:108KB)
(「「トー横」臨時相談窓口を開設」は、こちらをご覧ください。)

5 性被害に関するSNS相談

【知事】最後でありますが、性被害に関するSNS相談を始めるというお知らせ、LINE相談ですね。性犯罪や性暴力というのは、被害に遭った方への早期の相談対応など、当事者に寄り添った支援が必要でございます。そこで去年の10月に子供、そして、その保護者を対象とした専用窓口として、「子供・保護者専用性被害相談ホットライン」を開設をいたしております。これに加えまして、若い方がより相談しやすいように、LINEによる相談を来週の22日(月曜日)から始めるというものです。臨床心理士やカウンセラーなどが対応しまして、相談内容によっては、病院や児童相談所などの専門機関を紹介をいたします。性被害に遭ったのではと悩んでいる方は、ためらわずにご相談いただきたいと思います。総務局の担当というふうになっております。都から、私の方からお伝えするのは以上の5点でございます。

(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:54KB)
(「LINEを活用 性被害に関するSNS相談を開始」は、こちらをご覧ください。)
(「子供・保護者専用性被害相談ホットライン開設」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】(読売新聞・大野記者)ありがとうございました。それでは幹事社より2問伺います。1問ずつお答えいただければと思います。まず、最初は、先ほどご案内いただいた東京BRTと晴海フラッグについてです。本格運行が始まる東京BRTですけども、新橋から先の銀座や東京への延伸が検討路線とされてまして、沿線住民からも期待の声を聞きます。方向性を含めて、現在の検討状況を教えてください。また知事もおっしゃったように晴海フラッグの入居はいよいよ始まりました。1万2千人が住む大きな街が出現するということで更なる発展が期待されるとともに、生活インフラのキャパオーバーなんかも心配されています。BRTを含め、今後、晴海地区、臨海地区のまちづくりをどう進めていきたいとお考えなのか、お聞かせください。

【知事】はい。この晴海フラッグでありますけれども、これからフルで始めていく段取りになっているわけです。今お尋ねの件は、新橋まで行ったのだから銀座、東京駅までどうだということかと思うのですけれども、平成30年の最初の事業計画がありまして、そこは検討路線に入ってはおります。今後、延伸についての検討を利用状況等々含めまして行っていくということであります。それから、この晴海フラッグでありますけれども、そうですね、4,177、分譲と賃貸合わせまして、戸数であります。また、ここはご承知のように、水素を、区画によっては水素でエネルギーにしたりとか、様々な新しい取組をこの地区で行っていく、そういうポテンシャルのあるところでございます。これらを含めて晴海フラッグ、元々選手村というブランド力もあるかと思います。何よりも眺めが良いですよね。ということで、充実したまちづくりにつながっていくように努めていきたいと思っております。

【記者】ありがとうございます。もう1点、政務の方でちょっと恐縮なのですけども、八王子市長選で知事が初宿候補の応援に行かれると一部報道がありました。ご本人のホームページでも告知をされております。知事は先週の記者会見で市長選への態度を明らかにされませんでしたけども、決断に至った理由をお聞かせください。

【知事】八王子市長選挙、もう間もなくです。まさに今真っ最中ということでございます。八王子は中核市に当たりまして、東京都との連携が必要かと思います。他に滝田さん、この方、何と言うのでしょうかね、赤旗にまで載っていまして、共産党の支援を受けているということで、むしろ明確に態度がはっきりしているという中において、様々、応援要請もございます。そして今申し上げましたように中核市で、八王子という、一番多摩の中心でございますので、都と連携することは極めて重要ということから、都庁の職員として行政についてはよく通じているわけでございまして、そういった観点から本日、八王子の方に応援に入るということに決めたわけでございます。

【記者】ありがとうございました。幹事社からの質問は以上です。それでは各社さんの質問に移ります。挙手の上、知事から指名を受けて質問の方をお願いいたします。

【知事】はい。日テレさん。

【記者】日本テレビの赤田です。すいません、3点お伺いさせていただきます。

【知事】3点。

【記者】去年の12月に武蔵野市内の小学校で、高学年の男子児童が教室内で授業用のタブレットで女子児童の着替えを盗撮したという案件がございました。これについて3件です。他の小学校でもこういった件が起きる可能性ございますけれども、今年度、今回の事案以外に小学校の児童による盗撮の報告など把握があれば教えていただければと思います。2点目で、小学校での盗撮事案の有無であったり、あるいは起きた場合、どう対応するかなど、今後、実態調査を行う考えがありましたら、そのお考えを伺えればと思います。加えて、児童生徒による学校内での盗撮を防ぐために、学校として、また都として、どのような対策が必要とお考えか、教えていただければと思います。以上です。

【知事】はい。最初、武蔵野の例ということで、都の支給している、ツールが都のものであるということ(正しくは、武蔵野市教育委員会が貸与したもの)ですが、都のものであれ何であれ、やはり盗撮というのは、それは子供であっても大人であっても、これは行ってはいけないものでございます。そこは徹底していかなければならないと思いますけど、これについては教育委員会から現在確認中との報告でございますけれども、市の教育委員会と連携して適切に対応するということが必要かと思います。何と言うのですかね、何をして良いか、何をしちゃいけないかということは、日々学校等で教えているものかと思いますので、それぞれ市の教育委員会でしっかりと対応していただきたいとこのように思います。大人の真似をするのじゃないですかね。そういうのが子供たちの間で流行っているのかも知れませんけれども、それについてはしっかり学校の方で、また親も含めて、やって良いこと、駄目なことを、それをきっちりと教えていただきたいと思っております。

【記者】ありがとうございます。

【記者】日経新聞の池田です。今週、金融庁が金融・資産運用特区の提案募集と公募要領を発表しました。今回の特区について都としてはどのように対応するのか教えてください。あと、また、都は国際金融都市の実現というのを目標に掲げていらっしゃいますが、改めて国際金融都市の実現に向けて何が必要とお考えか教えてください。

【知事】はい。まず日頃から金融庁とは密に連携とっておりまして、国際金融都市としての東京の更なる充実ということで、連携をとっているところでございます。昨今の株価の上昇を見ますと、また改めて日本株そのものに対しての注目が高い。今日も1兆円ほど買い越しということも、海外勢からのね、そういう報道もございました。いずれにしましても、この金融という産業が、国際都市としての大きな柱の一つでありますので、これについては、これからも連携とりながら進めていきたいと思います。先日も麻布台ヒルズが完成をして、動き出しています。あの中にブリティッシュ・スクールがあって大変な人気だということです。やはり国際金融都市というのは、総合的な判断をそれぞれ関係者がされるということで、医療、それから学校、これらの施設が充実しているということも極めて重要かと思います。その意味では、そういった環境、エコシステム、これを更に整えていき、またその中には、公認会計士から、それから法律家、弁護士ですね、そういった方々も当然、エコシステムの中の大きな役割を果たしてくれますので、こういったことも含めて総合的に充実をさせていくということではないかと思います。それから英語力ですね。基本になる英語力の部分、これは教育の中で、また、人材育成の中でマストだと思いますし、今度、東証がプライムの企業に対して、英語での情報開示ということを進めていくというふうに聞いておりますが、これなども、やはり国際金融都市としての、東証と連携しながら進めていく必要があると思ってます。都もこれまでもプライム以外のところですけれども、この企業が情報開示する際に英語での開示ということを都の方で毎年15社ですか、サポートしております。それによって一つの企業のマーケットが、ガッと広がるわけですから、こういったことを積み重ねていくことも一つ一つの企業の体質と言いましょうか、そういった取組も重要な国際金融都市としての要素だと思っております。いずれにしましても、東京のこれまでの国際金融都市としての蓄積を更に磨きをかけていくということが何よりも必要でございますし、様々な点で国との連携は必要だというふうに感じておりますので、金融庁との連携、これもより深めていきたいというふうに考えております。

【記者】ありがとうございます。

【知事】はい、MXさん。

【記者】TOKYO MXの椿原です。去年1年間の訪日外国人の数がコロナ禍前の8割まで復活したと発表されました。また去年4月から6月に東京都を訪れた外国人旅行者の数というのも、コロナ禍前の令和元年から25%増加したことが発表されました。オーバーツーリズムへの懸念もある中で、今後の都の訪日客への考え、どうバランスを取るかなど考えありましたら、お聞かせください。

【知事】先日も、その訪日外国人の数と、それから消費をどれぐらい行ったかという数字が出ていたかと思います。額でいうと5兆円という数字でございました。GDPの中で5兆円を占めるというのは、これは1%強ということになるんでしょうか、弱かな。ということで、コアで様々な産業が色々な正念場を迎えている中で、観光という事業、特にインバウンドは円安という効果もあるでしょうが、やはりコロナ明けを皆さん、世界の人が待ってましたとばかりに、今、訪日をされているのだろうと思います。何よりも東京のネームバリューから、また様々、訪れる箇所がありますし、私も世界に対してはビルが林立しているだけでなくて、自然もありますよということで、島また多摩地域の緑なども宣伝をさせていただいております。やはり色々なSNSなども駆使しながら、より多くの方々に、東京の魅力を感じてもらえるようなそんな工夫もしていきたいと思っております。そうですね、キャパシティは十分あるかと思いますし、また、様々な言語での対応ができるような、そういう工夫も必要かなというふうに思っております。観光業というのは、本当に大きな産業に、更にこの拡大をし、またそのためには質を高めることが、良い方向性を持つのではないかなというふうに思っております。

【記者】NHKの中村です。幹事社質問にもありました、八王子市長選挙の関係で質問します。今日、知事が応援に入られる初宿候補についてですけども、知事としてはこの初宿候補をどのように評価されておりますでしょうか。また、応援の要請もあったということですが、今、八王子市長選挙の情勢、どのように認識されているでしょうか。

【知事】初宿さんについては、どうぞ応援演説を聞きに来てください。市長選の状況については、様々分析が行われているところですけれども、初宿さんに対しての安定感や都との連携度合いなどが評価されているのではないかなと思っております。よろしいですか。はい、共同さん。

【記者】共同通信の鈴木と申します。よろしくお願いいたします。自民党の岸田総理大臣が宏池会を解散するというような意向を検討されているということを表明されました。清和会においても解散すべきだという声が上がっております。知事も以前、自民党の国会議員を長くされて、派閥のメリット、デメリットをつぶさにご覧になったかと思いますが、このような動きをどのように受け止めてらっしゃるのか教えてください。

【知事】そうですね。今日ちょうど色々、派閥ごとの総会とか会議を開いておられるという報道がありますので、そういったことも見ていきたいというふうに思います。やはり政治の安定ということと政治への信頼感を確保するというのは、国政であれ都政であれ重要かというふうに思っております。派閥がどうこうというのは、私あまり、もうコメントする立場にはございませんが、選挙区制度を変えて小選挙区(制)にしたという段階から、本来は初めにあった役割というのは終えているのじゃないかなと。そこからだんだん機能が変化していって、今日に至るということなのかと思います。岸田さんがそうやって、まずは「隗より始めよ」ということで発言されたということは、注目をしていきたいと、このように思っております。はい、ありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)

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