- 報道発表資料
若手アーティスト支援の新たな形「Tokyo Artist Accelerator Program」 第1期支援アーティスト10名を決定
東京都と(公財)東京都歴史文化財団 は、美術・映像分野の若手アーティストを支援する新たなプログラム、トーキョー・アーティスト・アクセラレーター・プログラム【略称:TAAP(タープ)】を実施しています。
この度、第1期支援アーティストの公募を行い、63名の応募から一次選考(書類)および本選考(プレゼンテーション)を経て10名を支援アーティストとして決定しましたのでお知らせします。
TAAPは、アーティストによる作品の言語化に焦点をあて、語る力の向上とコンセプト強化の両面からサポートする伴走型の成長支援プログラムです。
今後、選考委員及びメンターとの約8か月にわたるメンタリング・プログラムにより、支援アーティストの成長を後押しします。詳細はホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。
アーティスト名 | 略歴 |
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あおいうに | 個展「 この未来は、あのとき選べなかったかもしれない」(2023年、Art Lab Tokyo)、TUNER AWARD 2015未来賞受賞、東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業 |
天草ミオ | 個展「Unwrapped body」(2023年、JINEN GALLERY)、群馬青年ビエンナーレ2019 入選、武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻修士課程修了 |
伊阪柊 | 個展「Polyfold Quirk」(2023年、児玉画廊)、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻博士後期課程修了 |
臼井仁美 | 個展「 やまは蔵、まちの原木、ケズリカケの木々」(2022年、秋田市文化創造館ほか各所)、秋田市文化創造館 公募「SPACE LABO 2021」採択、東京藝術大学大学院美術研究科木工芸専攻修士課程修了 |
佐藤浩一 | 個展「Crepuscular Gardens 半開花の庭 」(2018年、資生堂ギャラリー)、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻専攻修士課程修了 |
高野徹 | 監督作品『二十代の夏』により第 32 回ベルフォール国際映画祭(2017年、仏)グランプリ&観客賞受賞、横浜国立大学大学院都市イノベーション学府修士課程修了 |
寺田健人 | 個展「想像上の妻と娘にケーキを買って帰る」(2023年、T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023)、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了 |
MOYAN | 個展「MOYAN個展『Bod Mod』」(2024年、銀座 蔦屋書店FOAM CONTEMPORARY)、東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程修了 |
山内祥太 | 個展「メディウムとディメンション: Apparition」(2023年、青山目黒)、東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了 |
李和晋 | 個展「Saudade Project」(2021年、金柑画廊)、東京工芸大学芸術学部写真学科卒業後、東京芸術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了 |
※本選考の様子は、TAAP公式ホームページ(外部サイトへリンク)からご覧いただけます(令和6年4月30日まで)
事業概要・支援内容
アーティストとして活躍するには、有意義な作品を制作するだけでなく、アーティスト自身の美術史における位置づけや作品コンセプトを明瞭に伝える力も重要になります。
AAPでは3つの支援メニューにより、若手アーティスト自身による作品の言語化に焦点をあて、アート市場での活躍と国際的な飛躍を支援します。
1.プレゼンテーションを軸に実施するメンタリング・プログラム
ギャラリストやアーティスト、コレクター、キュレーターら多様な背景を持つ現代アートのスペシャリストにより構成される選考委員及びメンターと8か月にわたる継続的な対話を実施します。これらのメンタリング・プログラムを通じて、作品を語る力の向上とコンセプト強化を促し、支援アーティストの成長を後押しするとともに、国内外の芸術文化関係者とのネットワーキングもサポートします。
2.アートワーク・プレゼンテーション・ステージ(仮称)の創出
今年11月(予定)に、東京で開催されるアートイベントの機会を捉え、国内外のギャラリストやキュレーター、コレクターを含むオーディエンスに向けアーティストが自身の力で作品について語る機会を作ります。
3.制作支援金の支給
創作やリサーチ等に活用できる制作支援金(495,000円)を支給します。
事業スケジュール(予定)
選考委員
- 上田杏菜 (公財)石橋財団 アーティゾン美術館 学芸員
- 鷹野隆大 写真家/東京造形大学 教授
- 田口美和 タグチアートコレクション 共同代表/サンパウロ・ビエンナーレ インターナショナルアドバイザリーボードメンバー
- 細井眞子 TARO NASUギャラリー ディレクター
- 山口栄一 (一社)アートパワーズジャパン 代表理事/(公社)経済同友会 スポーツとアートによる社会の再生委員会 委員長
メンター
- 天野太郎 東京オペラシティアートギャラリーチーフキュレーター
- 粟田大輔 美術批評
- 江幡京子 アーティスト/創形美術学校 講師
- 小林真比古 biscuit gallery 代表
- 藤元由記子 (株)ブックエンド 代表取締役/NPO法人アート&ソサイエティ研究センター 理事
※第2期公募の際に、選考委員・メンターは変更となる可能性があります。
本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略15 文化・エンターテインメント都市戦略