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報道発表資料
建設局, (公財)東京動物園協会

多摩動物公園情報 人工授精によるチンパンジーの妊娠成功、多摩動物公園での2例目の出産!

多摩動物公園(園長 渡部浩文)では、このたびチンパンジーが生まれましたのでお知らせします。当園で、人工授精による妊娠が成功し、無事に出産に至ったのは2例目となります。

1.生まれたチンパンジー

誕生日

2024年5月26日(日曜日)

性別

不明

両親

母親

ミル(21歳)

  • 2002年12月15日 多摩動物公園生まれ

父親

デッキー(推定46歳、出生地不明)

  • 1980年 長崎鼻パーキングガーデンに推定2歳で来園
  • 2004年10月21日 多摩動物公園に受入
写真

チンパンジー「ミル」の子
(撮影日:2024年5月27日)

2.経緯

2023年10月25日に、「デッキー」から採取した精液を用いて「ミル」への人工授精を行いました。その後、妊娠が確定したため、出産に向けた準備を進めてきました。
ビデオの録画記録から、5月26日18時頃に出産しているのを確認しました。母親のミルは、2回目の妊娠・出産ですが、産後すぐに子を抱きあげ、よく舐めて世話をしています。母子ともに落ち着いており、5月27日には、子が自力で母親の体にしっかりとつかまる様子や授乳している様子も観察されています。母親ミルは、食欲もあり健康状態は良好です。
公開日は決まり次第、多摩動物公園公式サイト(東京ズーネット(外部サイトへリンク))にてお知らせします。

QRコードの画像

多摩動物公園公式サイト

3.当園での飼育状況(2024年6月5日現在)

19頭(オス7、メス11、不明1) ※今回生まれた赤ちゃんを含みます。

4.日本国内の飼育状況(2023年12月31日現在)

日本国内の飼育状況:46園 290頭(オス126、メス164)
資料:2023年チンパンジー国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】

参考

チンパンジー(霊長目 ヒト科)

(ワシントン条約附属書1、IUCNレッドリスト:EN(絶滅危惧1B類)、東京都ズーストック種)
※「ワシントン条約附属書1」「絶滅危惧1B類」の数字の正しい表記はローマ数字です。

学名

Pan troglodytes

英名

Chimpanzee

分布

アフリカの熱帯雨林から疎開林

生態等

頭胴長は63.5~90センチメートルで、体重はオスが40~60キログラム、メスが32~47キログラム。果実、葉や種子を中心に昆虫、小型の哺乳類など、いろいろなものを食べます。群れをつくり、エサを探して広い範囲を移動しながら樹上や地上で生活します。寿命は40年から45年程度といわれています。

記事ID:000-001-20241114-021991