- 報道発表資料
環境局, 建設局
隅田川における魚のへい死について
隅田川の「桜橋」~「両国橋」を中心に魚のへい死が確認されましたので、お知らせします。
1 発生状況
7月10日(水曜日)午前9時00分頃、桜橋近くの隅田川で魚がへい死しているとの通報がありました。
環境局及び建設局は、現地に職員を派遣し、水質及び浮上魚の状況等を調査した結果、「桜橋」~「両国橋」の区間を中心に(※一部、北十間川を含む)、コノシロなど約1000匹の魚のへい死を確認し、回収しました。
2 調査結果
環境局が本日10時00分頃に桜橋で実施した水質テストでは、シアン等毒物の検出はありませんでした。
なお、魚のへい死の原因はわかっていません。
水質の分析結果(簡易分析)
- 水温:28.5℃
- pH:6.9(環境基準値 6.5~8.5)
- 溶存酸素量(DO):8.6ミリグラム/リットル (環境基準値 5ミリグラム/リットル以上)
- シアン及び六価クロム:不検出
3 対応
環境局が水質テストを実施し、建設局がへい死した魚の回収を行いました。現場調査の結果、新たな死魚は確認されておりません。
(参考)測定項目について
- pH:水の酸性、アルカリ性を示す指標です。0から14の間の数値で表現されています。pH7が中性、小さくなるほど酸性、大きくなるほどアルカリ性であることを表しています。通常日本の河川のpH値は7.0前後です。
- 溶存酸素量(DO):水中に溶解している酸素のことです。一般に、魚介類が生存するためには、3ミリグラム/リットル以上が必要であり、良好な状態を保つためには5ミリグラム/リットル以上であることが望ましいとされています。【注】
【注】国土交通省 河川水質調査要領(第6章 豊かな生態系を確保するための水質調査)より
※「第6章」の数字の正しい表記はローマ数字です。
記事ID:000-001-20250123-024394