- 報道発表資料
産業労働局
無花粉スギの生産事業化に向けて住友林業株式会社と協定を締結しました
東京都では、総合的な花粉症対策を進めており、花粉を多く飛散するスギ・ヒノキ林を伐採し、花粉の少ないスギなどに植え替える「花粉の少ない森づくり」を進めています。
このたび、より一層花粉発生源対策を加速するため、住友林業株式会社と東京都との間で、都が開発した“無花粉スギ”の生産事業化に向けた協定を締結しました。
1 協定の内容
(1)名称
無花粉スギの生産事業化に向けた協定
(2)概要
東京都は“無花粉スギ”の球果を提供する。
住友林業株式会社は培養技術により増殖し、都内生産事業者と協力の上、苗木の育成・生産等を実施する。※生産目標は年間10万本
(3)締結日
令和6年7月23日(火曜日)
(4)有効期間
協定締結の日から令和9年3月31日まで
2 経緯
東京都は、平成19年から無花粉スギの開発に取り組み、令和2年から5年にかけて無花粉スギの品種を4品種開発した。令和6年4月に、生産事業化に向けて無花粉スギの穂や球果の増殖・育成技術を持つ協力事業者を募集し、審査を経て、このたび住友林業株式会社を協力事業者として選定
3 今後の展開
協定締結後、速やかに増殖による苗木を生産し、令和8年春には植栽を行い、成長性や材質等を確認する。都内生産事業者の協力を得て、令和12年ごろには年間10万本の苗木を生産する体制を構築する。
記事ID:000-001-20250123-024659