- 報道発表資料
環境局
第1回「Tokyo-NbSアクションアワード」受賞団体の決定及び表彰式・交流会の開催について
東京都は、2023年4月に改定した「生物多様性地域戦略」に基づき、自然を活用して社会課題を解決する取組、NbS(Nature-based Solutions【注】を定着させるため、様々な取組を進めています。
【注】自然が有する機能を持続的に利用し、多様な社会的課題の解決につなげる考え方。
気候変動や自然災害等に対応することで、人間の幸福と生物多様性の両方に貢献する。
このたび、先駆的にNbSを実践する事業者等を表彰し、NbSの裾野を拡大するため、「Tokyo-NbSアクションアワード」を創設し、有識者による審査を経て、第1回の受賞団体3者が決定しましたので、お知らせします。
あわせて、表彰式・交流会への参加者を募集しますので、ぜひご応募ください。
1 受賞団体
最優秀賞
野村不動産ホールディングス株式会社
- 奥多摩町で「つなぐ森」を保有し、生物多様性を重視した主伐や間伐などを実施
- 包括連携協定に基づき、地元企業等と連携した木材利用の促進等により、「地産地消の循環する森づくり」を推進し、CO2吸収など森林の多面的な機能を向上
- サステナブルツーリズムの促進等により、地域産業の活性化や自然体験を通じた行動変容にも貢献
参考
優秀賞
特定非営利活動法人銀座ミツバチプロジェクト
- 銀座周辺での都市養蜂※により、屋上緑化の推進や「銀座はちみつ」の商品化による地域振興、環境教育等、幅広い活動を展開(※市街地のビル屋上でミツバチを飼う養蜂)
- 養蜂に続いて取り組んだ、屋上緑化を兼ねて栽培したサツマイモによる芋焼酎の商品化は全国に広がりをみせ、地域コミュニティ活性化に寄与
参考
サントリーホールディングス株式会社
- 都内4か所の「天然水の森」で、良質な地下水を育むための森林と生物多様性の保全・再生活動を、自社の基幹事業に位置付けて実施
- 水や森林、生物など多様な分野の専門家や地域と連携し、「研究と森林整備を一体化した活動」を実践するとともに、天然水の森をフィールドとした環境教育を推進
参考
2 表彰式・交流会の概要
(1)日時・会場
2024(令和6)年12月19日(木曜日) 15時00分から17時00分まで(予定)
東京都議会議事堂1階「都民ホール」
(2)申込方法
申込締切
2024(令和6)年12月18日(水曜日)(会場定員200名:先着順)
(3)次第(予定)
時間 | セッション | 登壇者 |
---|---|---|
15時00分 | 開会 | |
15時00分 | 開会挨拶 | 環境局長 |
15時05分 | 専門家講演 | MS&ADインシュアランスグループ TNFD専任SVP 原口真氏【注】 |
15時25分 | 受賞者プレゼンテーション | |
15時45分 | 委員講評 | |
15時55分 | 表彰・写真撮影 | 東京都副知事 |
16時05分 | 閉会 | |
16時15分 | 交流会(ネットワーキング) | 現地参加者のみ |
※講演と表彰式の様子はオンラインでも視聴可能です。
(2)に記載の申込ホームページよりお申込ください。
【注】原口真氏略歴
東京大学農学系大学院修士課程修了(農業生物学)。
1996年からMS&ADグループに参画。企業のサステナビリティ経営を支援する調査・分析、コンサルティングを展開。
(委員)TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)メンバー など
本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
記事ID:000-001-20250123-025734