- 報道発表資料
多摩動物公園情報 タイリクオオカミ(亜種:ヨーロッパオオカミ)がドイツから来園しました
多摩動物公園(園長 渡部浩文)では、このたびタイリクオオカミ(亜種:ヨーロッパオオカミ)のオスがヘクセンタンツプラッツ動物園(ドイツ)から来園しましたのでお知らせします。
当園ではタイリクオオカミ(亜種:ヨーロッパオオカミ)の繁殖を進めています。当園ではメスの「スイ」を飼育しており、スイとの新たなペアを形成し、繁殖を目指すため、今回、オスが来園しました。
1.来園したタイリクオオカミ(亜種:ヨーロッパオオカミ)
名前
カヨラン(Kajolan)
性別
オス
年齢
8歳
生年月日
2016年4月30日 ヘクセンタンツプラッツ動物園生まれ
来園したタイリクオオカミ(亜種:ヨーロッパオオカミ)「カヨラン(オス)」
(写真提供:Tierpark Hexentanzplatz)
2.来園日
2025年1月30日(木曜日)
3.公開について
しばらくのあいだは非公開エリアで検疫を行っています。公開日は決まりしだい、多摩動物公園ホームページ(外部サイトへリンク)でお知らせします。
多摩動物公園公式ホームページ
4.当園での飼育状況(2025年2月5日現在)
3頭(オス2頭、メス1頭)※来園した1頭を含みます。
5.日本国内での飼育状況(2025年2月5日現在)
1施設 ※当園のみで飼育
参考
タイリクオオカミ(亜種:ヨーロッパオオカミ)(食肉目 イヌ科)
(ワシントン条約付属書2、IUCNレッドリスト:LC(低懸念)、東京都ズーストック種)
学名
Canis lupus lupus
英名
Common wolf
分布
ヨーロッパ、ロシア、シベリアに分布。
生態等
頭胴長 105~160センチメートル、体高 72~85センチメートル、体重 32~80キログラム。メスはオスより体格が小さい。体毛は、白色、浅黄色、柿色、灰色、黒色で混合した色である。雌雄のペアとその子孫や兄弟を中心とした約2~20頭の群れ、パックを形成する。雌雄別々の順位があり、繁殖ペアが上位である。群れのまとまりが強い。食性は肉食で大型中型のシカやイノシシ、ウサギなどで、魚や両生類、爬虫類など小動物も食べる。群れは縄張りをもち、食べ物を探し、広範囲を移動する。交尾は年一回冬に行われる。妊娠期間は約2カ月で平均4~6頭の仔を産む。群れ全体で子育てを行う。
※「ワシントン条約付属書2」の数字の正しい表記はローマ数字です。