1. 都庁総合トップ
  2. お知らせ
  3. 報道発表
  4. 2025年
  5. 3月
  6. TAAP 第2期支援アーティスト12名を決定
報道発表資料
生活文化スポーツ局, (公財)東京都歴史文化財団

Tokyo Artist Accelerator Program(TAAP) 作品を「語る力」と「コンセプト」を磨き上げる伴走型支援プログラム 第2期支援アーティスト12名を決定!

東京都と(公財)東京都歴史文化財団は、美術・映像分野の若手アーティストを支援するプログラム、トーキョー・アーティスト・アクセラレーター・プログラム【略称:TAAP(タープ)】を令和5年度より実施しています。
この度、第2期支援アーティストの公募を行い、前回の1.5倍となる92名の応募から一次選考(書類)および本選考(プレゼンテーション)を経て12名の支援アーティストを決定しましたのでお知らせします。
TAAPは、アーティストによる作品の言語化に焦点をあて、語る力の向上とコンセプト強化の両面からサポートする伴走型の成長支援プログラムです。
今後、選考委員及びメンターとの約8か月にわたるメンタリング・プログラムで成長を後押し、秋には成果発表となるプレゼンテーションステージの開催を予定しています。詳細はホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。

QRコードの画像1

ロゴ画像

アーティスト名 略歴
池添俊( いけぞえしゅん) 《声を待つ》(2022年、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)高橋瑞木賞受賞、《あなたはそこでなんて言ったの?》(2021年、第59回ニューヨーク映画祭、第36回ベルフォール国際映画祭ほか)
折田千秋(おりたちあき) 個展「Street Meta Graphics」(2024年、秋田市文化創造館)、ハマカルアートプロジェクト2024採択、「sanwa company art award」ファイナリスト(2021年)。東北大学大学院工学研究科修了
久保田荻須智広( くぼたおぎすともひろ) 個展「eat ro ekyu」(2022年、EUKARYOTE)、グループ展「COM_COURSE『その姿の探し方』」(2024年、トーキョーアーツアンドスペース本郷)ほか。東京藝術大学大学院博士後期在籍
窪田望( くぼたのぞむ) 個展「ECHOES OF UNSEEN」(2024年、東京藝術大学)、「AIの余白」(2023年、BAG-Brillia Art Gallery-)ほか。東京藝術大学大学院先端芸術表現科在籍
黒田恭章( くろだやすあき) 個展「COLOUR FIELD ON FIELD」(2024年、Galerie Robertson Arès)ほか。武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻工芸工業デザインコース修了
小林颯( こばやしはやて) 個展「ポリパロール」(2024年、アートセンターBUG)、東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了後、渡独。ベルリン芸術大学大学院アートアンドメディア科修了
近藤智美( こんどうさとみ) 個展「大正ヤマンバギャルド」(2023年、Gallery MUMON)、グループ展「森美術館10周年記念展・LOVE展」(2013年、森美術館)ほか。
斎藤英理( さいとうえり) 「恵比寿映像祭2025」(2025年、東京都写真美術館)、「Artists in FAS 2024」(2025年、藤沢市アートスペース)、e-flux Film Award, Second Prize 受賞(2024年)
司馬宙( しばちゅう) 監督作品《リフレイン》が第3回日本ホラー映画大賞(2024年)にて上映。《Eclipse》(脚本、 2019年、上野桜木・市田邸)ほか。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了
日原聖子( ひはらせいこ) 個展「Circle in red」(2021年、駒込倉庫)ほか。2022年、ポーラ美術振興財団在外研修員としてチェコ共和国に滞在。プラハ美術アカデミー修了、東京藝術大学大学院博士後期課程修了 
三野新( みのあらた) 個展「クバへ/クバから」(2021年、ANB Tokyo)、「人間と魚が浜」(2016年、G/P gallery shinonome)ほか。東京藝術大学美術研究科博士後期課程修了
脇田あおい( わきたあおい) 個展「入ってます」(2016年、新宿眼科画廊)、グループ展「Touch our lives」(2023年、不知火美術館・図書館)ほか。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了

※本選考の様子は、TAAP公式ホームページ(外部サイトへリンク)からご覧いただけます(令和7年4月30日まで)

QRコードの画像2

事業概要・支援内容

アーティストとして活躍するには有意義な作品を制作するだけでなく、アーティスト自身の美術史における位置づけや作品コンセプトを明瞭に伝える力も重要になります。
TAAPでは3つの支援メニューにより若手アーティスト自身による作品の言語化に焦点をあて、アート市場での活躍と国際的な飛躍を支援します。

1.プレゼンテーションを軸に実施するメンタリング・プログラム

ギャラリストやアーティスト、コレクター、キュレーターら多様な背景を持つ現代アートのスペシャリストにより構成される選考委員及びメンターと8か月にわたる継続的な対話を実施します。これらのメンタリング・プログラムを通じて、作品を語る力の向上とコンセプト強化を促し、支援アーティストの成長を後押しするとともに、国内外の芸術文化関係者とのネットワーキングもサポートします。

2.プレゼンテーション・ステージ「TAAP Live」

今年11月(予定)に、国内外のギャラリストやキュレーター、コレクターを含むオーディエンスに向けアーティストが自身の力で作品について語るステージを作ります。

3.制作支援金

創作やリサーチ等に活用できる制作支援金(495,000円)を支給します。

事業スケジュール(予定)

スケジュールの画像

選考委員

氏名 現職
上田杏菜(うえだあんな) (公財)石橋財団アーティゾン美術館学芸員
鷹野隆大(たかのりゅうだい) 写真家/東京造形大学教授
田口美和(たぐちみわ) タグチアートコレクション共同代表/ サンパウロ・ビエンナーレインターナショナルアドバイザリーボードメンバー
細井眞子(ほそいまさこ) TARO NASUギャラリーディレクター
山口栄一(やまぐちえいいち) (一社)アートパワーズジャパン代表理事/(公社)経済同友会スポーツとアートによる社会の再生委員会委員長

メンター

氏名 現職
天野太郎(あまのたろう) 東京オペラシティアートギャラリー チーフキュレーター
粟田大輔(あわただいすけ) 美術批評
江幡京子(えばたきょうこ) アーティスト
小林真比古(こばやしまひこ) biscuit gallery 代表
藤元由記子(ふじもとゆきこ) (株)ブックエンド代表取締役/NPO法人アート&ソサイエティ研究センター理事

※第3期公募の際に、選考委員・メンターは変更となる可能性があります。

本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略15 文化・エンターテインメント都市戦略

記事ID:000-001-20250321-040813