2025年春季賃上げ要求・妥結状況について（最終集計）（令和7年6月26日現在）

東京都は例年、都内の1,000労働組合を対象に、春季賃上げ要求・妥結状況を調査しております。このたび、最終集計結果（令和7年6月26日現在）がまとまりましたので、お知らせします。

調査結果の特徴

賃上げ（月例賃金）の平均妥結額は15,891円　賃上げ率4.69％対前年比567円増（3.70％増）

既に妥結した労働組合のうち、前年の妥結額と比較可能な339組合の平均妥結額は15,891円で、これは平均賃金（338,568円・40.7歳）の4.69％に相当します。
同一労組の前年妥結額（15,324円）との比較では、567円増加（3.70％増）となりました。
産業別・業種別妥結金額の分析対象（5組合以上）となった25業種のうち、対前年比が最も高かったのは、「サービス業（その他）」（＋45.0％）、以下「窯業・土石製品」（＋42.21％）、「情報通信機械器具製造業」（＋30.33％）となっています。一方、対前年比が最も低かったのは、「教育、学習支援」（-23.86％）、続いて「道路貨物運送」（-16.73％）、「非鉄金属」（-13.03％）となりました。

付帯調査結果

本調査では、労働組合における「組合員参加型活動」に関する調査を実施しました。（回答組合数：225組合）
「組合員参加型活動」を「計画している」と回答した組合が173件（76.9％）となっています。このうち開催している「活動の分野」としては、「飲食主体の懇親行事（屋内外問わず）」が131件（75.7％）と最も多く、次いで「学習会、見学会、交流集会」が99件（57.2％）でした。
組合員の参加状況については、「あまり変わらない」が97件（56.1％）、「減少傾向にある」が54件（31.2％）でした。減少傾向にある理由で最も多かったものは、「業務多忙やプライベートな事情などで参加しづらいから」が43件（79.6％）でした。
今後の活動は「今までのまま進める」が124件（71.7％）、「活動内容を見直す」とする組合は49件（28.3％）にとどまりました。

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