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報道発表資料
建設局, (公財)東京動物園協会

ボルネオオランウータンが生まれました!

多摩動物公園(園長 渡部浩文)で、このたびボルネオオランウータンが生まれましたのでお知らせします。

1.生まれたボルネオオランウータン

写真
生まれたボルネオオランウータンの子ども
(撮影日:令和7年7月12日)

誕生日

2025年7月11日(金曜日)

性別

オス

両親

母親

キキ(24歳)

  • 2000年10月21日 インドネシア・タマンサファリ生まれ
  • 2007年6月11日 多摩動物公園に来園

父親

ボルネオ(40歳)

  • 1985年4月25日 シンガポール動物園生まれ
  • 1998年9月24日 多摩動物公園に来園

2.経過

母親のキキは、2018年以来7年ぶり3回目の出産となりました。7月10日に出産の兆候が見られたため安静にさせていたところ、翌7月11日の朝に出産が確認されました。母子ともに元気で、キキは落ち着いて子どもの世話をしています。

3.公開予定について

母子の体調が安定し次第、公開する予定です。なお、今後の母子の展示に関する情報については、多摩動物公園ホームページ(東京ズーネット)(外部サイトへリンク)でお知らせします。

QRコードの画像
多摩動物公園ホームページ

4.当園での飼育状況(2025年7月17日現在)

10頭(オス6、メス4)※今回生まれた子どもを含みます。

5.国内のボルネオオランウータン飼育状況(2023年12月31日現在)

11施設 28頭(オス16、メス12)
資料 2023年ボルネオオランウータン・スマトラオランウータン国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】

参考

ボルネオオランウータン(霊長目 ヒト科)

(ワシントン条約附属書1、IUCNレッドリスト:CR(絶滅危惧1A類)、東京都ズーストック種)

学名

Pongo pygmaeus

英名

Bornean orangutan

分布

ボルネオ島

生息地

熱帯雨林

生態等

寿命は50年程、チンパンジーやゴリラと並ぶ大型類人猿の一種です。樹上生活に適した体をもち、長い腕でゆっくりと枝から枝へ腕わたりをして森の中を移動し、一生のほとんどを樹上で生活します。体重はメスで40~50キログラム、オスで60~90キログラムぐらいで、飼育下ではそれより大型の個体も多く見られます。果実や木の実、種子、昆虫類など、いろいろなものを食べます。基本的に単独でくらしますが、メスは子どもを連れていることもあります。性成熟は7~15歳であり、妊娠期間は260~275日。母親は8~9年かけて子を育てます。14~15歳で成熟したオスはフランジと呼ばれる頬の張り出しやのど袋に二次性徴が現れることもあります。

※「ワシントン条約附属書1」、「絶滅危惧1A類」の数字の正しい表記はローマ数字です。

記事ID:000-001-20250717-042631