- 報道発表資料
環境局, 港湾局, 建設局
汐浜運河、大横川、佃堀における魚のへい死について
本日、汐浜運河、大横川、佃堀にて魚のへい死が確認されましたので、お知らせします。
1 発生状況
9月5日(金曜日)午後2時頃から午後4時頃にかけて、汐浜運河、大横川の「石島橋」、佃堀の「佃小橋」で魚がへい死しているとの通報がありました。
中央区、江東区及び環境局は、現地に職員を派遣し、水質及び浮上魚の状況等の確認を行った結果、ハゼなど1000匹以上の魚のへい死を確認しました。
2 調査結果
環境局が本日午後4時頃に石島橋で実施した水質テストでは、シアン等毒物の検出はありませんでした。
石島橋の水質分析結果(簡易分析)
水温
28.1度
pH
6.9 (環境基準値 6.5~8.5)
溶存酸素量(DO)
- 表層 1.3ミリグラム/リットル(環境基準値 7.5ミリグラム/リットル以上)
- 中層 0.6ミリグラム/リットル
- 底層 0.8ミリグラム/リットル
シアン及び六価クロム
不検出
溶存酸素量(DO)が全層にわたり低い値であったことから、水中の溶存酸素が不足したことが、魚のへい死の原因と考えられます。
3 対応
汐浜運河は港湾局、大横川は建設局がへい死した魚の回収を行います。
(参考)測定項目について
- pH:水の酸性、アルカリ性を示す指標です。0から14の間の数値で表現されています。pH7が中性、小さくなるほど酸性、大きくなるほどアルカリ性であることを表しています。通常日本の河川のpH値は7.0前後です。
- 溶存酸素量(DO):水中に溶解している酸素のことです。一般に、魚介類が生存するためには、3ミリグラム/リットル以上が必要であり、良好な状態を保つためには5ミリグラム/リットル以上であることが望ましいとされています。【注】
【注】国土交通省 河川水質調査要領(第Ⅵ章 豊かな生態系を確保するための水質調査)より
記事ID:000-001-20250908-043262